私とソウルメイトが出逢うまで②「初メッセージ」

アプリを始めた初日のこと
１通の「いいね♡」が届いた。

私が登録した恋活アプリは
自分からも相手からも「いいね♡」という
あなたに興味があります的なアプローチが出来て、
お互いに「いいね♡」がついて初めて
アプリ内のメッセージ機能を使えるという
ものだった。

「いいね♡」を付けてくれたその人の
プロフィールというものを見てみると、
そこには出身地【沖縄】の文字が。

「あ、沖縄の人だ！！東京在住なんだ！」
同じ故郷出身というだけで
なんだか親近感が湧き、「いいね♡」を返した。

するとすぐに返信が来た。

最初の１通目は普通のご挨拶メッセージ。

その後に来たメッセージに驚きを隠せなかった。
「プロフィールの写真に写っている
場所って〇〇（私の地元名）の海ですか？」

「え・・？！！」

いくら同じ沖縄出身だとしても
海が見える場所なんてたくさんある訳で。
私のプロフィールで出身地は沖縄と
書いていたけれど地名のヒントとなるものは
一つも書いておらず
このプロフィール写真と、もう一枚夕日単体の写真のみ。

それだけで場所が分かるなんて
ありえないと想ったのだ。

「〇〇（私の地元）ってどうして分かったんですか？」
訊ねると、
「僕、沖縄の西側の海が好きでここもよく
行っていたんですよ^ ^」

そんなことを序盤で言われてしまったから
自然と心を開いて行った。

これが私と彼の初めての会話。

私の地元の海が分かったなんて
驚くにはまだ早い。
これは驚きの出来事が起こる序盤に
過ぎなかったのだった。

③につづく。
▶︎③「メッセージの頻度と長さ」