『ハブでも分かる!?偉老説伝』vol.1
『偉老説伝(いろうせつでん)』とは
1740年代に琉球王国の歴史書として編纂された『球陽』の外巻。
本作は首里政府が各地に命を出して集めたとされるその内容を、沖縄のポータルサイトDEEokinawaさんに漫画でゆるく描き下してみるという連載です。
DEEokinawa『ハブでも分かる!?偉老説伝』
プロローグ「クバとハナ」
第一回「那覇という地名の由来」
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原文
那覇の起源(なはのはじめ)
むかしから呉氏の家(第二次世界大戦まで那覇東町にあった)に一つの怪石(かいせき)がありました。
それが丁度、茸(きのこ)のような形でした。茸のことを昔から、「ナーバ」といわれているそれにちなんで「ナバ」という地名が起り、さらに後世「那覇」の文字になりました。
しかし怪石は土の中に埋(うずま)って見えなくなりました。
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🌺ありんくりん帳🌺
キノコの形の岩といえば、海岸の至る所で見られる波で下の部分が削れた岩のことです。
那覇は昔は海が大部分でしたが、琉球王朝時代から貿易のため埋め立てて陸地を拡大してきたため、呉氏の家もかつては海の近くか中だったことが窺えます。
地名になるほどのキノコ岩。どれほど立派なものか見てみたかったですね🍄
「那覇という地名の由来」、原題「那覇の起源」は『ハブでも分かる!?偉老説伝』初掲載の話です。
掲載は2017年10月。当時の私はまだ学生で、「沖縄のマンガを描く!」という信念のもとあらゆる企業に作品を売り込んでいた時期でした。
DEEokinawaさんは沖縄の面白い情報や実験、制作活動をされている記事を掲載されていて、よくマンガのネタの情報収集でも利用させていただいていた経緯があります。
そんなDEEokinawaさんでの連載が決まったことで、これで夢に近づいたぞ!と喜んだことを覚えています。
でも2017年から現在2023年、
未だにライター一覧に名前がないんですよね・・・(´・ω・`)
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