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千住・旧道沿いのマンション開発はもうやめて

古い建物が壊されると、まちの表情が消えていく

古い建物が壊されると、まちの表情が消えていく。最近新聞の一節で読んだ文章に深く共感した。古いものと新しいものがモザイクのように入り混じるのが「千住」の魅力だが、まちの人気上昇にともなってマンション計画が多数進行し始めた。江戸時代、宿場町だった旧日光街道沿いはしばらくは多くなかったけれど、このところ急激に増えている気がする。

千住4丁目の空き地(2024年5月ごろ)。以前、風情の良い商家があった場所だ

古いものを壊してマンションを建てると、まちの表情が一気に失われ、新旧のバランスが「新」にかたよりはじめる。穴場な街ランキング1位に長年選ばれ続けている北千住エリアだけれど、開発が進むことで、まちの個性は失われ、まちの価値は下がってしまう。その逆説的ともいえる動きをとめことができる人はいないのか。

マンション事業者は、売れてしまえばその後、まちの価値が下がってもかまわないのだろう。悔しい。日本じゅう、どのまちも同じ表情化現象が進みつつある。

千住5丁目の空き地(2024年5月ごろ)。昔は豆腐屋などがあって活気があったと聞く

いずれも少し前の写真だけれど、千住3〜5丁目を自転車で走ったとき、大きな空き地を3つ見つけた。冒頭写真はすでに建設が始まっている千住3丁目のアトラス北千住。

開発圧力に負けないために、新旧入り混じる千住のまちの魅力を伝える活動に加わり、個人って無力だなあと思いながらも、つづけている。

とにかくもう、やめてほしい。千住のまちを大切に思うまちの住人の願いです。

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