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ゆらゆら揺れる視界が揺れる

ありんごです

ゆらゆら揺れる視界が揺れる。

具合が悪いわけじゃない。そう思うけれど、ものもクリアに見えるけれど、なんだか視界が揺らめいている。そんな気がする。

自分が揺れているのか。それとも世界が揺れているのか。わからなくて立っていられなくて、ベッドに倒れ込む。仰向けで目を開けていると眩しく感じる。この部屋の電気は、いつも明るすぎる気がしていたんだ。だから今日に限ったことじゃない。

眩しいなら目を閉じれば良い。目を閉じる。それでも明るい。電気を消したり色々片付ける元気もない。背中をベッドに預けると凝り固まった背中をしっかり感じられる。腰が少し楽になる。

苦しいのは身体なのか心なのか。そもそも揺れているのは苦しいからなのか。わからない。今日を乗り切れるか。明日を乗り切れるか。結構心配なのに、別に平気でしょ乗り切ることはできるでしょという気持ちも確かにある。じゃあ一体私はなぜゆらゆらしているんだろう。

考えたいけどもう目を開けていられない。何かが限界なんだなと悟る。とりあえず数時間休むこと、それを私が求めている。私はいつもそうだ。騒ぐことも叫ぶこともない。無駄に静かで嫌になる。自分の中で確かに破壊と想像が起きていて感情が迸っているのに、臨界点に達してもなんていうか、派手さが足りない。

でも今はそんなことはどうでも良いかもしれない。うだうだ考えているからには限界じゃないかもしれない。でもそんな考えは甘い。うだうだ考えてどうにもならなくてもいつもは気持ちよく過ごせるけど、今日は違うんだ。何とも笑えないな。とにかくどうにもならないけど休みたいのだ。さあ、眠ろう、深く、深く。


ありんご

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ありんご
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