天国があるならそれはG線上のアリアの先に

ありんごです

皆さんは好きな曲はありますか？

私はたくさんあります

この間書いたように勇ましい曲が死ぬほど好きですが、一方で壊れそうに儚い曲や鬱々とした曲も好きだったりします。その話もまた書きたいと思います

今回は愛するG線上のアリアについて書きます

好きな曲は「大抵こう言う気持ちの時聴きたくなる」と自分の中で決まっているが、G線上のアリアだけは違う

いつでも、聴きたい

いつでも、聴ける

一生なにかひとつの曲をかけ続けなければいけない世界に行ってしまったら、間違いなくこの曲一択だ

聴いていると、柔らかく芯のある強さが湧いてきて、しなやかに生きるエネルギーが湧いてくる

自分の中にそう言う力が湧いてきて自分を生きようと思えることが、癒しだと思ったりする

一方で恍惚にも近い気持ちよさもあるので、生きると書きながらも、死ぬときこんな感じが良いなともよぎったりする

そしてまた、自分を生きようと思える

生死はやはり表裏一体だ

生死を共に感じさせてくれて、生死の理想をふわーっと浮かび上がらせてくれる

いかに生きるかはいかに死ぬかで

いかに死ぬかはいかに生きるかだと思っている私にとって

どんな時でもそこに立ち帰らせてくれる貴重な曲

別世界からのメロディなのだろうか？と思わせる何かもあり、神秘的なのも良い

もはや現実に再生しなくても脳内再生できるほどに、愛するG線上のアリアは私と共にある

天国なんてものが本当にあるなら、それがとてもとても幸せな場所だとしたら

きっとそれはG線上のアリアの先にあるのだろう

ありんご