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地方こそ自社愛って大切なのかも

30代男性の転職相談に乗った。今日で2回目だったが、前回初めてお会いした時よりも緊張がほぐれている印象。

最初に、前回の面談から今日までの動きを振り返り。どこのサイトに登録したとか、どんな求人を見ているとか・・しかし、現状どこにも応募はできていないとのこと。やはり求人票だけでは、なかなか内容の信憑性に確信を持てない様子。いやぁ、そうだよなぁと共感。

そして報告のターンは私になり、私がこの期間で考えたことや改めて提案したい求人・企業の話をした。このターンって、私からすると結構緊張する。自分の話すことが的外れだったり、そもそも1回目で信用を得てなければ「なんでこの人にこんなこと言われないかんのだ」と思われてしまうからだ。

一通り話をさせていただいて、感想や印象を伺うと、想像以上に良さそう。嬉しい。そしてこの流れのまま、一番伝えたかったことを伝えた。

「もっと、今までやってこられたこととか、ご自身に、自信持っていいと思いますよ」

私は相談者に自分自身の年齢を明かしていないが、きっと誰が見ても、私の方が人生の後輩であることは明白だ。どう思われるだろうと少し怖かったが、これが私の本音だった。

「ずっと、今の会社にいることに自信を持てなかったんです。友人と話してても、『・・俺、こんな小さい会社で働いてて・・』って思ってましたし」

と、前回は聞けなかった気持ちを話してくれた。

そこで重ねて「これから一緒に企業を見ていくときの判断材料に『その会社にいる自分が好きか』『会社のことを好きになれそうか』のようなことも入れていくのもいいかもしれません」と提案をした。

こういうことは、条件だけを聞くヒアリングでは引き出すことは難しいのではと思う。

キャリアアドバイザーは御用聞ではなく、時には思ったことや感じたことをそのまま伝えるということも必要だと思う。

今日の面談を経て、相談者がどのようなアクションを起こすかはわからないが、そこの決意・決断に私は口出しできない。私の気持ちは伝えたし、あとは任せます!というところまでやりきったからこそ、あとは信じるだけだ。

どんな答えを出したとしても、相談者の人生。そこを履き違えてはならない。





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ありさ
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