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私は「やってあげる」支援はしたくないキャリアアドバイザーです

転職支援をしている中で「履歴書がうまく作れません」「志望動機が書けない」「自己PRで何を書いたらいいかわからない」といった相談を受けることがよくある。

応募を進めていくにあたり、これらの用意にはあまり時間をかけたくないのが支援する側の本音。しかし、それを代わりに全部引き受けて「代行」するのは私はやりたくないと思っている。

その理由は大きく2つ。

①いざ面接で、自分の言葉で話せなくなる
誰かに作ってもらった書類で応募して面接に進んだとしても、それから先で「書類と話している内容に一貫性がない」といったことになり兼ね無い。自分で考えながら作業をしていないので、書類に何を書いたのかさえも抜けてしまう可能性があるだろう。自分で経験を思い出しながら、自分の頭で考えて文章にするからこそ、いざというときに「自分の言葉で」伝えられると思う。

②ご本人の経験にならない
相談者は様々な年代の方がいらっしゃいますが、どの方もこの転職が最後だとは限らない。今は私がいるからサポートできている部分があるが、数年後に「もう一度転職したい」と思った時にまた同じ悩みに直面する可能性がある。それではその方のためになっていない。また時間が経った時に「あの時の経験を活かしてまずは自分でやってみよう」と思えるように、まずはご自身でチャレンジ・挑戦していただき、その後の修正や添削でサポートするようにしている。


なんでも「経験」することが大切だと思う。「やったことがないからできない」とご連絡いただいた方には、一緒にイチから書類作成をします。履歴書・職務経歴書・志望動機・自己PRまで一気にしようとなると2時間以上は一緒に話しながら作っていく

自己PRするところがないといった場合でも、色々お話しを聞いていけば結構すんなり「それ強みじゃないですか?」といったことが出てくる。自分では気づかなくても、第三者と進めることで以外とスムーズに見つかる

文章を書くのが苦手という方でも、残念ながら文章にする以前に「文章にする材料は相談者の中にしかない」ので、色々経験などを伺いながら材料集めをする。材料さえ集まれば、あとはそれを順序と構成に気をつけながら組み合わせるだけだったりする。そこの構成を私がお手伝いしたとしても、材料はご自身で一生懸命思い出した部分なので、自分の言葉でしっかり伝えられる

と、ここまでしようとするとかなり深いところまでお話しを聞かなくてはなりませんし、話を聞きながら整理してまとめて構成して…ということが必要ですので1日1人が限定なくらい頭を使います…

「もう全部私に任せてください!」の方がある意味楽なのかもしれない。でもそれでは相談者の方のためにならない。(この1回の転職ということではなく、人生という大きなテーマでみたときに)

だから私はこのサポートの方法で、これからも誰かのお役に立てるように毎日頭を捻ります!




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ありさ
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