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『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』感想

忍たまの映画は見たことなかったのですが、丁度トーホーシネマズのポイントが貯まって無料で見られる且つ大人も楽しめるという評判の良さを聞きつけ行ってきました。

めちゃおもしろかったです。良映画。

以下ネタバレまくりです。

大人がかっこいい

今作は土井先生が頭打って記憶なくしてドクタケ忍者隊の軍師として洗脳され、忍術学園の敵としてそびえ立つみたいなストーリーです。

土井先生はもともとかっこいいので当たり前にしろ、
大人たちがちゃんと大人してるのが好きポイントでした。

忍たまは子どもの頃しか見てなかったので、自然と乱太郎たち目線で見ていたのだと思うけど、
大人になった今見ると大人たちの懐の深さや強さ、あと忍たまたちの愛おしさを感じました。

大人同士で話す時はシリアスなのに、忍たまたちの前では朗らかに振る舞ってるのすごい良かったし、
(それが視線の動きや所作で伝わるのが押し付けがましくなくてさらに良き)
山田先生や雑渡さんがしっかりと忍として戦闘力あって超強いのも良かったし、
6年生や5年生が見事に大人と子どもの狭間で良かった。
あの作品はどんなオタクでも受け入れてくれるよ。

昨今のアニメは子ども向けを装い結構生々しい表現してくることも多いけど、忍たまはその辺の塩梅も素晴らしくて「わかる人にはわかるし、細かにわからなくても物語の流れはわかる」っていう表現の仕方が良かった。

なのにアクションかっこいいの。光バチバチ〜!速すぎてシュバババ〜ではなく、動かして魅せる感じ。
無駄に派手さがなくて、そこが逆に強さに説得力を
持たせてた。

子どもを守りながら密やかに暗躍する大人(主人公はあくまで子ども)が大好きなので、物語全体的に自分の好みだったのです。

雑渡さんや土井先生が、格下相手に圧倒的な強さを見せつつ命は奪わないし重傷も負わせないみたいな加減を見せるのも好き。好きなんですそういうシチュエーション。

忍たまたちが愛おしい

忍たまらしくギャグシーンもちりばめられていますが、大人だからと全然しらけず普通に笑っちゃった。
(八宝菜の言い間違えとか懐かしすぎた)

成績の優秀さで言うと出来は良くないけど、思いやりに溢れてすっとぼけている一年は組のみんなが可愛くて可愛くて仕方なかったです。

土井先生の優しさや愛情深さは自分が子どもの頃にも、子どもながらに感じ取っていた部分あるけど、それは忍たまたちのあの愛らしさあってこそだなと今思います。
可愛くてたまらないよな〜〜〜。
それにしても25歳とは思えないほど土井先生の人間性は素晴らしすぎるけどな。

もうね、「教えたはずだ!」が「おまえら大好き」に聞こえます。

心がぽかぽかする映画でした。
安心して見れつつ、子どもの頃の懐かしさを思い出し(保健委員の6年生が好きだったなぁとか)、大人視点でこれまで見えていなかったものが見えたり、主題歌のまっすぐさに心を洗われたり....。
こういう普段生きてたらなかなか感じることがない感情を味わえるのが創作物の醍醐味だと思うので、
そんな意味でもめちゃ良い映画だったなと!

なにわ男子が歌う主題歌も、わかりやすく希望を歌っててめちゃ良かった。
子どもが歌う合唱曲や、子ども向けの直球な言葉(歌詞)たちってなんであんな胸にドコドコくるんですかねぇ🥲心の中でスタンディングオベーションでした。


2025年初映画は大満足です。
今年はどんな作品に出会えるのでしょうかワクワク。

ほいじゃ

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