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エンジニアの価値について、ジュニアなエンジニアがいっちょ前に考えてみた

何を書くのか

私は現在ITコンサルティング会社で働くジュニアエンジニアです(近日SaaS事業会社への転職が決まりました。退職エントリにて自己紹介しているので是非ご覧ください)。
まだ修行する身ではありますが、今回は少し目線を上げて「これからの価値あるエンジニア」について自分なりに言語化してみようと思います。

立場や経験によって見える景色や考えが異なる話題だと思っています。異論大歓迎なので是非皆さんの意見もうかがってみたいです。

どういう世の中なのか

まず、外部環境が今どうなっているのかということを考えてみます。
価値というのは自分が実行したことを外部がどう評価したかによって決まるので、世の中がどうなっているかを把握するのは必要不可欠だと思っています。

大きく「変わったこと」と「変わらないこと」の2軸で整理しました。
いつと比べて変わったかみたいな細かいことは無視します笑

変化①テック企業が世界をリード

テック企業が世界をリードするようになったというのは皆さんご承知の通りです。GAFAやTesla(ここもメーカーではなく、自動車をハードウェアとしたテック企業ですね)、中国のテック企業などが時価総額上位に並ぶ世の中になりました。

変化②参入障壁の低下と市場のスピード上昇

PCが普及し技術が向上したことで比較的容易にアプリケーションを提供できるようになりました。学生でもPCが買えますし、プログラミング言語やフレームワークが発達したためアプリを作ること自体は誰でもできるようになりました。
そして、開発が容易になったことで市場のスピード感が上昇したことも事実です。

変化③ユーザ要望の高度化

プロダクトが豊富になったことでユーザの要望もより高度になったと思います。現状の快適さに満足せず、より快適なものを求めるのは人間の性でしょうか。

一方、変わっていないこともあります。

不変①コンピュータの原理原則

コンピュータの原理原則は変わっていないようです。より高度な技術が生まれているものの、プログラムは機械語に変換しないとプログラムが実行できないですし、機械は未だ01の世界で動いています。

不変②人間の欲求の本質

また、人間の欲求の本質は不変なようにも思います。
ユーザの要望は高度化しましたが、その根底にある欲求の本質はいつの時代も変わらないと私は思います。

プロダクトのあるべき(私見)

続いて、今までの短いエンジニア人生の中で自分なりに考えたことや先人に教えていただいたことを整理してみようと思います。

アプリケーションは道具である

これは長年エンジニアとして第一線で活躍されている方からの教えです。
アプリケーションは使えば使うほど手になじみ、より使いこなしていける道具である。そして、ユーザに使いこんでもらえるようにプロダクトを作るのがエンジニアの仕事である。
この教えは私の刺激になり、常に意識しようと思っています。

技術は人間の拡張である

これはよく議論される話題かなと思います。
私はあくまで技術は人間の拡張であり、人間の意識の中で考えられたやりたいことを技術でもって高度に実現するのだと思っています。

プロダクトはソリューションである

世の中にあるプロダクトは何かしらのソリューションです。
そのプロダクトでもって成し遂げたい目的があり、その目的を達成するためにプロダクトは存在していると思っています。

これからのエンジニアが出す価値

これらの項目から自分なりにこれからのエンジニアの価値について推考したものをイメージ図にしました。

大きく3つの柱が存在します。

  1. 高度化した要望から本当に実現したい欲求を汲み取る

  2. ユーザ要望をプロダクトに落とし込む

  3. 市場のスピードに合わせて開発する

そして、コンピュータの不変の原理を理解し、活かすことはすべてに共通した価値になるように思います。

また、図の隣り合うところは価値の関係性が強く、隣り合う価値を磨くことで相乗効果が狙えるように思います。

結論

自分なりに今後のエンジニアの価値について考察しました。
1人の人間がすべての価値を出すことは非効率だと思っています。

自分がどの価値の専門性をつけていくかは経験を積む中で選択していこうと思いますが、やはりコンピュータは何たるかを理解しそれを自分のアウトプットに活かすというのは必要不可欠な気がしています。

引き続き、試行錯誤しながら自分の価値の出し方について見極めていこうと思います。

以上です。

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