夫婦の会話がけんかになる言い方 その2
その1でお伝えした「あなたメッセージ」これの応答1つで夫婦の会話がけんかになり、壮絶なバトルになる言い方があります。
「出したもの片付けないよね」という言い方に対して
「あなただってそうでしょ!」「お前だってそうじゃないか!!」
という応答です。
言われたことを受け取らないでそのまま返してしまう。やりがちではないでしょうか?
売られたケンカを買っている状態です。これを言ってしまうともう大変。
つぎに出てくるのは
夫「自分のこと棚に上げるなよ」
妻「だからあなただって棚上げして、言ってくるじゃない」
夫「話をすり替えるな。お前の話をしているんだ」
妻「そもそもすり替えていってきているのはあなたでしょ!」
・・・・
お前だ、あなただ、とどっちが悪いかの水掛け論。これはケリがつきません。仮に言い合っている間に「ちょっと言い過ぎたかも」と思っても、振り上げたこぶしをおろすのには時間がかかります。
そして
どっちかが「もういい!」と怒り心頭して、水掛け論を強制終了させる。
しかし、互いの心の中ではまだケンカは終わっておらず、その後もしばらく尾を引きます。
これも前回と同じで「あなた」が主語なので、言い合いになるわけです。でも、これを途中で終わらせるのは難しく、コミュニケーションのトレーニングを受けていてもなかなかできません。
これが会社で上限関係が明確な場合は、こんな言い合いにはなりません。夫婦というフラットな関係だから言い合いになります。
正確に言うとフラットだと思いこんでいる。
ケンカになるのにはフラットな関係なのに、どちらかがマウントをとろうと頑張っているからです。そしてマウントとられてたまるかということでバトルが続くのです。
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