62.未成年者略取誘拐罪刑事告訴〜刑事課強行犯係〜③
結局、「東京湾岸警察署刑事課強行犯係係長」と踊る大捜査線の青島刑事とおんなじ肩書きの刑事さんは織田裕二なんかじゃありませんでした。顔もぜんぜん似てないし。
ちょうど告訴状が受理される少し前、監護者指定と子の引き渡しの保全処分の一審の審判に負けました。
判決文には、「子どもたちは相手方の家で安全に暮らしているため、緊急性はない」ということと、「申立人は犯罪と主張しているが犯罪ではない。」という内容のことが書いてありました。
ちょうどその頃、フジテレビのスーパーニュースの連れ去りに関する特集の取材を受けていて、(これも丁寧に私の話を聞いてくださり、係争中のため、取材をうけたことでますます子どもたちに会えなくなったりなどの可能性もあったため、そういう配慮もたくさんして頂いて今でも感謝しています。)再現VTRで連れ去りの態様と共に、刑事事件として、未成年者略取誘拐罪で告訴が受理されているのに、家裁では犯罪にはあたらないとされて、一審が退けられた。という内容で放送されました。
放送日の新聞の番組表には「ナゼ?こどもに会えない連れ去り得の現実!!!」と特集のタイトルが載っていたので相手方にわかってしまい、案の定、ますます相手との係争を激しいものにしてしまいましたが、当時の私は理不尽な社会と相手に対する怒りや憎しみや、子どもたちに会いたい気持ち、この現状をなんとかしたいという藁をもすがる想いが交錯していて必死でした。係争中に取材を受けることが果たして子どもにとっていいことだったかはわからないのですが、今でもこの問題を当事者以外の人にも広く知ってもらいと思っているし、解決したいと思っているし、同じような目に遭う親子がこれ以上増え続けないで欲しいと願っているので、それが小さかったとしても何かのきっかけになったらいいなと思っているので、後悔はしていません。
それに、決して間違えた主張をしていると思っていないので。
※何度も言いますが、やむを得ない事情で子どもを連れて別居した人を非難するものではありません。