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ドラマ『透明なわたしたち』5話感想・考察

本編

https://abema.tv/video/episode/90-2002_s1_p5

今回は、暗闇の中にようやく光が差したような気がした。
これからの未来が少しでも穏やかになるといいな。

皆、アスファルトに咲く花なのかな。気づかない人もいるけど、気づいてくれる人もいて、綺麗だねって言ってくれる人も誰か1人はいる。だから、本当の意味で透明な人なんていないのかも。

サクラの「私にも勇気があれば透明じゃなくなるのに」この言葉を聞いて、尾関は事件を起こすことを決めたのかな。
きっと尾関は透明な自分を変えたくて、透明じゃなくなるためには事件を起こすしかないと思ったんだと思う。

風花のイライラしてる感じ、なんとなくわかる気がする。
私は親になったこともないし余計なことは言えないけれど。
のぞみちゃんは嫌なことを嫌だと言うけど、皆嫌なことを嫌だと言わない。この対比、、、。大人になることはいいことばかりではないのかもしれないと改めて実感した。

梨沙からの電話に出ない碧。罪悪感からかな。記事は書きたかったものを書けず、スクープしたモデルは自殺未遂。お酒に逃げたくなる気持ちはわかるなと思った。
辛いことから逃げたくて、でも余計に罪悪感を増やしてしまうっていうね、、。

梨沙ちゃん、、必死に喜多野くんを探してくれてありがとう。本当にありがとう。今の時代にLINEや電話じゃなく、実際に会おうとしてくれただけで凄く嬉しかった。

喜多野くん、家族まで脅されてしまったら断れないよね、、。
(闇バイトは現実世界でも起きていること)

碧と風花が話すシーン、富山から上京してきた私にはあまりにも刺さるものがありすぎた。富山でも東京でも、どこにいたって自分は自分のままだし、楽になるわけじゃないってわかってるつもりなのに富山に戻ってきたら少しは楽になるかなって思ってしまうことがあるから。
本音でお互いに思いをぶつけれたのは良かったなって思った。話してみることってやっぱり凄く大事なこと。皆もっと話すべきだなって感じた。
新聞を貼ったのは自分だと伝えたときの碧が本当に辛そうだった。少しは変われているのかな。
他人と比べてしまう気持ちは凄くわかる。比べたって仕方ないとわかってるはずなのに比べてしまうことが私にもあるから。

実家での碧の様子が高校時代と同じだった。変わるものもあるけど、変わらないものもあるんだね。個人的にはこのシーンだけでいうと(実家での様子)碧が変わっていないことは別に悪いことではないんじゃないかなと思った。梨沙が3話あたりで碧に言った「変わってないね」は褒め言葉じゃないけど。(良い意味じゃない、悪い意味で変わってないということ)

風花が戻ってきても旦那さんは何も言わなかった。これから風花がどうなっていくのか不安もあるけどちゃんと見届けたい。

高木は相談する人を間違えてる。どう考えても怪しい、、。

伊藤健太郎さんの演技に圧倒された。こんなにも見てる人の心を揺さぶるような芝居ができるなんて、、。凄いとか芝居が上手いとかそんな言葉では表すことができない。まるで、そこに本当に喜多野という人間が生きているみたいだった。
喜多野くんは本当に心を失ったわけじゃなかったんだね。彼に良心が残っていて良かった。本当に良かった。

「喜多野は凄いな、皆お前を見とった」この尾関の言葉が全てなのではないかと思った。(事件を起こした理由)
他の皆は尾関のことを見ていなかったかもしれない。それが辛くて、皆に見て欲しくて事件を起こしたんだと思う。けど、喜多野の中にはずっと尾関がいたんだね。

梨沙と喜多野くんは絶対また会えるって思っていたから再会できて本当に良かった。嬉しかった。2人の再会は偶然じゃなく、必然だったのだと思う。他の誰かではなく、梨沙だから止められたんだと思う。本当に良かった。喜多野くんが生きててくれて良かった。辛くても苦しくても生きていれば未来はきっと変えられるはず。過去に起きたことはもう変えられないけれど、未来を変えることはできる。また、チーム曳山の皆で集まって、楽しく話せる未来があってほしい。

「あったかい」この一言で、喜多野の心が戻ってきているのを感じた。今までの辛そうな表情じゃなくて、少し穏やかな表情に見えた。
今更ではあるけれど梨沙がちゃんと直接謝れて良かったなと思った。
暗闇の中にあったかい光が差した気がして嬉しかった。来週でもう最後だと思うと寂しいし、どうなるのか不安。でも、きっとどこかに救いがあるはず。最後までちゃんと目を逸らさず見たい。


最後に

尾関が事件を起こしたことで皆自分を見つめ直すようになった。事件が良かったとは言えない。でも、事件があったからこそ感じれること、考えられることってあると思う。

風花も高木もなんで大切な人(大切だった人?)を傷つけるようなことするのかなとずっと思ってた。(SNSでよく見る昔のファンがアンチになるのと同じようなものだとは思ってたけど)
5話を見て、逆に喜多野は自分を傷つけてる(自分に刃を向けている、自殺しようとする)んだなと感じた。1話で飛び降り自殺した女子高生も同じ。そして、尾関は無差別に人を傷つけて、、。
傷つける対象が自分か他人かの違いって実は大きいようで小さな違いなんだろうか。

皆透明でいたくない、色をつけたいともがいているように感じた。
透明とは誰も見てくれないことだとしたら、逆に色がついている状態とは、見てくれている誰かがいることだと思う。けど、自分の思っている色ではない色を他人につけられてしまうくらいなら私は透明のままでいいと思ってしまった。こんなことを言っているから私にはいつまで経っても友達ができないのだろうか。(何か深いことを言いたいっぽい笑)




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