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【ネタバレあり】『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』とりあえず感想

 2021年3月8日に満を辞して上映開始された『『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』。なんとか時間をつくれて、昨日で2回目の鑑賞までできた。多分あと2回は劇場に足を運ぶと思う。それくらいよかった。

 映画自体への思いに加えて、エヴァンゲリオンという作品についての思いが溢れまくって、心がぐちゃぐちゃになってるんだけど、そのぐちゃぐちゃな気持ちを書くのはまたある程度まとまった時間で書こうと思っている。(時間が取れても、文をまとめられる気がしないけど)

 とりあえず、記憶が鮮明なうちに映画として好きなシーンについて、とりあえず感想を残しておこうと思う。当然ネタバレになってしまうので、まだ観てない方はご注意ください。



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ヴンダーvsネルフ艦との戦闘シーン

 ここがマジよかった。このシーンをスクリーンで観たいがために、もう一回劇場に足を運ぶと言っても過言ではない。

 「惑星大戦争のテーマ」とともに現れるネルフ側の戦艦NHG エアレーズング(通称、2番艦)とそのブリッジに立つ冬月の立ち姿が、抜群にキマってて、鳥肌立つくらいカッコよかった。

 Qは物語の性質上、どうしても序のヤシマ作戦とか、破の第8の使徒戦の走るシーンとか、第9の使徒戦の暴走シーンみたいないわゆるロボットものの(エヴァはロボットじゃないけど)激アツ戦闘シーンみたいなところがなかったから、久々にこの手の嬉しかった。

 『シン・ゴジラ』のヤシオリ作戦開始のときの「宇宙大戦争のテーマ」もそうだけど、庵野監督は昔の特撮やロボットアニメのテーマソングを自分の作品に織り交ぜるのがほんとうまいよね。それも監督自身の特撮愛やヲタク力がなせる技んだろうけど。

 自分はそこまで特撮ヲタクじゃないけど、それでもウルトラマンとかはずっと観てたからなのか、東宝特撮のあのマーチ感あるBGMってどれを聞いてもテンションあがってしまう。

 (ちょっと違うけど、同じく庵野監督作品の『彼氏彼女の事情』のあらすじで流れる『鉄人28号』の正太郎マーチも大好きなんすよね。こっちは鷺巣詩郎さんのアレンジはいってますけど)

 25年目を飾るラストとして、清川元夢さんが元気なままかっこいい冬月先生を観られて本当によかった。

最後の戦い前にアスカが自分の思いをシンジに伝えるシーン

 うろ覚えだけど、アスカのセリフはこんな感じ。

いつかあんたが作ってくれたお弁当、美味しかった。多分あのときはシンジの事好きだったんだと思う。でも私が先に大人になっちゃった。

 自分で打ってて泣けてくる……。そうだよね。見た目が変わってないとはいえ、自分は28歳の大人になってしまって、14歳のままの男子に対して同じ気持ちになれるわけないよね。

 古参の方には大変申し訳ないが、わたしはTVシリーズからずっとレイ派だったのだが、Qを観てアスカ派に転向した。だから今回の結末も新参アスカファンながらにかなりショックだった。

 けど、ラストは置いておいたとしても、このシーンの重みが忘れられない。ああ。もっといい運命があったのではないか。あそこで第9使徒にさえ襲われなかれば…なんて考えずにいられない。

 一方で、14歳のときの恋愛ってこういう感じだよねって気持ちもあるんだよね。なんかすごいリアルに感じてて。だからなのか、このシーンは胸が張り裂けそうになるにも関わらず、すごい好き。

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 急ぎで感想を書いておきたかったのは、まずはこのふたつのシーン。もちろん他にも語りたいシーンはいっぱいあるんだけど、それはまた今度。

 繰り返すけどめちゃくちゃよかったよ。シン・エヴァ。すごいメタ的な内容だったけど、Qから8年待って、なおかつ、当時大学生のときQを観た自分が、家庭を持ち子供がもうすぐ生まれるって状況のときに、リアルタイムで観たからこその感動があったんだと思う。

 これがQの1年後にこの内容で上映されたとしたら、ここもまで刺さらなかったんじゃないかな。

 そのへんはまた別の記事でつらつら書こうと思っている。

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