三島喜美代作品との出会い
これは何でしょう?
ダンボール?
チラシ?
新聞紙?
雑誌?
空缶?
お酒の箱?
いえいえ
答えは、
陶器です!!
いや〜、衝撃的な美術作品に出会ってしまいました。
入口に展示されていたゴミ箱に入った空缶をみて、『ゴミ箱に空缶入れて芸術なの?」と頭に?マークがよぎったお馬鹿なワタクシ。
展示の途中、空缶を持てるコーナーが設置されていたのですが重い!笑
そりゃそうです、陶器ですから(笑)
本当は開催中にお届けできれば良かったのですが(^◇^;)
7月7日まで練馬区立美術館で開催されておりました。
開催もあと2日というとある朝。
ラインに通知が。
香川県高松市のママ友から
「ママンさん、近いですか?」
「近いよ〜。来る予定ある?」
「今岡山で(笑)」
「今朝、読み聞かせがあった以外は予定を入れてなかったから大丈夫だよ〜」
「16時頃に着く予定です。池袋でまた連絡入れます」
というわけで、急遽、予備知識も無しに誘われるがままに行ったのでした。
これが当たり!!
久々の友人との再会は、美術鑑賞を堪能した楽しく極上の時間でした。(5年前、私が高松に行った時、幼稚園でみんなが集まってくれて以来の再会でした^^)
彼女は旦那さんから、東京へ行くなら開催中だからとオススメされたそう。
彼女は私同様、初めて聞く作家さんだしちょっと億劫だったよう。
でも、来て良かったと。
二人の共通認識は、
「もしチラシを見たとしても行かないよね」
だって、バナナのダンボールの絵葉書買ったけど、どう見てもダンボールだもん。
予備知識が無ければ完全にスルーしてしまうところ。
しかし、金曜日の夕方。
ガラス張りの館内には人が大勢見える。
入口を入ると、なんと「並んでいるではないか!」
二人共、これは只者ではないと察知いたしました(笑)。
若い人も大勢いる。日大芸術学部が近くにあるから?
老若男女問わず人が多く、活気に満ちていました。
作品から伝わる熱量がとにかく凄い
作者の“三島喜美代”さんは、開催期間中にお亡くなりになられたそう。
御歳91歳
ダンボールや空缶など、身近なゴミを題材にした作品や、産業廃棄物を高熱で処理した溶融スラグを素材とする作品を発表。
近年は、自ら集めた鉄屑や廃材を取り込んだ作品を制作。
昨年作られたという作品が展示されていましたが、ゴミと美術が見事な芸術となっておりました。
何より作品から伝わるエネルギーが凄かった!!
90歳でこんなにエネルギッシュなんて!!
ただただ驚きと尊敬でした(脱帽)
日々発行される膨大な情報を持つ印刷物。
安定しているようで割れやすい陶器。
それを組み合わせることで、氾濫する情報に埋没する恐怖感や不安感を表現しているのか…
東京開催期間を過ぎてのご紹介になってしまいましたが、お近くで開催の折には是非、足をお運びください。オススメです♪
PS
鑑賞後は一緒にディナー。
思いがけず嬉しい一日でした♡
ありがとうございます🙏
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