#11 なろう系の魅力。
なろう系や異世界系という区分だけで敬遠する人が多いが、個人的にはこのジャンルはとても好きで、どんどん市場に広がっているので、皆さんにも是非楽しんで頂きたい。
そもそも何故敬遠されるのか、というところだが、内容がいわゆる「中二病」を思わせるので、楽しみづらい人が多いのかもしれない。だが待ってほしい。多くの人々は幼い頃に(もしくは大人になっても)中二病というものを経験し、小難しい漢字の羅列や、封印された力に心を躍らせたはずだ。何故それを大人になって楽しむ事がアブノーマルだという風潮になってしまったのか。歳をとることで、「もう子供じゃないんだから」と自ら童心の扉を閉ざしてしまってはいないだろうか。周りの人はもうそんなものを嗜んでいないから、と同調圧力の波に飲まれてはいないだろうか。なろう系とは、そんな社会に疲れてしまった大人たちにこそ楽しんでもらいたい。時代と共に薄れてしまったあの頃のドキドキをまた、思い出させてくれるかもしれない。
ただし、こういったジャンルの作品を楽しむ為には、くだらないプライドや薄汚い目は捨てなければならない。その作品を、純粋な子供のような気持ちで、ただただ楽しむためだけに受け入れて頂きたい。
なろう系は大人が楽しむ為の作品だ。