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ロボット図鑑⚙ロックマン1(ロックマンメガミックス⚙ギガミックス)

 お仕事でロックマンの読切漫画(ボンボン増刊号掲載、単行本描きおろし)を描く際に作画用設定を作成したロボットたちの図鑑です。
 旧Twitterのモーメントで作成していたのですが、現在はもう編集も更新もできないのでnoteにて復刻版を投稿します。


まえがき

 過去tweetより

1990年代はたくさんの漫画家が描いたロックマンを見ることができました。
  メガミックスは元のファミコンの解像度から、自分がプレイした時のフィルタを通して漫画で表現できる解像度まで持っていく(物語もキャラも)というスタイルで、
若い時に描けたということ含めていろんな意味で恵まれていた漫画です😌

DRN-001ロックマン

DRN-003カットマン

DRN-004ガッツマン

DRN-005アイスマン

 このアイスマンは1995年ボンボン増刊号読切用に設定画を作成、その後2002年にエンターブレイン版ロックマンメガミックス用の作業時に整えなおしたもの。カプコンさんチェック済。
 読み切りでは主人公の兄弟機が登場するという展開があり、彼が敵側ロボではないと読者にわかりやすくする為に顔を主人公(ロック)側に寄せています。

DRN-006ボンバーマン

DRN-007ファイヤーマン

 このファイヤーマンは1995年のボンボン増刊号読み切り用に設定画を作成、その後2002年にエンターブレイン版ロックマンメガミックス用の作業時に整えなおしたもの。カプコンさんチェック済。
 リミックス、メガミックスを描いてた頃(1990年代)のゲームコミカライズは基本的にゲーム会社から設定画はもらえず(設定画が無い場合もある)作家任せが普通の時代でした。

DRN-008エレキマン

イエローデビル

 ロボットたちがゲームからかなり変わってみえるかもしれませんが、1995年当時はロックマン1の攻略本は無く、ストーリーや彼らが兄弟機であることは取り扱い説明書や雑誌記事、大百科などがなければ把握できない情報でした。
 私が増刊号用に読み切りで描いていた「ロックマン破壊指令」が漫画でしか読めない夢の要素としてライトロボットVSワイリーロボットが盛り込まれた話だったので、当時の担当編集とロックマン1のライト博士製ロボット達はもっと味方側だとわかるようにした方が…とか話し合って決め、カプコンさんにもチェック&了承を得た経緯があります。

 デザインアレンジに関しては当時 手に入る設定がそれほど無かったので(ゲーム内以外ではパッケージと取扱説明書のみ、基本的に漫画家任せ)ゲームプレイで得たイメージからキャラを広げてくというやり方で設定を作っていました。
 模型を作る時に色々と想像しながらディティールアップ工作していく感じに近いです。

ライト博士製ロボットはみんな兄弟機

 時代的なことを言えば、アニメに出てくるメカから、プラモデル化、立体化したメカは再解釈されディティールがより細かくなっていた作例を子供の頃から見ていた影響が大きく出ています。
 そしてそんな作例や記事、漫画が載っていたのがボンボンでした。なのでボンボンで描くなら自分でもディティールアップやりたいなあ…ってのと、カプコンさん開発側からゲーム外でアレンジされたロックマンをもっと見たいって言われて…って流れですね。

 昨今はゲーム開発側も細かく設定や物語のバックボーンが作られ、漫画を描く際にも版元監修で設定と齟齬が無いかチェックが入るのが普通です。
 メガミックスは今なら考えられない自由な描き方で、描けたタイミングを含めて幸運な漫画でした。

 ロックマン2以降のロボット図鑑note版も追って更新していきますので、よろしくお願いいたします。



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