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大崎さん、ありがとうございました

 岩崎書店さんが発信された訃報のとおり『ようかいとりものちょう』で一緒に本を作っている大崎悌造先生が2月末にお亡くなりになりました。

 冥界彷徨篇のあとがきでも大崎さんは病気と闘病について書かれていましたが、八眷伝篇はその闘病のさなかに執筆されていました。
 大崎さんとは、コミックボンボン時代に一緒にロックマン10年史大辞典を作ってから26年、そして『ようかいとりものちょう』1巻を出す前の打ち合わせから12年になります。

大崎さんとの初仕事「ロックマン10年史大辞典」講談社1998年刊
大崎さんがボンボン時代の私との仕事を覚えてくれていて、
「ようかいとりものちょう」の企画がスタートする際に
是非一緒に…と声をかけていただき、それから11年描き続けています。

 これまで大崎さんと積み上げてきた『ようかいとりものちょう』は、私が引き継ぎ描いていくことになりました。
 共に走ってくれる岩崎書店の編集さんをはじめ、支えてくれる人たちと共にコン七たちの物語を続けたいと思います。 大崎さん、ありがとうございました。

 私がどこまで描けるか、見守ってください。 これまで読んでくださった、あるいはこれから読んでくださる読者の皆さまには、引き続き楽しんでいただけるよう描いてまいります。

『ようかいとりものちょう』特集サイトのコラムも19巻入稿後に私が引き継ぐことになりました。
 今アップされている大崎さんのコン七の話の続きを絵の面から書く予定です。
 楽しんでもらえる特集サイトにできたらいいな、と考えています。

 よろしくお願いいたします。

 昨年末に10周年記念でオンラインイベントを行ったのですが、大崎さんと私が一緒に映って喋っていて、このときのアーカイブ動画も特設ページ内にあります。

 また、この特設ページでは参加者からの質問に対して大崎さんと私の返答も載っています。

 今私ができることは、19巻を無事入稿することです。
 またその後は20巻以降の物語も描くことになりますが、この心境については19巻のあとがきで述べようと思っています。

 応援いただければ、心強く思います。 


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