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発達障がい児を育てる親として思う「多様性」とは。
下の息子は発達障がい児です。
下の息子は、自動ドアやエレベーターやエスカレーターが大好きです。
特に自動ドアが大好きです。
理由のひとつは、自動ドアは通る人がスムーズに通れるように先に開けてあげるのが好きなのかもしれません。
たまに「ありがとう」なんて言われた時に息子の目がキラキラしてるのを見るときっとそうなのかもと思ってます。
すれ違う度に大人は黙ってすれ違います。すれ違ってくれます。
子供はジロジロを見てきます。
「見ないの」と見ることを止める親や大人もいますが、そう言われても子供はじっくりまじまじと見てきます。
いや、そう、それで良いんです。
もっと見て存在を知って欲しいんです。
(それは自分たち夫婦で決めたことです)
「見ないもの」は「存在しないもの」とする。
発達障がいに対してそういう世の中だったのかもしれません。
存在を知らなかった子供たちはジロジロと下の息子を見てきます。子供は素直です、でも歪んだ顔をするわけでなく無表情です。
差別や区別をする世の中で自分だって下の息子が生まれなかったら、その世界を知らなかったと思うからわかります。
子供の方がしっかり存在を認識しようとしているんです。
「見ないの」という大人の問題、世の中の問題、なのかもしれません。
正直「恥ずかしくないの?」とか、よく言われます。
確かに周りに迷惑をかけてしまう時もあるし、昔は下の息子を見てくる目がすごい怖かったです。でも、『何が恥ずかしい?』『何を恥ずかしいと思うの?』と今は思ってます、いやそう思えるようになったのかもしれません。
妻にも「てっちゃんてチャレンジャーだよね」なんて言われることもありますが人間はそんなに冷たくないと自覚してるのでどんどんと行きます。無鉄砲なところもあるかもだけど…。
どこか行っても自動ドアがあったら気が済むまで帰ってこれないし…。
LGBTQが世の中では広がってはいます。
それとは違うかもしれないけれど、「障がいのある人」の多様性もあるんだと思うんです。
認めてくれとは言いません。
存在を知ったその後のことはその人それぞれですから。
自分たちができることはまずは見てもらって存在を知ってもらう、そこからです。
人間はそんなに冷たくないと思えるのは下の息子がいて、下の息子に優しくしてくれる人たちがいるからだと親として思えるからです。
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