冬はサイフォン珈琲・クリスマスはザ・ポーグス(The Pogues)を聴いてみよう
最近名古屋市栄地区を度々訪れる機会がある。
その際にサイフォンコーヒーのお店に足を運ぶようになった。
9歳まで名古屋市名東区の住人だったので、この辺りは馴染み深い。
初めて訪れたのは8歳の息子と一緒の県民の日学校ホリデー。
愛知県には県内の公立学校が休みの日が1日/年設けられている。
息子は飲み物注文で
「子どもっぽい飲み物はイヤ」
と言いジュースを拒んだ。
「僕もコーヒーがいい。サイフォンのやつ」
とのこと。
「いやいや、コーヒーはやめとこう」
と私が首を横に振ると
「なんで。みんな飲んでるじゃん」
みんなと言っても、この店には今大人しかいない。
ということでアイスカフェオレにしようとしたのだが、どれくらいの苦味なのだろう?
女性店員さんに尋ねてみたら
「うちの息子は小学3年生なんですけど、ここのカフェオレ飲んでますよ。苦味もそれほどなく、大丈夫と思います」
とにこやかに返事をしてくれた。
少し待つと
「私が作ってきました。ミルクを多めにしてガムシロップもたくさん持ってきましたよ」
と3つも。
息子によるととてもおいしかったそうだ。
そしてこのお店のサイフォンコーヒーを飲んで、すごく香り高いのに驚いた。
サイフォンでいただくコーヒーは初めてではないけれど、香りの良さと温かさが持続していて、雑味のないスッキリとした味。
上記の文章を書いてから、お店に置いてあったサイフォンコーヒーの説明書きを撮影した写真を見てびっくり。
同じことが書いてある。
引用したわけではない。
サイフォンは蒸気圧によって押し上げた高温のお湯をコーヒー粉に浸す浸漬法、とのこと。
初めて行ったその日はランチのため量が多く、カップに1度では入りきらなくて2杯目に温かさがよくわかった。
上の写真はモーニングなのでコーヒーの量は少なめ。
すぐに冷めてしまうので注ぐのは半量ずつにする。
やっぱり冬は温かい方がいい。
「本日のコーヒー」、豆産地はエチオピア。
エチオピアってどんな国なんだろうか。
アフリカはまだ行ったことがない。
そしてもうすぐクリスマス。
昨年の今頃はザ・ポーグス (The Pogues) のFairytale of New York(邦題 ニューヨークの夢)という曲ばかり聴いていた。
何日も何日も車中でも家でもずーっと。
1曲を飽きるまで聴くというのが私の聴き方なのだけれど、さすがにこの時は異常であった。
いつまで続く?と思った。
The Poguesは1982年アイルランド人のボーカル、シェイン・マガウアンを中心にロンドンで結成された、ジャンルとしてはアイリッシュ トラッド・パンクのバンドである。
以前からこのバンドの曲は知ってはいたものの、やっと昨年12月に良さがわかったようだ。
私は日本人なので特にクリスマスだからといって特別感はない。
気忙しく、やることが多くて、はぁとため息が出る。
日本は年末年始の行事が多すぎるのかもしれない。
何も寒さ厳しい年末に大掃除をすることはないだろうに・・・。
イングランドでは4月に大掃除や片付けをすると聞いた。
しかしヨーロッパではクリスマスは特別な行事。
一年中クリスマス用品しか売っていない専門のショップがよくある。
イングランド ウォリックシャー州のストラットフォード・アポン・エイヴォンにあるシェークスピアの生家を訪ねたときも、近くに素敵なお店があった。
時はお盆の真っ只中。。夏に買う人いるのかなぁと思ってしまうのだけど。
買っている人も少しはいた。
クリスマスに合うこの曲について。
アイルランド移民である男女がニューヨークでの成功を夢見てやってくる。
共に年老いて夢破れて、クリスマスにお互いを罵り合いながらも愛はあるのだ、という時間の経過を感じさせるストーリー。
男性のシェインが先に歌い、後で女性のカースティ・マッコールが歌ってから一緒に歌って罵り合いの掛け合いがあるという面白い構成になっている。
まるでミュージカルを見ているみたいだと感じる。
こんな曲、他にあるかな。
気になった方、聴いたことある、と思い出した方は是非聴いてみていただきたい。
それでは、よいクリスマスを!!