エリース番記者のミコトは見た!東京カップ準決勝 vs東京ユナイテッドFC戦
エリース東京FC 早くも大一番
サッカーを愛する全ての皆さん、こんにちは! エリース東京FC番記者のミコトです! 日々エリース東京FCを応援いただき、ありがとうございます。
シーズン開幕戦となった東京カップ2次戦 日立BS戦に勝利したエリース東京FC。
準決勝まで進出したエリース東京FCの次なる相手は、東京ユナイテッドFCです。
2017年に関東1部に昇格した東京ユナイテッドFC(以下東京U)。以降上位争いに絡む躍進を見せ、昨シーズンは10チーム中2位。大卒のフレッシュな選手を多く揃え、走力は十分。
また、山口監督は2020シーズンまで東京ユナイテッドFCにてアシスタントコーチを経験。
監督の古巣対決となった準決勝。
強敵を前に、エリース東京FCは秘策を用意していました……!
”小さな名手” 神田の0トップ
試合は45分ハーフ。スタメンは以下の通り。日立BS戦からはスタメンをやや変更。
エリース東京FCの初期配置は4-1-4-1。
対する東京ユナイテッドFCは5-3-2。
5バックの相手に対して、山口監督が採用したのは神田の0トップです!
0トップとは、前線に張っていたCFが中盤にフリーで降りる動きのことを指します(上図参照)。
0トップのメリットは主に2つ。
①相手中央のCBに対して、
(1)降りた選手に付いていくか
(2)その場に留まるべきか
という迷いを生じさせることができる。
② フリーになりやすく、中盤での数的優位が生まれボールを支配しやすくなる。
上の図を見ると、ボール周辺には、赤:4 青:3 という局地的な数的優位が出来ていることが分かります。
そうすることで、エリースのコンセプトの一つであるボールの支配を達成することができるのです!
サッカーは、退場者が出ない限り11対11で行うスポーツ。本来数的優位は存在しえません。
しかしこのようなほんの少しの工夫で局地的な数的優位を創出し、試合を優位に進めることができます。
また、神田の最大の強みは巧みなボールコントロールと的確なスルーパス。
154cmと小柄ながら、繊細なボールタッチでボールを操り、アイデア溢れるスルーパスでチャンスを創り出せる神田。
そんな彼を0トップとして起用することで中盤でのボール支配と前進を助けるだけでなく、彼が空けたスペースに入ってきた味方選手へ向けて決定機を創るパスまで出せるのです!
象徴的だったのは前半25分。
自陣の深いエリアまで降りてきた神田選手がボールを受けると、繊細なボールタッチでキープ。相手4枚を釘付けにしつつ、味方の上がりを待ちます。
相手の配置構造上、比較的スペースの空きやすいサイドへそのまま流れると、RWG細山を走らせるスペースへのパス!
惜しくも決定機とはなりませんでしたが、たった一人で攻撃の終始を創り、東京Uの守備を掻き乱します!
神田の0トップが猛威を振るい、相手より多くチャンスを創り出したエリース東京FC。ボールを長い時間握りクオリティの高い攻撃を見せ続けますが、なかなかゴールは決まらず…。
後半に入り、エリース東京FCは徐々に全体のインテンシティが低下。対する東京Uは走力が落ちず、61分に先制されると、試合終了間際にもオウンゴールで失点。
エリース東京FCは、東京カップ2次戦準決勝で敗退となりました。
リーグ開幕戦に向けて
「攻撃のクオリティの最大値では相手を上回っていたが、フィニッシュの質では完全には上回れなかった」と山口監督。
一方でリーグ開幕に向けては自信も覗かせた。
「チームの仕上がり方もある程度想定通り。トレーニングで守備の強度を上げ、2部で優位に戦いたい」。
リーグ開幕まで残り約2週間。
下を向いている暇はありません!
関東1部昇格へ向け、エリース東京FCは突き進んでいきます!
We are aries, We are family.
次回の配信もお楽しみに!
🛑エリース東京FC NEXT MATCH🛑
🏆 2023年度(第57回)関東サッカーリーグ2部第1節
🗓4月2月(日)
⏰18:00 K.O.
🆚アイデンティみらい
🏟 ZOZO HONDA FOOTBALL AREA
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