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エリース番記者のミコトは見た!vol.4〜東京カップ vs日立BS戦〜
2023シーズン ついに開幕!
サッカーを愛する全ての皆さん、こんにちは! エリース東京FC番記者のミコトです! 日々エリース東京FCを応援いただき、ありがとうございます。
TRMとはいえ、関東1部リーグを戦う南葛SC・つくばFCを撃破したエリース東京FC。
そして来たる2月26日。東京都社会人サッカーチャンピオンシップ・通称東京カップ 2次戦。
エリース東京FCにとって2023シーズン開幕戦となるこの試合。立ちはだかったのは、エリース東京FCと同じく関東2部リーグを戦う日立ビルシステム(以下日立BS)です!
企業チームとして関東リーグに参戦する日立BS。19〜21シーズンは関東1部を戦い、昨シーズンは関東2部で6位。今シーズンは「挑戦」をクラブスローガンに、エリース東京FC同様に関東1部昇格を目指すチームです。
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試合前、プレー原則の確認に余念がない。
エリース東京FC、2023シーズン開幕戦。
TRMでは好調な仕上がり見せていましたが、東京カップは一発勝負のトーナメント戦。程良い緊張感と、魂の赤に染められたユニフォームを纏い、選手達がピッチに向かいます!
エリース東京FCの長い戦いが、今始まります!
コンセプトは「めいっぱい」
スタメンは以下の通り。試合は45分ハーフ。
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IHには狭いスペースでもプレーできる松岡が入った。
エリース東京FCの初期配置は4-1-4-1。
対する日立BSは5221(3421)。
キックオフ直後からエリース東京FCは攻撃の面で優位に立ちます。先手を打ち続ける配置とテンポの良いパスワーク、ピッチを広く使った攻撃で、開始17秒でファーストシュート。
奇襲は成功しなかったものの、早くもゲームの主導権を握ります。
序盤こそハイプレスを試みていた日立BSですが、幅をめいっぱい取り、エリース東京FCのスペースを広く使ったプレス回避の前に徐々に空転。
幅を取り続けるエリース東京FCに対し、セットされた状態の日立BSは徹底した縦深防御に切り替えます。
縦深防御とは、縦の深さを重視し相手の前進を遅らせる守備方法。
縦深防御はサッカーにおけるオーソドックスな守備ですが、日立BSは中央3レーンを消すことを最優先事項に。タッチライン際のボール循環を促そうという意図が読み取れます。
つまり相手の前進を遅らせることよりも、中央を使わせずゴールのみを防ぐことに重きを置いているということです。
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ゴールにより近い中央エリアを消し、外循環を強いる。
しかしエリース東京FCはこのソリッドな守備を見事に崩します。
キーマンは新キャプテンのハン・スンガン。
個人技でのペネトレイトではなく、チャレンジしてプレッシャーを掛けてくるWBやCBの空けたスペースを狙い続けるエリース東京FCの攻撃陣。
警戒を強めた日立BSは、徐々にチャレンジの回数を減らしラインを下げ始めます。
ここでスンガンが攻撃のスイッチを入れます。
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スペースを有効に使いつつ、相手の認知負荷も高める。
最終ラインからスンガンが果敢に持ち運び、相手CFとIHを釘付けに。奪いに来たタイミングでリリースしてボールは松岡へ。それと同時に左SB中道がWB-CB間へインナーラップ(上図参照)。
この時、相手の左WBはタッチライン際でめいっぱい幅をとっていた唯井と上がってきた中道を同時に見なければならず、マークが遅れます。
中道からのラストパスは惜しくも繋がりませんでしたが、最終ラインの管理もしつつ果敢な持ち運びでコンストラクターとしての役割を果たす、スンガンのポテンシャルの高さが垣間見えたシーンでした。
めいっぱい幅を使い、攻撃を優位に進めるエリース東京FC。
そしてついにその瞬間が訪れます!
その男、好調につき
優位にゲームを進めるも、あと一歩決め手を欠くエリース東京FC。
しかし42分、ついにその時が訪れます!
一連の流れは、日立BSゴール前のクリアから。
ポジションを取り直すカオスの間に、掻き出されたボールをスンガンが回収。中央を経由し右サイドの橋岡へ。
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費用対効果の高い攻撃で得点を奪う。
橋岡が持った際、相手WBは縦のコースを切りにかかります。相手IHも橋岡に食い付いたところで、WB-CB間にポジションを取っていた細山が外に流れるランニング。相手CBは細山を見るため足が止まります(上図参照)。
相手CBの背後を狙っていたのが、南葛SC戦以来好調の松岡!
バックスピンロブをダイレクトボレーで合わせた、素晴らしいゴールで前半終了間際にエリース東京FCが先制!
後方からの難しいボールを鮮やかに決めた松岡のテクニックと身体操作はもちろん、適切なポジショニングとスペースの有効活用から生まれたエリース東京FCらしいゴール!
後半、点を取りに行く日立BSの強いプレッシングに押される時間が続くも交代選手が躍動。
特にこの日がデビューとなった色摩は、アイソレーションから広いスペースでボールを受け、ゴール前まで持ち運ぶとボディフェイクからマーカーの重心をズラしシュート。ゴールとはなりませんでしたが、順調なチームへの順応を見せます。
追加点こそ奪えなかったものの、シーズン開幕戦で見事勝利を挙げたエリース東京FC。
東京カップ2次戦 準決勝に駒を進めました!
次戦は強敵 目指すは優勝のみ
公式戦でもエリースらしさ、面白さを存分に見せた90分間。
「自分としてもチームとしてもまだまだやれる。(1得点のみで)満足はできない結果だが、自分たちのサッカーを磨いて次も勝っていきたい」
決勝点を決めた松岡選手はそう語ります。
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重要なシーズン開幕戦で勝利を挙げた一方、追加点を奪えなかったことや後半の相手のプレッシングに押されるなど、ある程度の課題も見つかったこの試合。
次戦の相手は東京ユナイテッド。
関東1部リーグに所属するチームであり、山口監督の古巣でもあります。
一発勝負のトーナメント戦。強敵を前にしてもエリース東京FCは怯みません!
目指すは優勝のみ。
エリース東京FCは止まりません!
We are aries, We are family.
次回の配信もお楽しみに!
🛑エリース東京FC NEXT MATCH🛑
🏆 2023年度東京都社会人サッカーチャンピオンシップ 2次戦準決勝
🗓3月12日(日)
⏰10:30K.O.
🆚東京ユナイテッドFC
🏟 駒沢公園補助球技場
当日はライブ配信もあり!詳細はクラブ公式Twitterをチェック!
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