なぜ?夏季五輪年になると新潟は最終戦まで残留も降格も決まらないのか?
残り2試合になったJ1リーグ、残る議席は3つとなっている。
その残留争いの渦中に新潟の名前があり、現在も残留が決まっていない。
実は、五輪年の新潟は最終節まで残留も降格も決まらないジンクスがある
なぜ?上記のジンクスが起きてしまうのか、様々な角度から検証する。
年間成績
04:4勝4分7敗(16)、6勝3分6敗(21)、10勝7分13敗(37/10)
05:7勝5分5敗(26)、4勝4分9敗(16)、11勝9分14敗(42/12)
06:8勝4分5敗(28)、4勝2分11敗(14)、12勝6分16敗(42/14)
07:9勝3分5敗(30)、6勝3分8敗(21)、15勝6分13敗(51/6)
08:9勝4分4敗(31)、2勝5分10敗(11)、11勝9分14敗(42/13)
09:4勝8分5敗(20)、9勝3分5敗(30)、13勝11分10敗(50/8)
10:8勝7分2敗(31)、4勝6分7敗(18)、12勝13分9敗(49/9)
11:6勝6分5敗(24)、4勝3分10敗(15)、10勝9分15敗(39/14)
12:3勝6分8敗(15)、7勝4分6敗(25)、10勝10分14敗(40/15)
13:11勝1分5敗(34)、6勝3分8敗(21)、17勝4分13敗(55/7)
14:6勝5分6敗(23)、6勝3分8敗(21)、12勝8分14敗(44/12)
15:3勝6分8敗(15)、5勝4分8敗(19)、8勝10分16敗(34/15)
16:4勝4分9敗(16)、4勝2分11敗(14)、8勝6分20敗(30/15)
17:4勝1分12敗(13)、3勝6分8敗(15)、7勝7分20敗(28/17)
23:6勝6分5敗(24)、5勝6分6敗(21)、11勝12分11敗(45/10)
24:4勝6分8敗(18)、6勝5分7敗(23)、10勝11分15敗(41/?)
※04年は16チーム、24年は20チーム、それ以外は18チーム
W杯前年(4):26勝15分27敗、22勝16分 30敗、 48勝 31分 57敗
W杯当年(3):22勝16分13敗、14勝11分 26敗、 36勝 27分 39敗
五輪前年(4):24勝21分23敗、20勝16分 32敗、 44勝 37分 55敗
五輪当年(5):24勝24分36敗、25勝19分 40敗、 49勝 43分 76敗
J1合計(16):96勝76分99敗、81勝62分128敗、177勝138分227敗
1試合平均勝ち点
04:1.07(16)、1.40(21)、1.23(37)
05:1.53(26)、0.94(16)、1.24(42)
06:1.65(28)、0.82(14)、1.24(42)
07:1.76(30)、1.24(21)、1.50(51)
08:1.82(31)、0.65(11)、1.24(42)
09:1.18(20)、1.76(30)、1.47(50)
10:1.82(31)、1.06(18)、1.44(49)
11:1.41(24)、0.88(15)、1.15(39)
12:0.88(15)、1.47(25)、1.18(40)
13:2.00(34)、1.24(21)、1.62(55)
14:1.35(23)、1.24(21)、1.29(44)
15:0.88(15)、1.12(19)、1.00(34)
16:0.94(16)、0.82(14)、0.88(30)
17:0.76(13)、0.88(15)、0.82(28)
23:1.41(24)、1.24(21)、1.32(45)
24:1.00(18)、1.28(23)、1.14(41)
※04年は16チーム、24年は20チーム、それ以外は18チーム
W杯前年(4):1.37(93)、1.21(82)、1.29(175)
W杯当年(3):1.61(82)、1.04(53)、1.32(135)
五輪前年(4):1.37(93)、1.12(76)、1.24(169)
五輪当年(5):1.14(96)、1.12(94)、1.13(190)
J1合計(16):1.34(364)、1.13(305)、1.23(669)
年間成績と1試合平均の勝ち点を見ると、五輪年はホームの成績が不調。
08年以外は0.8~1.1前後と大きく足を引っ張る結果になっている。
ホームゲームの不振をアウェーで補って何とか残留が出来ている。
逆に、W杯年はホームの成績は良く、アウェーの成績は悪いという正反対な分析も出ているのも面白い。
J1残留時期
各年の残留決定状況
04:後期第11節、新潟(延期)柏@新潟ス C大阪の敗戦により残留
※中越地震の影響で延期、後日に国立競技場で開催し、1-3の敗戦
05:第32節、新潟0-1F東京@新潟ス 柏の引き分けにより残留
06:第30節、千葉1-3新潟@フクアリ 昇格後初の自力残留
07:第28節、新潟1-0大宮@東北電力 試合後甲府の敗戦により残留
08:第34節、新潟3-2G大阪@東北電力
09:第28節、鹿島0-1新潟@カシマ
10:第30節、新潟1-1神戸@東北電力
11:第32節、新潟2-2G大阪@東北電力 甲府の敗戦により残留
12:第34節、新潟4-1札幌@東北電力 G大阪と神戸の敗戦により残留
13:第30節、新潟3-2湘南@東北電力
14:第32節、F東京1-3新潟@味スタ
15:第33節、新潟0-2湘南@デンカ 松本の敗戦により残留
16:第34節、新潟0-1広島@デンカ 名古屋の敗戦と得失点差により残留
17:第32節、新潟1-0甲府@デンカ 広島の勝利により降格決定
23:第30節、新潟1-1鳥栖@デンカ 6年ぶりのJ1で自力残留
24:???
※04年は16チーム制、04年、15年、16年は2ステージ制、17年は降格決定時期
残り試合数
6:07、09
4:04、06、10、13、23
2:05、11、14、(17)
1:15
0:08、12、16
?:24
月別平均得点、失点
得点
月別:W杯前年、W杯当年、五輪前年、五輪当年、J1総合
1月:0.00、0.00、0.00、0.00、0.00
2月:1.00、0.00、2.00、2.00、1.80
3月:1.00、0.79、1.45、0.94、1.02
4月:1.15、1.14、1.06、0.79、1.01
5月:1.22、1.90、0.95、1.04、1.18
6月:1.00、0.00、1.38、1.31、1.30
7月:1.61、0.91、1.43、1.18、1.32
8月:1.16、1.27、1.11、1.11、1.15
9月:1.07、1.09、1.14、1.37、1.19
10月:1.08、1.42、1.82、0.67、1.20
11月:1.50、1.33、0.70、1.23、1.21
12月:1.00、1.33、0.33、3.50、1.33
年間:1.21、1.22、1.20、1.10、1.18
※1月とW杯当年の2月、6月は試合開催なし、太字は総合越え
※2月と12月は試合数が少ないので参考値として扱う
得点を見ると、五輪年だけ年間総合で平均を大きく下回っている。
特に、3月~5月は1.0を切る突きが2つあり、J1総合の平均を大きく下げている要因になっている。
また、全カテゴリーとも8月と9月の成績が振るわかなった。
ラストスパートをかける秋口、W杯前年、W杯年は得点力が高く、躍進のベースになっているが、五輪前年と五輪年は上下が激しいシーズンになった。
失点
月別:W杯前年、W杯当年、五輪前年、五輪当年、J1総合
1月:0.00、0.00、0.00、0.00、0.00
2月:1.00、0.00、1.50、1.00、1.20
3月:1.50、1.50、1.18、1.81、1.53
4月:1.60、0.86、1.81、1.17、1.36
5月:1.78、1.10、1.52、1.68、1.58
6月:1.80、0.00、1.63、1.06、1.41
7月:1.39、1.55、1.07、1.35、1.33
8月:1.63、1.80、1.17、1.47、1.51
9月:1.29、1.82、1.50、1.79、1.60
10月:1.08、0.83、1.27、1.27、1.12
11月:0.83、1.92、1.40、1.54、1.43
12月:1.25、1.67、1.00、1.50、1.33
年間:1.43、1.43、1.40、1.46、1.43
※1月とW杯当年の2月、6月は試合開催なし、太字は総合越え
※2月と12月は試合数が少ないので参考値として扱う
失点は大した差こそないもののやはり、五輪年は多い傾向にある。
ただ、W杯前年とW杯年もJ1総合を越えている期間が多く存在する。
平均得点が低かった3月~5月と8月~9月は平均失点が1.5以上と高くこれも五輪年や総合成績を悪くさせる一因になったと思える。
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