天皇杯決勝戦、G大阪vs神戸、プレビュー

天皇杯決勝戦、G大阪vs神戸@国立
11月23日(土・祝)14:00KO

日本サッカーの1年を締めくくるとなる天皇杯決勝戦。
今年は22年大会以来、リーグ戦が残っている状態でファイナルを迎える。
今年のカードはG大阪と神戸、71年ぶりに関西勢同士の決勝戦となる。
G大阪は20年度以来8度目の決勝進出、15年度以来9年ぶりの大会優勝を狙う。
ポヤトス体制2年目となる今季は開幕から上位戦線に名乗りを上げ前半戦を終えた時点では首位の町田と2ポイント差に迫ったが、サマーブレイク明けから引き分け地獄のドロー沼にはまり優勝争いから脱落した。
今大会は初戦の福島戦を3-0で下した後は全て失点しているが、1点差で競り勝ち決勝にコマを進めた、準決勝の横浜M戦では後半43分に勝ち越しゴールを奪われるも同ATに中谷進之介の同点ゴールで試合は延長戦へ。
その延長戦も終了間際に坂本一彩の決勝ゴールで追い縋る横浜Mを倒した。
21年に徳島でJリーグの監督キャリアをスタートし、23年からG大阪で指揮を執るポヤトス監督にとって初めてのタイトルマッチに挑む。
神戸は初優勝した19年度以来2度目の決勝進出。
序盤は柏や横浜Mにホームで敗れるなど出だしは躓いたが、5月の4連勝で調子を上げ、優勝戦線を引っ張り続けている。
特に、後半戦は6連勝など10勝5分2敗で川崎FとF東京に敗れた以外は順調に勝ち点を積み上げ、次節にも2連覇が決まる状況までこぎつけた。
国内のコンペディションと並行して戦うACLも3勝1分と東地区の首位、同地区12チームで唯一の無敗をキープしている。
今大会はルヴァンで敗れた富山にリベンジを果たすと準々決勝の鹿島戦まで全て完封勝ちと守備の堅さを誇る、準決勝の京都戦はマルコ・トゥーリオにゴールを許し、5試合目にして初失点したが、佐々木大樹の勝ち越しゴールで決勝進出を決めた。
ケガで戦線を離れていた大迫勇也と酒井高徳も戻り準備は万端である。
アジアの戦いも気になるが、まずはJ1リーグと天皇杯の2冠獲得に挑む。

ここまでの勝ち上がり

ガンバ大阪

2回戦:G大阪3-0福島(福島・J3)@パナスタ
3回戦:G大阪2-1宮崎(宮崎・J3)@いちご新富
4回戦:G大阪3-2湘南(J1)@パナスタ
準々決勝:G大阪2-1広島(J1)@Eピース
準決勝:G大阪3(延長)2横浜M(J1)@パナスタ

ヴィッセル神戸

2回戦:神戸2-0富山(富山・J3)@ノエスタ
3回戦:神戸2-0徳島(J2)@ポカリ
4回戦:神戸1-0柏(J1)@三協F
準々決勝:神戸3-0鹿島(J1)@ノエスタ
準決勝:神戸2-1京都(J1)@ノエスタ

今季の結果

J1第19節、G大阪2-1神戸@パナスタ
G大阪:ウェルトン、オウンゴール、神戸:武藤嘉紀
J1第27節、神戸2-2G大阪@ノエスタ
神戸:大迫勇也、宮代大聖、G大阪:中谷進之介、宇佐美貴史

決勝戦の結果

ガンバ大阪

2006年度、浦和1-0G大阪@国立
浦和:永井雄一郎
2008年度、G大阪1(延長)0柏@国立
G大阪:播戸竜二
2009年度、G大阪4-1名古屋@国立
G大阪:ルーカス、遠藤保仁2、二川孝広、名古屋:中村直志
2012年度、柏1-0G大阪@国立
柏:渡部博文
2014年度、G大阪3-1山形@日産ス
G大阪:宇佐美貴史2、パトリック、山形:ロメロ・フランク
2015年度、G大阪2-1浦和@味スタ
G大阪:パトリック2、浦和:興梠慎三
2020年度、川崎F1-0G大阪@国立
川崎F:三笘薫
※新型コロナの影響でJリーグからは川崎F、G大阪、徳島、秋田が参加

ヴィッセル神戸

2019年度、神戸2-0鹿島@国立
神戸:オウンゴール、藤本憲明

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