U-18プレミアリーグ最終結果

高校年代の最高峰、高円宮杯U-18プレミアリーグは全日程を終了。
東西の結果と新潟県勢で8年ぶりの参戦した帝京長岡の結果を振り返る。

今季のラインナップ

EAST:青森山田、尚志、鹿島、前橋育英、昌平、大宮
柏、市立船橋、流経大柏、F東京、川崎F、横浜C
WEST:帝京長岡、静岡学園、名古屋、神戸、岡山、米子北
広島、東福岡、鳥栖、大津、鹿児島城西、神村学園

帝京長岡はWEST、全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会では東日本に振り分けられるが、チーム数の関係でWESTに配属される。

帝京長岡、試合結果

4月7日(日) 広島2-0帝京長岡@安芸高田市サッカー公園
帝京長岡:得点者なし、広島:OG、小林志紋
4月14日(日) 帝京長岡4-0神村学園@長岡NTサッカー場
帝京長岡:新納大吾3、安野匠
4月21日(日) 米子北2-1帝京長岡@DDP米子陸上競技場
帝京長岡:安野匠、米子北:山下一圭2
4月29日(月・祝) 帝京長岡3-0鳥栖@長岡NTサッカー場
帝京長岡:柳田夢輝、安野匠、遠藤琉晟
5月6日(月・振) 帝京長岡3-0鹿児島城西@長岡NTサッカー場
帝京長岡:新納大吾、和田陸、安野匠
5月12日(日) 岡山0-4帝京長岡@政田サッカー場
帝京長岡:安野匠2、稲垣純、柳田夢輝
5月19日(日) 帝京長岡1-6大津@長岡NTサッカー場
帝京長岡:池田遼、大津:山下景司2、兼松将、野口悠真、中村健之介、岩中翔大
6月16日(日) 静岡学園2-3帝京長岡@時之栖Aグラウンド
帝京長岡:和食陽向、OG、新納大吾、静岡学園:天野太陽、野田裕人
6月23日(日) 帝京長岡2-2東福岡@長岡NTサッカー場
帝京長岡:OG、新納大吾、東福岡:児玉愁都、西田煌
6月29日(土) 神戸1-1帝京長岡@いぶきの森球技場
帝京長岡:安野匠、神戸:濱崎健斗
7月6日(土) 帝京長岡1-1名古屋@長岡NTサッカー場
帝京長岡:下田蒼太朗、名古屋:松嶋好誠

9月1日(日)10:00 帝京長岡(延期)広島@長岡NTサッカー場
9月7日(土) 帝京長岡5-3岡山@長岡NTサッカー場
帝京長岡:下田蒼太朗、和食陽向、柳田夢輝、永井仁之、遠藤琉晟、岡山:石井秀幸、瓶井常葉、坂本蓮太
9月16日(月・振) 神村学園3-1帝京長岡@大迫スタジアム
帝京長岡:柳田夢輝、神村学園:大成健人、名和田我空2
9月21日(土) 帝京長岡4-0米子北@長岡NTサッカー場
帝京長岡:オウンゴール、安野匠2、渡邉颯
9月29日(日) 大津5-1帝京長岡@宇城市ふれあいスポセン
帝京長岡:安野匠、大津:兼松将2、溝口晃史、嶋本悠大、山下景司
10月6日(日) 帝京長岡2-3静岡学園@長岡NTサッカー場
帝京長岡:水川昌志、安野匠、静岡学園:乾皓洋2、原星也
10月13日(日) 東福岡1-2帝京長岡@東福岡高校
帝京長岡:香西大河、柳田夢輝、東福岡:神渡寿一
10月19日(土) 名古屋9-2帝京長岡@トヨタSC第2G
帝京長岡:柳田夢輝、新納大吾、名古屋:杉浦駿吾3、西森悠斗、大西利都2、青木正宗、西森脩斗、野中祐吾
11月24日(日) 帝京長岡0-3神戸@長岡NTサッカー場
帝京長岡:得点者なし、神戸:渡辺隼斗、吉岡嵐2
12月1日(日) 鳥栖4-1帝京長岡@駅前不動産スタジアム
帝京長岡:岡中舜、鳥栖:古賀稜麻2、山﨑遥稀、新川志音
12月4日(水) 帝京長岡0-6広島@安芸高田サッカー公園
帝京長岡:得点者なし、広島:原湊士、木吹翔太、オウンゴール、宗田椛生2、高橋成海
12月8日(日) 鹿児島城西2-3帝京長岡@鹿児島城西
帝京長岡:岡中舜、水澤那月2、鹿児島城西:當眞竜雅、山本宗輝
※長岡NTサッカー場=長岡ニュータウンサッカー場

第12節、帝京長岡vs広島について

当初は9月1日10:00KO予定も8月30日に台風10号に影響で延期
10月11日、当該試合を11月16日10:30KOと発表
11月13日、同試合を12月4日14:00KOに変更と発表
理由は広島が11月17日開催予定のJユースカップ決勝進出のため
11月22日、同試合を12月4日13:00KO、試合会場を安芸高田市サッカー場に開催と変更を発表
理由は開催予定日の長岡市に降雪の可能性が高く、新潟県内での会場確保が難しいことから、両チームとJFAが協議した上で広島県での開催を決定。

総括

前半戦:5勝3分 3敗 勝ち点18 23得点16失点
後半戦:4勝0分 7敗 勝ち点12 21得点39失点
年 間:9勝3分10敗 勝ち点30 44得点55失点

前半戦は5位と好発進、春季ラウンドではホームゲーム3連勝を含む4勝をマーク、7試合中4試合で無失点を記録するなど攻守がかみ合っていた。
一方で、夏季ラウンドは1勝3分0敗と無敗も勝ちきれない試合が続いた。
夏のインターハイは1回戦から3試合連続無失点で勝ち上がると準々決勝の青森山田にPK戦の末に勝利、準決勝の昌平戦に臨むも1-2で敗れた。
後半戦は初戦となる予定だった広島戦が台風の影響で延期、岡山や米子北との中国勢に2勝したが、この頃から失点が嵩み始めた。
特に、秋季ラウンドは名古屋戦以外は九州遠征と移動が過酷になり、東福岡との試合以外は全て複数失点を喫していた。
終盤戦は全国高校サッカー選手権大会県予選で敗れたため新チームに移行、そこで現れた課題を来季に向けてどうブラッシュアップ出来るかにかかっている。

順位表

EAST

横浜C 13-2-7 41 32-23
鹿 島 13-2-7 41 39-32
柏 R 11-5-6 38 43-31
流経柏 10-5-7 35 41-33
川崎F 11-2-9 35 35-27
前橋育英 10-3-9 33 37-33
昌 平 9-5-8 32 34-32
青森山田 9-5-8 32 24-24
市立船橋 7-6-9 27 23-35
F東京 7-5-10 26 31-35
--------残留決定--------
尚 志 6-3-13 21 21-28
大 宮 2-5-15 11 17-44

優勝争いは最後まで大混戦、柏R、鹿島、横浜Cが勝ち点38に並んだ。
その運命の最終戦、鹿島と横浜Cが勝ち、前節終了時の柏Rが敗戦
鹿島と横浜Cは勝ち点で並んだが、得失点差で横浜Cが地区優勝を決めた。
残留争いは大宮が残り2試合を残して、尚志も最終節で降格決定
前半戦降格圏に低迷していた市立船橋は7勝4分0敗と後半戦を負けなしで戦い抜き、最終戦を残してプレミアリーグ残留をたぐり寄せた。

WEST

大 津 18-1-3 55 66-21 1-6、1-5
神 戸 15-3-4 48 47-27 1-1、0-3
広 島 12-4-6 40 52-21 0-2、0-6
名古屋 12-4-6 40 52-33 1-1、2-9
神 村 11-4-7 37 52-45 4-0、1-3
鳥 栖 11-2-9 35 42-37 3-0、1-4
帝京長岡 9-3-10 30 44-55 5-3-3、4-0-7
東福岡 6-8-8 26 25-28 2-2、2-1
静岡学園 6-6-10 24 32-43 3-2、2-3
岡 山 6-4-12 22 27-44 4-0、5-3
--------残留決定--------
米子北 3-1-18 10 20-60 1-2、4-0
城 西 1-4-17  7 15-60 3-0、3-2
※太字は帝京長岡のホームゲーム

優勝争いは2試合を残して大津高校が決着、レギュラーシーズン22試合で18勝1分3敗と圧倒的な力で広島などの実力者をねじ伏せた。
残留争いも昇格組の鹿児島城西、米子北も岡山との直接対決に負けて降格。
どちらの争いも最終戦にもつれることなく決着を迎えた。

ファイナル

横浜C0-3大津@埼スタ
12月15日(日)12:00KO
大津:畑拓海、山下景司2

試合は大津高校が主導権を握り攻め込み、横浜Cが守る構図で進む。
ただ、横浜CもCKからチャンスを作るも、決定的なシュートが打てない。
大津高校も横浜Cの堅い守りを崩せず苦戦を強いられたが、前半終了間際に畑拓海のミドルシュートが決まり、大津高校が先手を取って前半を終える。
後半は横浜Cが選手交代で打開を図ると徐々にチャンスが生まれてきたが、訪れた決定機を決めきれず同点に追いつけないでいた。
すると、試合の主導権は大津高校に渡り、30分に右SB野口悠真のクロスから山下景司が頭で決めて待望の追加点を奪う。
試合終了間際には前に出る横浜Cの隙を突き、山下景司がロングシュートを沈めて、追いすがる横浜Cに決定的なトドメを刺して、3-0で試合終了。
ともに初のファイナルとなった戦いは大津高校が初優勝を飾った。
12月28日には全国高校サッカー選手権大会が開幕、大津高校はプレミアリーグとの2冠を目指す。

参入プレーオフ

1回戦

A組:東京V2-1日章学園、札幌0-1富山
B組:清水0-2浦和、仙台1-5京都
C組:福岡3-1聖和学園、岡山学芸館1(4-2)1磐田
D組:G大阪2-1高川学園、愛媛1-2横浜M

決定戦

A組:東京V2-1富山、B組:浦和1(4-3)1京都
C組:福岡3-2岡山学芸館、D組:G大阪2-0横浜M

来季のラインナップ

EAST:青森山田、鹿島、前橋育英、浦和、昌平、柏
市立船橋、流経大柏、F東京、東京V、川崎F、横浜C
WEST:帝京長岡、静岡学園、名古屋、G大阪、神戸、岡山
広島、福岡、東福岡、鳥栖、大津、神村学園

浦和、東京V、G大阪、福岡が昇格
尚志、大宮、米子北、鹿児島城西が降格
関東と関西が1議席増やして、東北と中国が1議席減らした。
東西の入れ替えが2つずつだったため、帝京長岡、静岡学園、名古屋は引き続きWESTで戦う予定となる。

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