J1第35節、新潟vs東京V、プレビュー

J1第35節、新潟vs東京V@デンカ
10月23日(水)19:00KO

新潟は前節、横浜Mに0-0の引き分け、連敗と失点を止めたが、リーグ戦は2試合連続の無得点、日産スでは2年連続のスコアレスドローとなった。
4試合で15失点を喫していた守備はルヴァンカップ準決勝を含めた3試合で1失点と抑えているが、今度は攻撃陣が停滞している。
さらに、ここに来て谷口海斗と小野裕二が負傷離脱、終盤戦に向けて大きな影響を与える可能性は非常に高い。
東京Vは前節、浦和に2-1の勝利、前半に自陣のミスから渡邊凌磨に先制ゴールを許したが、後半に綱島悠斗の2ゴールで逆転勝ちを果たし、04年以来20年ぶりとなるJ1残留を自力で勝ち取った。
試合日の10月23日は20年前に起きた中越地震の発生した日。
当時の新潟はアウェーの磐田戦に臨むため、磐田市内の宿舎におり、そこで地震発生を知った、試合は1-3で敗れそれまで続いていた連勝が「4」でストップし、そこから公式戦4連敗を喫した。
当時いた選手で今も新潟にいるのは野澤洋輔(営業部長)、寺川能人(強化部長)、本間勲(強化部スカウト)の3人となっている。

前半戦の対戦

J1第4節、東京V2-2新潟@味スタ
3月16日(土)16:00KO
東京V:山田楓喜、翁長聖、新潟:谷口海斗、長倉幹樹

リーグ戦成績

3勝8分6敗(H:1勝3分4敗、A:2勝5分2敗)
新潟スタジアム:1勝3分4敗

シーズンダブル

新潟

勝利:21年
得点:三戸舜介、鈴木孝司(21年)
完封:なし

東京V

勝利:04年、18年
得点:ワシントン(05年・3得点)
完封:高木義成(04年)、土肥洋一(08年)

ゴールラッシュ?ビッグスワンの東京V戦

ビッグスワンの東京V戦といえば、21年と22年のゴールラッシュ。
まず、21年の試合は17分に高木善朗が先制すると、5分後にも追加点、後半も得点を重ねていると、82分にハットトリックを達成。
試合終了間際には三戸舜介の初ゴールも決まり、開幕5連勝を飾った。
公式戦初対戦となった00年天皇杯から14試合目にして東京Vから悲願の初勝利を掴んだ、その後味スタで行われた裏返しの対戦でも3-1で勝利しシーズンダブルを獲得した。(三戸舜介と鈴木孝司は個人シーズンダブル)

21年J2第5節、新潟(アルベルト)7-0東京V(永井秀樹)
新潟:高木善朗3、本間至恩、島田譲、鈴木孝司、三戸舜介

続いて22年、この試合もサポーターの記憶に残る激闘となった。
27分、高木善朗が前年の試合に続き先制点をゲット、実はこの試合の前に兄の高木俊幸(千葉)、弟の高木大輔(山口)が東京Vからゴールを奪っており、3兄弟揃っての恩返しゴールにリーチをかけていたが、このゴールでコンプリートを達成した。
その後、30分に松田詠太郎、35分に舞行龍ジェームズが追加点を挙げて3-0で折り返した。
ところが、後半は東京Vがハーフタイムに4人の選手交代を敢行。
すると、50分に新井瑞希が1点を返すと、58分と65分に後半開始から入ったバスケス・バイロンのドッペルパックで3-3の同点に持ち込む。
このまま勝てた試合を落とすのかと思われた88分、矢村健のゴールで再びリードを奪うと、そのまま4-3で激しい打ち合いを制した。

22年J2第15節、新潟(松橋力蔵)4-3東京V(堀孝史)
新潟:高木善朗、松田詠太郎、舞行龍ジェームズ、矢村健、東京V:新井瑞希、バスケス・バイロン2

今年はどうなる?

上記の2年はとんでもないゴールラッシュになったが、これが城福ヴェルディに効くかと言われれば、難しいだろう。
特に、甲府と第2次F東京時代はロースコアになっている。

新潟vs城福浩@ビッグスワン
F東京(08~10年9月):2-3、1-1、2-1
甲 府(12年~14年):なし、1-1、0-0
F東京(16年):0-1
広 島(18年~21年10月):対戦なし
東京V(22年6月~現在):対戦なし

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