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パンデミックが始まって、2年目のグアテマラでのある土曜日に記録していた日記より。

とその時の日記を編集しようとしてたら、
あら、地震か?!

今夜11時過ぎ。揺れてる。
ルームメイトに
terremoto!!!!
と叫び、一緒に屋上に避難。
近所の人たちもみんな屋上へ。

(うちはアパートの四階で、その上が屋上になっていて、地震の時は上に上がって避難することになってます。)



2021年、4月11日 アンティグアでの日記より。

土曜日。

午後に泳ぎに行った後ボチボチ走っていたら、警備の若いお兄さんたちが3、4人、農園に入ってきて止められました。

なんだろうって思って聞くと
「これから射撃するからその音は僕たちのだから驚かないでね。農園の奥の方で訓練するから。」

って、20代のお兄ちゃんたちが爽やかに伝えてくれました。

農園の奥って、いつも走る時に通るコースの近くで、特に専用の射撃場がある訳はなく、このだだっ広い農園の一角で訓練するのだということらしいのでした。

教えてくれたことはとても親切でしたが、あと2周残して走りながら考えてしまいました。

(自分は自分のトレーニング続行中。^^)

彼らはもちろんいつも銃を肩に背負っている訳だし(それが仕事だから)、
グアテマラは普通に町のスーパー、居住区のゲート、薬局、銀行、普通の店やレストランなどで、警備の人が入り口で銃を持っている光景は非常に当たり前です。

一体1日に何人くらい銃かピストルを持った人を生活の中で見ているのか、数えたことはないですが、その光景が普通に馴染みすぎていて気にも留めなくなっていることを思い出しました。

うちの近くにもグアテマラ政府軍の詰所があるし、よく会うから挨拶するけど、もちろん軍の若い子たちも大きな銃を背中に背負って歩いています。

最近は少なくなりましたが、昨年のコロナで外出禁止だった時期は、うちのアパート近くでも夜にしょっちゅう銃声がなることがありました。

コロナ前に自分もよく利用したアンティグア〜グアテマラシティ間の路線バスでは、自分が知る限りでですが、半年に一回くらいは運転手らが強盗にピストルで襲われる事件を耳にします。
今年に入ってからもありました。

走りながら、ここから先は具体的で踏み込んだ中米社会の現実がいろいろと頭の中を駆け巡ってきて、ここからは書けないですが、

ラン終えて、農園の反対側の隅で最後のダッシュしていた時、遠くの方で射撃練習の音が聞こえてきました。

同じことをどの視点で見ているかにより世界は変わってきますが、私は私の視点で見ていて、それはグアテマラの人とはまた違うし、銃社会から来た(銃を世界に持ち込み支配してきた歴史がある)欧米人とも違うし、銃を持たない日本にいる日本人(というか、日本にいた時の自分)とも段々隔たりが出てくるのも感じます。

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