RieKo

男子兄弟ママ。40代。渋谷区在住。癌で両親を亡くす。外苑前のイタリア料理店🇮🇹カーサベッラ経営の傍ら食ジャーナリズムを探求。日経DUALにて2019-20連載経験を経て、イタリアに住み食をテーマにした本を出すのが夢。

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男子兄弟ママ。40代。渋谷区在住。癌で両親を亡くす。外苑前のイタリア料理店🇮🇹カーサベッラ経営の傍ら食ジャーナリズムを探求。日経DUALにて2019-20連載経験を経て、イタリアに住み食をテーマにした本を出すのが夢。

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父が危篤から息を吹き返した「奇跡のラザーニャ」物語/2020年4月執筆

※2020年4月に執筆したブログ記事を転載しています。 父が亡くなって3ヶ月が過ぎた。 コロナの外出自粛要請で毎日がドタバタ。 二人の男子兄弟とほぼ自宅でずっと一緒な日々は、正直あまりゆっくり悲しみにも思い出にも浸れる時間はない。 そのおかげで寂しい想いもしなくて済むわけだから、家族とは改めて有難い存在だと実感する。 私たち夫婦のレストラン、カーサベッラもコロナ影響で3月よりキャンセルが相次ぎ、窮地に立たされている。 なんとか融資の資金繰りを経て、この緊急時に少しで

    • すべてのサカママ必読「アスリートのための食トレ」を今すぐ実践した方が良いワケ

      この本に出会ったのは地元の図書館。その後、バイブルにしようと購入した1冊。偉そうなスタンスで書かれていないのが魅力的。ジュニアアスリートを持つ親に向けた初歩的な食トレのポイントが詰まっているので紹介したい。 「アスリートのための食トレ -栄養の基本と食事計画-」2012年 著:海老久美子 スポーツする身体のエネルギー源「糖質」とは言わずもがな人間は皆エネルギー源がなければ生きてはいけない。 一般の人に比べて運動量が多いアスリートはより多くのエネルギー源を摂る必要にある。

      • 子育てに息詰まる前に使いたい親子を変える10の魔法の言葉

        「子どもの自己肯定感を高める10の魔法の言葉」 著:石田勝紀 この本を読んだのは去年の秋に差し掛かろうとしている頃で、9歳と5歳の子どもたちへの声がけに悩んでいた。半年経とうとする今、自分が実践できているかも振り返りながらまとめたい。 子どもの自己肯定感を破壊する3つの呪いの言葉タイトルだけでも怖いけれど、そんな身近に存在する3つのワードがある。 早くしなさい ちゃんとしなさい 勉強しなさい この3つのワードはどれも「人から言われないとやらない」自主性を失わせる言

        • その人が食べているものがその人自身である 〜「40歳から食べてはいけない病気になる食べ物」は40代以下も食べるべきではない事実〜

          「40歳からは食べてはいけない病気になる食べ物」 著:南清貴  2015年 この本を読んでいる最中に、著者である南清貴氏が私たち夫婦が営む東京渋谷・外苑前にあるイタリアンレストラン「カーサベッラ」にご来店くださった。 とても光栄で嬉しく、直接お話をお伺いする貴重な夜となった。 本を出す度に、バックに大企業が名前を連ねているNPOなどからクレームを受けたり、本で否定されては困る利害関係のある企業や団体から嫌がらせも多数だそう。それでも南氏は伝わる人に伝われば良い、諦めないで

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          20年前の食卓調査から何が見えるか 〜驚愕を超えて愕然とした家族の食卓のリアル〜

          「変わる家族 変わる食卓 真実に破壊されるマーケティング常識」 著:岩村暢子 2003年刊行 この本は広告代理店であるアサツーディーケイ社が行う〈食DRIVE〉という「定性調査」を紐解いたものだ。首都圏に在住する1960年以降に生まれた子供を持つ主婦を対象として毎年実施している2,000食卓以上のデータに基づいた実態調査から、学術的な結論を見出すものではなく、1家庭1家庭の食卓から何が見えるか事実から把握しようというものだ。 朝は起きないと決めているお母さん。 お菓子を朝

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          カーサベッラの「究極のカルボナーラ」と「たかはしたまご」後編

          外苑前のイタリア料理店「カーサベッラ」のオーナー・シェフ越川徹也が2019年に記述したメモを妻である私がリライトして掲載しています。前編はこちらです。 後編は、念願の「たかはしたまご」を使った“究極のカルボナーラ”が誕生するまで、高橋さんとの絆、カルボナーラそして料理にかける想いを綴ります。 ⒍  “究極のカルボナーラ”の誕生2014年秋、念願の自分のお店「Hostaria Casa Bella」を遂にオープン。 しかし、オープンに至るまで幾度となく「カベ」にぶち当たり、

          カーサベッラの「究極のカルボナーラ」と「たかはしたまご」後編

          カーサベッラの「究極のカルボナーラ」と「たかはしたまご」前編

          外苑前のイタリア料理店「カーサベッラ」のオーナー・シェフ越川徹也が2019年に記述したメモを妻である私がリライトして掲載しています。 前編ではシェフがなぜカルボナーラにこだわるのか、どのように「たかはしたまご」と出会ったのか、カーサベッラができるまでのストーリーをお届けします。 ⒈ なぜシェフ越川はカルボナーラにこだわり続けるのかカルボナーラは日本でも有名なパスタです。 色々なカルボナーラが日本全国にあります。 そもそも何故そこまでカルボナーラに私自身がこだわり続けるのか

          カーサベッラの「究極のカルボナーラ」と「たかはしたまご」前編

          10年前よりもっと怖くなっている外食の実態

          『じつは怖い外食』南清貴 2014年刊行 両親を癌で亡くしたレストラン経営者だからこそ実感する危機 私は両親を癌で亡くしている。 母は25年前に膵臓癌で。父は3年前に膀胱癌で。 この事実から私は「食事」が生死を大きく左右すると結論に至り、年々気にする度合いが深まるようになった。 そして私たち夫婦は9年前から東京渋谷でイタリア料理店 カーサベッラを営んでいる。だからこそ、東京に、日本に、まともな飲食店が極めて少ないことを日々実感し、少々途方に暮れている。 約10年前に刊

          10年前よりもっと怖くなっている外食の実態

          膵臓癌で妻を亡くした夫の追悼文/1998年当時亡き父が執筆

          最愛の妻へのレクイエム 飯島辰也1997年12月29日(月) 13時間にも及ぶ、大手術から約1ヶ月。 年末年始を大好きな家で過ごすため、関東中央病院を退院。 12月とは思えぬ暖かで、穏やかな日。 1998年2月5日(木) 房代44歳の誕生日。 最後になるかもしれない、我が家恒例のバースデイ晩餐会。 イタリアンレストラン”ボニータ”に大満足の様子。 2月12日(木) 長女 里枝の合格発表の日。 房代と次女 有果梨は家で留守番。 私と里枝が運命の合格発表の場へ向かう。 車内

          膵臓癌で妻を亡くした夫の追悼文/1998年当時亡き父が執筆

          母を15歳で亡くした長女の追悼文/1998年当時執筆

          高校1年生15歳の時に母を亡くした時、 母の友人らと父で製作した追悼集 【煌めいて】からの引用 Forever mother 大好きな母へ心からの愛と感謝を込めて… 飯島里枝 私には今でも忘れられない「夜」がある。 それは私が5才くらいの頃、夏祭りが近くの小さな公園で行われていた「夜」だった。 些細なことで父と母の間にもめ事が起きた。 口喧嘩は止まらず、たまらなくなって母が家を飛び出していった。 ➖➖➖その瞬間の、アセリとも不安とも恐怖とも類似しない私の気持ち。 体

          母を15歳で亡くした長女の追悼文/1998年当時執筆

          宮古島で究極の食育体験ができるオルタナティブファーム宮古さん

          6月下旬。梅雨明けがまだの中、奇跡的に晴れた4日間。初めて宮古島を家族で訪れた。宮古島の最終日は農薬・化学肥料不使用の無肥料自然栽培でサトウキビと島バナナを作られている農園へ。 レストランを都内で経営している私たち夫婦にとって、3泊4日の家族旅行自体が初めてで、とにかくやりたいことがありすぎて予定を詰めこみすぎていた私たち家族を、温かく素敵な笑顔で迎えてくださったオルタナティブファーム宮古の松本さん。 こちらを訪れるきっかけとなったのは、5歳の次男が大の甘党で、その流れか

          宮古島で究極の食育体験ができるオルタナティブファーム宮古さん

          40代にこそ実践したいゼロで死ぬ生き方

          著:ビル・パーキンス DIE WITH ZERO 人生で一番大切な仕事は 「思い出づくり」。 最後には結局「思い出」しか残らない。 この本の素晴らしいのは、 人生で一番大切な仕事は思い出作りである、 そう冒頭で言い切っているところが最高だ。 莫大な時間を費やして働いても、稼いだ金を全て使わずに死んでしまえば、人生は貴重な時間を無駄に働いて過ごしたことになる。 そして、その時間を取り戻すすべはない。 どんなにお金を積んでも時間を巻き戻すことはできないのだ。 多くの人が

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          ハッピーターンの衝撃を経て保育園から幼稚園への転園を決めるまで

          保育園で次男の0歳児クラスでハッピーターンが与えられていた衝撃的なエピソードは前述の通り。 2019年の春の話だったのかと思うと、時の流れの速さに身震いしてしまう。 エピソードをブログで公開するや否や反響が多々あり、その多くは「保育園の方針を変えられたなんてすごい!」とか「自分の保育園も十分に注意して見ます!」といった好意的なものが多かった。 一方で「そんなに文句言うなら幼稚園に行ってください」という意見もあり、本当にその通りだよなと思わされた。 とはいえ、その後こちら

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          1歳児のおやつにハッピーターンという衝撃を受けた話/2019年4月執筆

          ※2019年4月に執筆したアメブロ記事を再掲。 この4月から次男も0歳10ヶ月で認可の保育園に預けている。 長男も0歳10ヶ月で認証保育園に預け、その間に外苑前で「カーサベッラ」を夫婦でオープンした。 同じ月齢で保育園に通わせることになるなんて、なんとも奇遇なこと。 私自身は現段階では会社に復帰はしておらず、お店を手伝っている。 元居た会社に戻っているわけではないので復職証明はもらえない。 なので、もしかすると下の子は6月末で退園になるかもしれない。 そしたらそ

          1歳児のおやつにハッピーターンという衝撃を受けた話/2019年4月執筆

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          カップラーメン量産、それこそ緊急事態

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