親孝行の京都旅と「はり清」の記録
お立ち寄りいただきましてありがとうございます。
京都で生まれ育った方って、他府県の友人知人、親族に妙な誤解をされることってありませんか?
私もこの地で育ったのではなく、縁があって何年か暮らしている身ですが、住んでみると印象が違うな~と思うことがあったりします。。
・みんなが京ことばを使う。
そんなわけがない(笑)
少なくとも日常生活を送っている中で、その様な場面には滅多に出くわし
ません。
そういう感じを出すと京都っぽいというメディアの狙いもあるのでしょう
けど、物凄く誤解を招いている気がする。
同じイメージは風習とか、ならわしとかにも感じます。
・京都の観光地はだれもが知っている
もしかすると、京都の街がとてつもなく狭いエリアとして認識している気
がします。
これも、例えば違うエリアにわざわざ行くかというと、他の都市でも同様
のはずなのに、知っていて当たり前的な感覚で観光客に尋ねられたりしま
す。
逆に、京都の方が普通と思っていることが、通じないことも多かったり。
・東西南北や道の名前で自分の位置を認識しない
これは本当に通じない。
私は若いときに札幌で仕事をしていた時期があるので、抵抗なく受け入れ
ましたが、この位置のとらえ方は全国でも珍しいのではないでしょうか。
・バスが当たり前
交通機関が少ない京都ではバスが生命線ですが、東京からだと大抵は電車
で移動できると考えていしまいます。
前回の記事でも触れましたが、珍しく京都に来たいという実母を、私の奥様が3連休にアテンドして訪れました。
義理の関係にはなるのですがお互いに仲が良いです。😁
新幹線と宿泊先、どこで食事するかはすべて奥様が手配してくれましたが、それ以外の現地での移動や観光については私に丸投げです(笑)
冒頭に触れた他府県との感覚の違いに思い至ったのは、この女性二人組との旅行中の会話から生まれたものです(;^_^A
まだいろいろあるのですが、さわりだけ。
(ここからは嫁表記)
エピソード1(五条「はり清」で食事後)
嫁:「ここから清水寺まで何分?」
私:「。。坂を上り始める入口(五条坂あたり想定)までなら10分くらい」
嫁:「せっかくだからいこー」
※「ここから何分?」が京都に来た時の嫁の口癖(笑)
~到着後大混雑~
私:「行く??」
母:「やっぱりお土産買いたい。いろいろ一か所で買えるところ」
私:「はい。。」
目の前のタクシー乗って四条寺町に。
御池通まで買い物しながらぶらつく。
女性は何よりお土産なのね
エピソード2(あぶり餅)
母:「テレビで見た、串の先にお餅が刺さっていて焼いてあるの食べたい」
嫁:「あー、あぶり餅ですよね。私も食べたことないから行きたい。どこにあ
るの?」
私:「今宮神社だね。明日行こうか。」
嫁:「ホテルから何分?」
私の心の声:『どうしようかな、ホテル清水五条だし、タクシーはさすが
に。。』
私:「烏丸線の五条駅までタクシーで行って、そこから地下鉄乗って北大路
駅まできて、ついたら連絡して」
~北大路到着後~
嫁:「タクシー乗ったら信号2つしかないよと言われた。なら北大路までと言
いかけたけどやめた」
私:「ホッ。」
嫁:「あぶり餅たくさん食べるとおなか一杯になるけど何本あるの?」
私:「ううっ、、確か11本。割とペロリといけるはず。」
嫁:「少しでいいね。」
私:「ほんとに??」
エピソード3 (今宮神社到着)
私:「先に参拝する?」
嫁/母:「する」
私:「阿保賢さん」する?
嫁/母:「???」
私:「この石一度持ち上げる、お願いしてもう一回持ち上げたときに軽いと願
いが叶う。」
嫁:「やる!」
~前の女性観光客五人組~
2人ほど軽いとのコメント。
母:「重いから無理」
嫁、お願い後ひょいっと持ち上げる。あんた凄いよ。(笑)
さて、あぶり餅。
私:「どちらの店にする?」
母「元祖と本家何が違うの?」
私:「知らんがな。(笑)」
嫁:「お腹空いたから、やっぱり一人前ずつにして売り上げ貢献しよう」
私:「それがいい(笑)」
エピソード4(今宮神社から二条城に)
嫁:「夕飯が二条城前だから、二条城観光する」
「ここから何分?」
私の心の声:『少し行くと堀川出るからタクシーか、今出川、丸太町超える
な。。』
私:「15分くらいかな」
嫁:「予約の時間あるけど、二条城って観光するとどれくらいかかる?」
私:「二の丸御殿と、それ以外も見るとなると1時間以上かかる。」
嫁:「全部は無理だね」
さて、どうするか。。。
母:「ここはだれが住んでたの?」
私:「お殿様の別宅(雑)。大政奉還したところだよ。」
母:「ふーん」
嫁:「金箔ソフト気になる」
私:「やめとけ(笑)」
結果二の丸御殿みて離脱
嫁:「お茶したい」
私:「ANAクラウンでよい?」
嫁:「よき」
そんなんこんなで楽しい連休でした(笑)
言っていた意味、伝わりましたかね?
それでは「はり清」のお食事紹介です。
はり清
言わずと知れた老舗です。
個室のお座敷で頂きます。
畳敷きですがテーブルです。
母には最適でした。
ここからお料理ですが、ところどころメモがないので写真のみのご紹介。
この後甘鯛が出たのですが。。。
写真撮れていなかった。
そしてお肉。
この後むかごとゆり根のご飯が出ました。
写真忘れてるな。。
京料理というとなんとなくボリュームは少ないイメージがありますが、こちらの献立はとてもおなか一杯になりました。
和の京都を満喫です。
何より接客がとても素敵で、老舗という奢ったところもなくて、終始楽しい時間を頂けました。
帰りも五条曲がるまで見送りして頂いて、本当に良いお店でした。
それなりに敷居は高いので、それほど通えるお店ではありませんが、機会があればいつかまたお邪魔したいと思います。
今回はこちらで終了です。
長文になりましてすみません。
それではまた。