海が、波が、今まで以上に好きになった
年越しは日本に限る。が、コロナ。タイから日本は決して遠くないのに、簡単には帰国できない今日この頃。ということで、年末年始はいつもの島へ。
私は45歳。スケートボードとスノーボードをこよなく愛する42歳の夫が「夫婦で年を取っても一緒に楽しめるアクティビティを見つけたい」と数年前に言い出し、スノボー一式プレゼントしてくれたものの、断念。旅費、宿泊費、レッスン費、リフト代等がかなりかかるし、「楽しい」と思えるレベルに達するまで何回タイから北海道に行かんといかんのだ。
で、去年9月あたりから夫婦でサーフィン開始。しかし、なんと難しく、なんと体力を要求されるんだ、サーフィンとは!パドルアウトだけでヘトヘト。体バキバキ。水中で洗濯機のようにゴロゴロ転がり、足首にリーシュコードが絡まって恐怖に襲われたり。海が荒れててパドルアウトさえできずに悔しい思いをしたり、何度もやめたくなった。
去年は何回島に行っただろうか。まだへったくそで「サーフィンできる」と言えないレベル。波の選び方、パドル開始のタイミング、ターン、全然駄目。でもサーフィンが大好き。サーフィン自体だけではなく、波を待っているときにボードにまたがって見渡す海と陸の景色、空(サンセットセッションで空と海面がオレンジやピンクに染まり、月が同時に見えるときなんて言葉では表現できない気持ちになる)、何度も通ううちに距離が近くなった島をこよなく愛するサーファーや島の人たち、ビーチの人懐っこい犬、「サーフィンが上達するように」と動機が高まり今まで以上に楽しんでいるヨガやピラティス、そんないろいろな要素すべてが愛しい。
バリ島とかみたいに常に波があるわけではないので、2週間滞在してもサーフィンできたのがわずか数日だったり、雨季で海の荒れ具合が初心者には余りに厳しくパドルアウトだけで精一杯だったり、「サーフィン始めて1年ちょっと」と言っても海行くには飛行機乗らんといかん距離だし、実際どれだけの日数サーフィンしているか考えると、このサーフィン歴というのはトリッキー。何せ年齢が年齢だし、鈍臭くてスピードあるものが怖いし。
アドレナリンジャンキーの夫は、いつかショートボードでスケボーのようにトリックやマニューバーでがしがし攻められるようになることを目指してる。私は、チル。ロングボードでスルスルスルと優雅にフェミニンにクルージングしたい。
今年はレンタルを脱出して自分のボード買いたい。今は8'6のトライフィンからシングルフィンのボードに変えたばかり。どれが自分に最適なのかボードの選び方さえ分からない。
島から戻ってきたばかりなのに、今週末また行く。サーフィンを通じて仲良くなった子達が今週末を待ち望んでいて、「来なくちゃ駄目だよ」と。この年で全身真っ黒でシミ、シワ、海水で感染した虫刺されの跡の永久化が恐ろしいが行ってきます。加齢現象加速中、人生の質向上中。
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