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巖邑堂と餡子と年齢

ほぼ毎朝のお決まりは、適当に家事や市場への食料買い出しを済ませたら、濃い熱いコーヒーを入れて、マンゴーかバナナにヨーグルト、グラノーラという朝食をNHK朝ドラを観ながら楽しむ。

最近は「カムカムエヴリバディ」の影響で、すっかり餡子に洗脳されている(毎朝オダギリジョー!)。

以前は完全に「塩>砂糖」で、甘いものにはほぼ興味がなく、たとえばデザートより断然おにぎり。レストランのランチセットのデザートが大抵余分でしかなかった。ものすごく疲れているときに、稀に甘いものを欲する程度だった。

しかし人間は変わる。

1年以上前にサーフィンを始めたら、しょっぱい海水に長時間まみれていると、陸に上がったときに口にする甘いものがとても美味しく感じ、砂糖を欲するようになった自分に少し驚いた。

コロナ鍋でパンを焼くようになったことも、甘いものが以前よりも好きになった理由の1つ。小麦粉いじりが楽しくて、パンだけじゃなくてデザート類も「食べたい」というよりは「作ってみたい」からときどき作るようになった。美味しいものを作るには、美味しいものを自分で食べてみないといけない。甘いものを口にする機会が増え、砂糖への抵抗感が以前より和らいだ。

そして年齢もある。

人の味覚って変わっていくもんだ。私の父はお酒大好き。料理が上手でおつまみは自分で大体作る。「酒飲みは甘いものは食べない」説を体現していたが、歳を重ね、気付いたら甘いものを食べるようになっていた。あんなにお菓子に一切興味のなかった父が、栗羊羹やらスイスロールやらシュークリームやら「甘!!」と私は拒否するレベルのものを好んで食べるようになっていた。しかもモリモリと。

バンコクは日本人が多いのでお金を出せば色々な日本食が手に入る。和菓子でさえ。

GANYUDO(巌邑堂)のあんみつ。黒蜜をかけて。栗やもちもち白玉美味!

あんみつ

フジスーパーの桜餅は俵おにぎりのように大きくてびっくり。

桜餅

今日は少し前の「マツコの知らない世界」の和菓子特集を観て、和菓子巡りに金沢に行きたい気分。餡子の良さが分かる年齢になりました。

(この記事は大分前に書き始め、完成させるのに時間がかかってしまったので、もう朝ドラは「ちむどんどん」が始まってる。)

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