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my select50 vol.17 「FIAT500」

my select50の第17回目は「車」です。
イタリアのFIAT社の「FIAT500」

「フィアットごひゃく」とか「フィアット ファイブ・ハンドレッド」とは読みません。
「フィアット チンクエチェント」と言います。イタリア語ですね。
チンクという愛称で呼ぶ人もいます。
私は乗り始めてから6年になります。

京都の等持院にて
写真映えするのもFIAT500の良さ
顔はネズミみたいです笑

このFIAT500、街で見かけるかたも多いかと思います。
カッコいいというよりも「かわいい」デザインで親しまれ、女性のファンも多い車種です。
また、車両も軽く、コンパクト。
トコトコとどこでも行けてしまう軽快さが特徴です。
デザインの秀逸さは、さすが「イタリア」って感じですよね。

※自分の乗ってる車を自分で褒めてるのはお許しください笑

ルパンの中でも名作と言われる
カリオストロの城
冒頭のFIAT500のカーチェイスも名シーン
本作の監督はあの「宮崎駿」です

知らない方も、ルパン三世の名映画「カリオストロの城」でルパンが乗っていた車の、モデルチェンジ版と言えば、分かっていただける方も多いかなと。FIAT500 NUOVOと言います。
車のモデルチェンジは、前の特徴を消してしまうパターンも多いですが、このFIAT500は、旧車の良さを上手く引き継いでいると言われています。

現行のFIAT500は2007年から生産がスタート
NUOVAの発売から50年たったことを祝して、デザインや内装、排気量などを一新して発売されました。
まだ最近かと思っていたら、今は2023年なので、16年も経ってるんですね。ちょっとしたモデルチェンジは数年おきにしていますが、基本的な感じは、16年間ずっと一緒です。  

FIATのエンブレム
ヨーロッパの車メーカーの中では
シンプルで分かりやすい方です。
ちなみに大磯は「湘南ナンバー」です。

オススメポイントの前に、私の友人は、ファッションや車、時計にうるさい人が多いので、「なんでFIAT500???」と思う方も多いかと。
すいません、、、時計の回と同じく事前に言い訳させていただきます。

私も、そんなに車に詳しいわけではありませんが、昭和的な考え方の持ち主でして、車は常に所有していたい派です。学生時代から乗り継いでいる。
今だと、シェアとかレンタカーの方がコスパが良いと言われていますが。
Newspicksとかだと絶滅危惧種扱いされる古い輩かもしれません笑

貯金をしないかわりに(むしろ借金)、ファッションや車にはそれなりに財力を振り絞った人生でして、ロールスロイスやフェラーリ、ポルシェなどの超高級車は所持できていませんが、それなりに外車を乗り回してきました。
その中でも、FIAT500は良いです。今までで一番気に入っている。

FIAT500仲間と横浜の日本大通りで
FIAT500は横浜のクラシックな街並みにも合います。
こちらは横浜の馬車道にある
神奈川県立歴史博物館
ファッションの撮影に使われる場所です。

最初に乗ったのが、イタリアのアルファロメオ。
赤だったので、とにかくカッコ良かった。
次にフランスのシトロエンが3台続きます。BXからXM、最後がエグザンティア。
その次が、イタリア車に戻ってランチアのデルタ(セダンタイプ)
※この中でもシトロエンBXとランチアデルタは乗っている人も少なくて、渋いヨーロッパ車って感じで本当にカッコ良かった。

今度は、ドイツ車です。
まずは、BMWの320。これは、まさに「駆け抜ける歓び」のキャッチフレーズどおり、セダンだけど軽やかで乗ってて楽しかった。

次が、Volks wagenのGolf
コンパクトカーの名車ですね。ただ、そのワンサイズ下のPoloが出てからは、Golfもそこそこ大きくて、便利なファミリーカーですが、少しドキドキ感に欠けました。昔のGolfの方が良かったなぁという感じです。

そして、最後、FIAT500に乗る前が、Mercedes BenzのCクラスのステーションワゴン
いわゆるベンツです。大きいし、Cクラスではありますが、ちょっとラグジュアリーだし、安定している。あとホテルなどの駐車場でそれなりの扱いを受けることができる。しかしつまらなかった笑

ここまでFIAT500含めて8台でしょうか。
※実は、親父が車好きなので、シトロエンまでは、親父のお下がりです笑

一応、最高級外車は乗ってませんが、手の届く範囲の外車に乗ったきた経緯もあって、オススメのポイントに触れていきます。

桜が満開の小田原にある松永記念館
FIAT500は「和」が背景でも良いですね。

先ほどの経過の中で、ドイツ車に切り替わるタイミングがありますが、それがまさに「故障」が原因。

当時のイタリアやフランス車は、とにかく壊れる。私はロングドライバーなので、遠くに行くのが好きですが、目的地に無事ついたら喜ぶというかほっと安心するくらいのレベル感です。
ランチアで京都に向かう途中、今でも思い出しますが、浜名湖SAで車体の底が抜けるアクシデント。
乗ってる座席の底が床に落ちるんですよ! 地面ですよ。もはや漫画の世界です。
いくらイタリア車とはいえひどい、、、笑

びっくりするとともに、これ以上の車の出費は避けたいのと、安心して運転したいと感じました。
ただ、日本車は選択肢になかったので、日本車並みの安定性を誇るドイツ車にしようかと。
乗ってみると、ドイツ車はやっぱり日本車に近く、故障はほとんどありませんでした。静かだし、安定しているし、外車に乗ってる満足感も得られる。

白色が特徴的な運転席
ペットボトルが入るホルダーが足元に2つありますが、
感覚が狭くて2つも入らない。
まぁ、イタリア車だからしょうがない笑
座席も特徴的ですね。
内装もカッコいいより「かわいい」に近いですね。

しかし、ドイツ車も10年くらい乗ると、つまらなくなってくる。
なんていうか、安定感があり過ぎる、、、
安定感を求めておきながら、「運転してるぜ!」感を渇望する自分がいる。
※ドイツ車のファミリーカー批判ではありません。あくまで私の個人的な感想です。

その頃、有人がドイツ車からアルファロメオに乗り換えたと聞き、会いに行く。感想を聞くと「最近のイタリア車はなかなか壊れないぞ!!!」と言うではありませんか。
しかも、壊れない割に、昔ながらのガチャガチャした感じも残っていると。
(ここでいうガチャガチャとは、駆動音やエンジンがうるさかったり、運転がやや難しかったりを指す)
※アルファロメオ社はFIAT社の傘下です。

私が第二の故郷と勝手に錯覚している栃木の益子町
FIAT500はお尻がとにかくかわいい
お尻が好きというファンも多いです。

イタリア車も2010年を越えれば、壊れなくなったか。にわかに信じられませんでした。私はファッションでバイヤーをやっていた時も、インポート商品を仕入れによくイタリアに行きました。その時の記憶として、センスが抜群にも関わらず、何事も適当でスケジュールを守れないイタリア経済を思い出したので笑

この時は、ステーションワゴンよりコンパクトカー。そして、できれば1,000キロに近い軽いやつが欲しいと思っていました。
FIAT500はすでにデビューしていて、街中でも見かけるようになっており、非常に気になっていた時期です。

私は遂に、ステーションワゴンという広くて安定的な車を気に入っている家族の反対を押し切り、2ドアのFIAT500の試乗に向かいました。

断念した家族は次に、FIAT500も4ドアタイプがあるとも言われました。
ただ、4ドアじゃ車が重いし、大きい。
「ルパンが乗ってたFIAT500だって2ドアじゃないか!2ドアじゃないと意味がない!」と言い張る私
※結果として、3人家族で2ドアに頑張って乗っています笑

私が買った頃の2ドアタイプはPOPとTwinAirという2車種がありました。

POPというのはいわゆるオートマ車の4気筒エンジンで、馬力とトルクは少ないけど、安心してFIAT500ライフを過ごせる優れものタイプ。女性はこれを買う方が多いらしい。

片やTwinAirは、2気筒のターボエンジンを搭載。2気筒って、、、バイクとかのレベルで、車で2気筒はあまりない笑
排気量や馬力が少ないが、効率的なエンジン稼働によって、燃費を抑えつつ、速度やパワーを高めるというような仕組みらしい。

それに加えてオートマではなく、デュアロジックというシステムを採用。
オートマじゃないんだけど、自動的にマニュアル制御をしてくれる謎の機能が搭載されている、、、笑
運転している身としては、オートマと変わりないのだが、勝手に車がマニュアル制御していて、運転中にガチャガチャと自動でシフトチェンジしてる感が伝わってきます。
※時々マニュアル制御がおかしくなり、凄い違和感も体感できます。さすがイタリア車こうじゃなきゃ、、、

大磯にあるスーパー「ヤオマサ」の駐車場
小田原を中心にお店を展開
港が多い湘南エリアらしく
魚介類が美味しいです。
ちなみに大磯に高層の建物は一つもありません。

私は両方試乗し、一発でTwinAirを気に入りました。何よりもたった2本しかない2気筒エンジンがけたたましく、そして勇ましく一生懸命動く。
そんなに早くないけど、ターボを味わえる。

ブルルンッ!バタバタバタバターーーー!って感じ
「エンジン音がうるさい。乗っていて振動が伝わってくる。」
最高じゃないですか。
※店員さん曰くこのうるささが嫌でPOPにする人も一定数いるそう。

後部のTwin Airロゴは別売り
車にステッカーは貼らない派ですが、
一之宮の交通安全ステッカーは
いつも貼ります。
ダサかっこ良いです笑

可愛い外見なのに、癖のあるエンジン。そしてそこそこは速い。
しかも「昔ほど壊れない」と店員が言っている笑
即決で購入を決めました。
※エンジン音がうるさいので、初めて聞く人は「良いね!車って感じで」と言ってくれる方も多いです。

FIAT500
価格は日本の同型のコンパクトカーと比べると輸入車だけに高いが、外車の中ではかなり安い。買える値段
そして、車体が軽いので、走りが軽快。運転していて楽しい。
さらに、なんと言ってもデザインの良さ。写真映えするし、なでなでしたくなるようなかわいい奴
もう一つ、TwinAirなら、「かわいい外見をした勇ましい荒ぶるネズミ」感覚を味わえます。

最後に、外車はそれぞれヒエラルキーみたいなのがあって、ベンツやBMW、ポルシェなどでもその中でグレードが分かれいる。
人によっては下位のグレードを馬鹿にする輩までいる。クソ野郎ですね。

その辺のいやらしいところもFIAT500は超越しています。
FIAT500内でグレードの差なんかありませんし、その特徴的なスタイルから他の外車と相対しても、「FIAT500が好きで乗ってますけどなにか?!」と胸を張れるなにかがあります。
ほんまかいな、、、、

かんなみ仏の里美術館
静岡県の函南にあります
私、神社仏閣と仏像も大好きです。
8歳の娘に撮ってもらったFIAT500とカメラを持つ私

買ってからから6年。
エンジンオイル漏れがあって部品交換が1回。あとは、スピードメーターが誤作動して検査したのが1回
それ以外は、まったく故障せず、一生懸命走ってくれています。本当に壊れなくなりました。床なんか抜ける気配すらありません。
感動です!
※日本車だったら少しでも故障したら苦情ですけど、故障しないだけで絶賛されるイタリア車ってのは得なだぁ笑

今まで車は定期的の乗り換えていましたが、このFIAT500については、最低でも10万キロは走破したいと思っています。
Enjoy your car life!


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※こちらも私が大好きな益子町。流行っているセレクトショップ
 Pejite mashikoです。


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