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【記録】映画上映とおはなし会
12月1日(日)長野県飯綱町 いいづなコネクトWEST
主催 小野みなみ、藤原智子さん
協力 株式会社みみずや
参加者数 37人
~第1部~映画上映『食べることは生きること~アリス・ウォータースのおいしい革命~』
~第2部~トークセッション
話題提供①小野みなみ(イタリアトリノで触れたスローフードと長野の地域の食文化)
話題提供②藤原智子 (イギリスや北イタリアで感じた"食べ物をつくる、伝える"大切さと日本のポテンシャル)
話題提供③みみずや(事業紹介と地域循環の会社としての担い手)
対話 感想共有しながら、「あなたの地産地消とは」「食べることは生きること?」
良かったところ
ゆったりとしたあたたかい空間を参加者も含めて会場全体でつくることができた。
人数とスタジオの広さが丁度よかった。
赤ちゃんからおじいさんおばあさんまで。子どもたちの存在をアナウンスで共有。スタジオ内にあった運動マットを子どもスペースにしたことで赤ちゃんとお母さんも居やすく、子供たちも遊んだり寝てたり。
野沢菜漬けやりんごなどのお茶うけが喜ばれた。
バックグラウンド音楽が心地よかった。
プログラム設計
挙手制全体チェックイン。(ex,食べものを作ったり料理したりすることを仕事にしている人、伝統食や伝統農法を守っている人、飯綱町に住んでいる人、食べることが好きな人など)→会場全体で参加者同士でどんな人が来ているのか、またFarm to Tableの流れをお互いを見て確認。
映画上映からのトークセッション→映画内容で共有した言葉や挙げられている事例を報告トークで活用しやすかった。中立性を担保。映画直後の熱い感情のまま、感想共有や対話ができていた。
突如はじまったミニマルシェ
参加者のくりのみ園(農福連携NPO/小布施町)、れうりや(オーガニックカフェ/飯綱町)の方々が映画上映後いつの間にか受付机でマルシェを始めていた。しかも買った人に上映会の投げ銭BOXにお金を入れてもらっているではないか!!彼女らは商品の代金をすべて投げ銭に変えていた。「こうやってお金をまわしていくの」と楽しげに。それを目の当たりにして、循環するお金のエネルギーは計り知れないと思った。最後に、れうりやさんがくりのみ園さんのにんじんを提供してもらうことを約束していた。新たなきっかけが生まれた素敵なマルシェ。
その他:
・造園会社の方や保育園の給食スタッフさんが今後協力したいと声をかけてくれた!大学にコミュニティガーデンをつくる(Myスローフード宣言の3つ目)ための道が開き始めている。進めよう~!!
・参加者の上田市で環境政策に携わる行政職員さんから次の上映会を依頼された。次回開催は東信の上田市の発酵文化が根付く柳町で行います!
改善点
前提をしっかり明言する必要がある。
地産地消の重要性や地域内で経済を回していく話、有機食、有機農業の広がりについて映画や報告トークで扱った。しかし、食料問題や戦争のきっかけとなる資源争い、貧困地域での食料確保については触れられなかった。その背景があることを知ったうえで、「今日はその話をいったん置いておいて、地域の食卓の持続可能性についてお話しましょう。」という一言が必要だった。
上映状況をよく確認する。
後ろの方だと字幕がよく見えない、という感想を頂いた。後ろで立ち見している人も4,5人いた。映す場所をもう少し上に設定。事前に各場所の席に座ってみてよく確認。
内容と時間を考え直す。
報告トークの部分で、もっとそれぞれの話を聞きたかったという感想を多く頂いた。話者も話したい内容はたくさんあってもできる限り削ってポイントだけ話さないと、という感じだった。次回は1日スケジュールにしてもいいかも。お昼前から始めて午前に映画上映、実際にお昼はみんなで食卓を囲み、午後に報告トークと対話する。11:00~15:00くらい