カウントダウン余命15日
血液検査の結果がかんばしくない。つまりすい臓がん腫瘍マーカの数値が大きく上昇していた。2ヶ月あまりで980から9800U/立法センチメートルである。すい臓がんが大動脈やリンパ管を貫通するかたちで増殖していたため手術で摘出不能である。すでに肺にも転移している。
体のなかで発生した無数のがん細胞は免疫系システムで捕捉されて自然消滅しているのだろう。
わたし自身は癌幹細胞説が正しいと思う。どの細胞にも細胞分裂回数には限界があると考えての判断になる。
しかし癌幹細胞がどのようにして発生するのか、もともと存在しているのかさえ誰も何もわからない。
わたしの母親は転院する予定にあるといっていえる。父親のいる老人介護施設に隣接する病院で入院したらしい。詳しいことはわからない。しかし、最後は父親といっしょにいたいという。
ほとんどの病院で丸山ワクチンの皮下投与は認めていない。そうなると丸山ワクチンは事実上1ヶ月ぐらいしか摂取できない予定になる。
なにわともあれ体の調子は良くなっているらしい。食欲もあるようだ。それが麻酔剤や利尿剤の為であるのか丸山ワクチンの効果なのか今となってはわからない。
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