ココロの教室④ (8歳の瞑想体験)【38歳で突然スピリチュアル能力が開花した話・5】
前回の続きです
【ココロの教室】(仮名)の初日が終わり。
母は帰り道「見えた?エレベーター乗れた?」と興奮気味で聞いてきましたが、私が
「乗れたよ。筆で絵にマルとバツしたよ。でもバケツから筆を持つと墨がびちょびちょたれるのがやだった」
と答えたら「ふーん・・」と言ってその後あまり何も聞いてこなくなりました。
その後、6回か7回くらいかな?回数ははっきりと覚えていませんが、日曜日に母とココロの教室に通いました。
2回目からも”説明っぽい時間”には私は必ずちゃぶ台の部屋に残され、ドラ〇もんを読みました。そして”訓練っぽい時間”になると、部屋の中に呼ばれました。
訓練っぽいものは毎回、「指先にエネルギーをためてオーラを見る」練習からスタートしました。
その後の「ココロ(仮)」の練習が、、、実はほとんど覚えていません!
先生の誘導でエレベーターに乗るのは変わらないのですが・・・
確か・・海とか、山とか・・先生の誘導で色んな場所に行ったような・・・
海に入ってみましょうとか、山で食べ物を探してみましょうとか・・・したような、してないような・・・
他にも色々としたはずなんですが・・・
おばちゃんには8歳の記憶は遠すぎます。
あ、エレベーターで下に行って、手を魔法の手?にしてきて、他人にヒーリング・・なんてのもあったような!あったあった!
でも確かあのヒーリング、私は説明全く受けてない状態で訓練中にいきなり「こうやるとあなたの手が魔法の手になって、他の人の痛みを取れるのよ」とだけ先生に言われたから
「そんなわけないじゃ〜〜〜ん!」
て気持ちしかなくて本気でとらえてなかったし、本気で訓練しなかったんだ。
ま、そんなこんなで。ココロの教室最後の日を迎えました。
最後にはみんな自分で呼吸法して、自分でエレベーター乗って、好きな場所に行き、好きな事をして、自分で帰ってくる。
となるのですが。
行く前に「テーマを決める」のが8歳の私は苦手だったのです。
「自分のなおしたい部分(性格、体)」と言われても、まだよく分からず。
「誰か体調の悪い知り合い」などを思い浮かべてもいいと言われても、8歳の私の周りはみんな元気でした。
結局毎回「ペンだこ」をテーマに訓練。
この「ペンだこ」、「書くのをやめれば治る」って自分で分かっちゃってるシロモノですので。そして「書いてる限り治らない」って思っちゃってるので。
訓練には全く向いてないテーマだったと思います。
ただ、最終回の直前に、親戚の叔父さんが体調を崩したんですね。
これは!初めてペンだこ以外のテーマで、やってみっか!となりました。
最終回は先生は前に座っているだけ(笑)。
各自それぞれが好きなタイミングで呼吸法を始め、私もさっさと自分で潜りました。
一体自分がどこに潜っているのかも知らないのに、『面白い』ってだけでホイホイ潜れちゃう子供時代の自分。こうやって思い出して書いてみて今さら驚いてます。すげえなと。
今だったら、あんな説明ゼロの状態じゃ疑問と恐怖心いっぱいできっとどこにも行けない。
最終回の頃には私はエレベーターが面倒くさくなっていて、目を閉じて暗闇に勝手に穴をあけ、飛び込んでいました。
フワ〜っとゆっくり落ちていきながら、
「今から数を数えて、0で足がついた場所が今日行かなきゃいけない場所って決めた。今日は叔父さんが元気になるために潜る。」
と考え、10、9、8、、、と数えながら、落ちます。
0でトン!と足が地面について。
その足が、自分の知らない靴を履いていたりします。
8歳の私は「潜るってきっとそーゆーこと」と疑問も持たずにスルー。
足の周りに草が生えていました。
顔を上げて見渡すと、サバンナ?ぽい場所。だだっ広い。草生えてる。たまに木。
右手に森のはじまりが見えます。
足元に何か落ちているのに気付き、拾ってみるとパズルのピースでした。
ちょっと先にも落ちてる。歩いて、拾う。
またちょっと先にも見つける。歩いて、拾う。
どんどんパズルのピースを拾っているうちに、森に入ります。
森の中でもパズルは落ちていて、倒れた大木を乗り越えたりしながら拾って、歩いて、拾って、歩いて、拾って・・・
森の中の、泉に出ます。
泉の左脇に大きな切り株。表面まったいら。
切り株の前に落ちているパズルがきっと最後のピースだな、と何故か分かる。
切り株の前まで歩き、最後のピースを拾って、切り株の上でパズルを作ります。
出来上がったパズルの絵は、楽しそうに笑っている叔父さんの姿でした。
パズルを完成させた私はとっても満足して、帰ろうとします。
来た道をまた戻るのはめんどくさいなあと思った直後、
「泉からサバンナへの近道がある」
と気がつきます。
どうしてそんな事を知ってるのか自分でも不思議に思いながら、確かこっちの左側の木の脇を通って行けば、、、そんでここの木をくぐって、、、ほらサバンナ〜!出た〜!
あれ?なんで知ってたんだ?
ま、いいか、、帰ろ帰ろ。
そんな感じでした。
サバンナからはエレベーターで上がります。
サバンナのど真ん中にどこでもドアのようにエレベーターのドアがあります。
・・・あれ?このため?
このイメージをしやすくするためのドラ○もん?
いやいやいや〜まさかねー。
これが、8歳の私が初めて先生の誘導なしで自分だけで【ココロ(仮)】を使って「潜った」体験です。
このサバンナや森や泉が一体何だったのか、どこだったのか・・・
それが何となく分かり始めるのは、30年ほど経ってからになります。
次は【ココロの教室】から30年後、38歳で訪れた「始まりのサイン」について書きます。