禅語で実践!              「ありがとうのエンディングノート」 No.24

第5章 感謝とメッセージ編
5−5 主題:感謝の心を伝える
   副題:家族や支えてくれた人々への感謝の言葉

今回の主題と副題についての解説

感謝の心を伝えることは、人間関係をより深め、人生を豊かにするための重要な行為です。特に、家族や支えてくれた人々への感謝を形にすることは、過去の絆を振り返り、その温かさを再確認する素晴らしい機会となります。
家族は私たちの成長を支え、無償の愛を注いでくれる存在です。また、友人や支えてくれた人々は、困難なときに手を差し伸べ、喜びを共有してくれる大切な仲間です。これらの人々への感謝は、単なる言葉ではなく、具体的な形にすることでさらに深まります。たとえば、日常的なやり取りや特別な思い出を記録し、その存在の尊さを実感することができます。
感謝の言葉や行動は、未来の備えとしてエンディングノートに記すことで、記録として残り、感謝の心が永続的に伝わります。また、自分自身の心を整理するプロセスでもあり、これが後の人生においても大切な財産となるでしょう。

おたずねと参考例

おたずね1、家族に伝えたい感謝の言葉は何ですか?
 私の想い:

(参考例)
・「お父さん、いつも家族のために頑張ってくれてありがとう。」
・「お母さんの愛情と支えに感謝しています。」
・「兄弟たち、いつも一緒にいてくれてありがとう。」

おたずね2、家族との思い出で一番印象に残っている瞬間は何ですか?
 私の想い:

(参考例)
・家族旅行で見た美しい景色。
・誕生日にみんなで祝ってくれた日。
・日常の何気ない食卓での会話。

おたずね3、支えてくれた人々に贈りたい感謝の言葉は?
 私の想い:

(参考例)
・「あなたの支えがあったから、ここまで来られました。」
・「一緒に乗り越えた時間は私の宝物です。」
・「あなたがそばにいてくれたことが、私にとって何よりの励みでした。」

おたずね4、感謝をどう形にして残したいですか?
 私の想い:

(参考例)
・感謝の言葉を手紙に綴る。
・家族や友人との写真をアルバムにまとめる。
・エンディングノートに具体的な感謝のメッセージを記載する。

おたずね5、未来の感謝の形として、どんな行動を心がけたいですか?
 私の想い:

(参考例)
・日頃から「ありがとう」を素直に伝える。
・記念日や節目で感謝の気持ちを表すイベントを計画する。
・相手が喜ぶことを考えて、行動で感謝を示す。

この章を通じて、感謝の心を形にする方法を見つけ、エンディングノートにそれを記すことで、大切な人々との絆をより深めていきましょう。

1. ご参考に今回の項目に寄り添う禅語を選びました:

看脚下(かんきゃっか)

2. 禅語の解説

「看脚下(かんきゃっか)」は、「自分の足元をよく見なさい」という意味の禅語です。この言葉は、現実に立脚し、足元をしっかりと確認することの大切さを説いています。足元とは、比喩的に自分の今の状況や立場を指し、自分の立場や周囲の状況をよく観察して行動することを求めています。この禅語は、人生の中で迷いや焦りに直面したときに、自分が立っている場所や持っているものに目を向けることで、本当に大切なものに気づくよう促します。また、感謝や思いやりの心を持つには、まず自分の現状をしっかり見つめ、地に足をつけることが不可欠であると教えてくれます。

3. 選出した理由

「看脚下」は、家族や支えてくれた人々への感謝を考える際に非常に適しています。感謝の心を深めるためには、過去や未来に目を向けすぎず、まず自分の現在の状況や周囲の支えに気づくことが重要です。この禅語は、感謝を具体的な形にするための基盤となる「現実を見る力」を教えてくれるからです。

4. 要約

「看脚下」とは、自分の現状や立場を見つめ直し、感謝や行動を起こすための第一歩を促す禅語です。自分の足元をしっかり確認することで、支えられていることへの気づきが生まれます。

5. 一行要約

「看脚下」は、足元を見つめ直し感謝の心を深める禅の教え。

あとがき
この度は、エンディングノートをご覧いただき、誠にありがとうございます。本章を通じて、家族や支えてくれた方々への感謝の気持ちを振り返り、改めてその大切さを感じていただけたのではないでしょうか。これからも、日々の生活の中で感謝の心を忘れず、大切な人々との絆を深めていってください。皆様の未来が、温かく豊かなものでありますよう、心よりお祈り申し上げます。

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