ありがとうのエンディングノート ─ 今を生きるための人生の記録 ─ No.34
第7章 特別な思いと未来への希望編
7-3
主題:困難に向き合うときのアドバイス
副題:家族が試練に立ち向かうときの道しるべとして
禅語:喫茶去(きっさこ)
1. 今回の主題と副題についての解説
人生には、病気や経済的な困難、人間関係の悩みなど、さまざまな試練が訪れます。
そんなとき、家族の温かい言葉や支えが大きな力となり、前向きに進むきっかけとなることがあります。
例えば、
• 病気のときに家族が看病してくれたこと
• 経済的に厳しいときに、一緒に工夫しながら乗り越えた経験
• 心が折れそうなとき、家族の励ましが支えになった瞬間
こうした経験を振り返り、どのようにして困難を乗り越えたのかを記録することで、未来の家族への道しるべとなるでしょう。
また、困難を乗り越えたあとに感じた**「家族の絆」や「感謝の気持ち」**を言葉にすることで、家族にとっての大切な宝物になるはずです。
この章では、家族が試練に直面したとき、どのように支え合い、どのような言葉が力になるのかを考え、未来へのメッセージとして記録していきましょう。
2. 家族が困難に向き合うときの問いかけ
① 困難な時に家族に言われて支えになった言葉は何ですか?
例:
• 「一緒に乗り越えよう。」
• 「君がいるから大丈夫。」
• 「少しずつ進めばいいよ。」
あなたの想い:
② 困難に直面した時、家族でどのように支え合いましたか?
例:
• 「病気の間、家族が交代で看病してくれた。」
• 「家族全員で話し合い、負担を分け合った。」
• 「困った時に、誰かが温かい励ましをくれた。」
あなたの想い:
③ 家族に感謝を伝える方法はどのようなものがありますか?
例:
• 「感謝の手紙を書いて渡す。」
• 「一緒に感謝の時間を作る。」
• 「小さなサプライズを用意する。」
あなたの想い:
④ 困難を乗り越えた後に感じたことは何ですか?
例:
• 「家族の絆が強くなった。」
• 「試練があったからこそ、今の幸せがある。」
• 「みんながいてくれたことが心から嬉しい。」
あなたの想い:
⑤ これから家族でどのように未来を描きたいですか?
例:
• 「家族旅行を計画して思い出を作りたい。」
• 「定期的に話し合う時間を設けたい。」
• 「互いを大切に思い合う習慣を続けたい。」
あなたの想い:
3. ご参考に今回の項目に寄り添う禅語を選びました
禅語:喫茶去(きっさこ)
① 禅語の解説
「喫茶去(きっさこ)」は、「お茶をどうぞ」という意味の非常にシンプルな言葉です。
この言葉には、どんな立場や状況であっても、一杯のお茶を楽しむことで心を落ち着けるという禅の教えが込められています。
禅僧·趙州(じょうしゅう)が訪問者に投げかけたこの言葉には、
• 過去や未来ではなく「今この瞬間を味わいなさい」という意味が含まれています。
• 「焦ることなく、まずは落ち着いてお茶を飲みなさい」という、人生を穏やかに受け止める姿勢を表しています。
特に、困難なときこそ、まずは心を落ち着けることが大切です。
• 何かに追われているとき
• 心が不安でいっぱいのとき
• 目の前の状況がどうにもならないと感じるとき
「喫茶去」の言葉を思い出し、「一息つく」時間を持つことが、冷静に次の一歩を踏み出す助けになるでしょう。
② この禅語がふさわしい理由
• 困難なときこそ、焦らず「今この瞬間」を大切にすることが重要。
• お茶を飲むという「シンプルな行動」が、心を落ち着ける手助けになる。
• 家族と一緒に「お茶を飲む時間」を作ることで、絆を深める機会になる。
③ 一行要約
「喫茶去」は、お茶を楽しむ行為を通じて、今この瞬間を見つめる心の余裕を取り戻す禅の教えです。
4. あとがき
困難なときこそ、家族の存在が大きな支えになります。
そして、焦らず、心を落ち着けることが、次の一歩につながります。
「喫茶去」の教えを胸に、何かに行き詰まったときは、まず一杯のお茶を飲んで深呼吸してみましょう。
あなたがこのノートに記す言葉が、未来の家族の道しるべとなり、困難に直面したときに希望をもたらす存在になりますように。
あなたの経験と優しさが、家族の未来を支える力になることを願っています。