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2025.01.12 そこにはもちろん、
「ありあ!」って呼ばれた気がして後ろを振り向いてみたけれど、そこにはもちろん、誰もいませんでした。
当然です。早朝の田んぼ道で、大声でわたしを呼ぶ人など。
おそらくなにか物音を、「ありあ」という音に空耳したのだと思います。
たとえば車や飛行機がどこかへ向かう音。
あるいは鳥や動物の鳴く音。
そして雪やつららが屋根から落ちる音の可能性だって。
これをいうと友だちから「ちょっと怖い」って言われるのですが、亡くなったわたしの大切な誰か(例えばおばあちゃん)が、なにか音を利用してわたしを呼んだのかなって。
そう思うようにしています。
たしかに現象としては怖いけれど、そう思えば、また会えたって、少し嬉しくなる気がするから。
ただの自己満足だって言われれば、そうなのですが。
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