初心者がつまずいたときに見てほしい!-live2d初心者のやりがち4選

こんにちは、或iAです。
13日目のアドベントカレンダー記事になります。

ちょうど半分の記事であることや、多くのLive2Dモデラーのなかから参加できたこと、とてもうれしく思います。
まずは自己紹介を。私は2020年の12月から無償版で始め、2021年の12月からフリーランスのLive2Dモデラーとして活動しています。ご依頼を受けるときにモットーにしてることは「担当絵師様を参考にして、絵柄を崩さないこと」です。

私のポートフォリオをご覧になりたい方は、以下のHPをご覧ください。
https://ariaillustac.wixsite.com/aruia-page



そんな私の今回の記事の内容とは、
【初心者がつまずいたときに見てほしい!-live2d初心者のやりがち4選】
です。
1【左右対称を片方ずつ作りがち】
初心者が最も沼りがちなところ、それは、左右対称のものを片方だけ動かすところです。例えば、目だったり耳だったり左右対称な髪だったりと様々ですが、メリットよりもデメリットが大きいです。

私の思うデメリットですが、時間がかかりすぎる、左右反転できない、1回1回手直しをしないといけないなどの3つもパッと出てきます。

Live2Dモデリングでご依頼をとると時間との戦いになります。

正確な、破綻のないデータを作ることも大切ですが、時短して負担を軽減することも大切ではないでしょうか?
ずっとデータとにらめっこしているといやになる瞬間ってありますよね。集中力だって続きませんよね。

でも、瞬きの動きをペーストする。そして少し手直しをする。それだけで両方の瞬きを作って、物理演算を入れて、などの単純作業を一気に簡略化できます。
やり方の一例(※形さえほぼ同じならオッドアイでも使えます)
1.作ったデータをコピーする。
2.例えば右側の瞬きを作っている場合には左右反転して左側にデータを合わせる。
3.アートメッシュをコピー&ペーストをします。
4.パラメーターに点を打ってCTRL+SHIFT+Cで形状のコピー&ペーストをします。
5.少しだけ形が違う場合はこの段階で手直しをしましょう。
そうすると2倍の労力がかかる作業が、5割減!(当社比)

楽しく作業出来るでしょう。
このようなつまずきがちな場所を特集して行ければいいなと思います。

2 【パラメーターに点を多くうちがち】
これも多い失敗です。
パラメーターに多く点を打つと何が起こるか、データの崩壊です。
まずは2つの画像をご覧ください。
点を最低限にしたもの。

点を最低限にしたもの モデル アル実験体様

点を増やしたもの。

点を増やしすぎたもの 2021年自主制作モデル 止まれちゃん


動かすと、点を増やしたものは崩壊してしまいます。

それはなぜか?
答えは、余計なデータだからです。
パラメーターの点は最低限にしないと予期しないバグった動きなどが生まれて更に点を増やすことになります。

時間かかりすぎますし、それなら最低限のパラメーターだけにしてデータをキレイにして、バグらないものがいいですよね。
目は3点打ちでいいですし、口も口開閉3点打ちで表情豊かです。
私のモデルを見てもらえば分かりますが、最低限しか主なところは打っていません。
効率的に作業を進め、良きLive2Dライフを送りましょう。

3【デフォーマー最小限になりがち】

これもまた初心者さんに多い失敗です。
デフォーマーを最小件にするメリットもありますが、作るなら動きの豊かなモデルを作りたいですよね?
髪がふわふわ揺れて瞳がぷるんぷるんで、物理演算豊かなモデルに憧れますよね。
ならデフォーマーを少し多めに設置してみてください。
デフォーマーを少し多めに設置するだけで、動きの豊かなモデルが生まれます。
実際ご依頼者様に物理演算マシマシで!と注文されることが多いです。
流行りに乗っかるのがVTuberですからね、私たちは流行りを追うインフルエンサーを商売相手にしてる訳です。
それにオーダーメイド品。ご要望に可能な限り寄り添って応えたいですよね。
そのためにも、デフォーマーは多く設置しましょう!
ただし増やしすぎると管理がしきれなくなってしまう場合もあるので「管理が大変」と少しでも感じたら少なくしてもかまいません。

4【絵を崩壊させがち】
最後のTipsはこれです。
これ、よくありませんか?

例えば絵師様の右を向いた絵柄とモデルの右を向いた絵柄の違う時。
特に高可動域モデルに起こりがちですよね。

ご依頼者様は絵師様の絵柄が好きで、そのためにちゃんとした金額を払っています。
それなのに絵柄が崩壊した形で提出したら、ご依頼者様も絵師様も悲しいですよね?

私は絵柄の研究を事前に、作業中にしっかりします。
左右を作るなら絵師様の左右を向いた絵を探します。閉じ目を作るなら絵師様の閉じ目の絵を探します。
と言った風にたくさん研究します。
そうすると完全に同じとまでは行かなくても「あれ?なんかいい感じ?」となる訳です。
大手箱のVTuberを見てください。
絵柄が崩壊してますか?してないですよね。
私たちの目指す先はそこです。

動いて満足、ではなく、ご依頼者様の要望を絵師様からバトンタッチされて受け継ぐ。
自分が作って楽しいではなく、みんなが見てて楽しいモデルを作る。
そんな意識が大切かな、と思います。

特に私のモットーが最初にも書いた通りに「担当絵師様を参考にして、絵柄を崩さないこと」ですから。

もちろんこれは絵が描ける絵師系Live2Dモデラーも有利ですが、絵がかけないLive2Dモデラーも絵柄の研究は出来ます。
ぜひ参考にやってみて下さい。

クオリティが段違いに高くなると思います。



さて、ここまで読んでくださりありがとうございました。
こういった記事を書くのはなにぶん初めてなので、稚拙な文章になってないか心配ですが、思いはまとめられたと思います。

ぜひ、楽しく素敵なLive2Dモデリングライフを送ってください。

或iAでした。

文章協力: 友人


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