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八丈島

(2017年7月17日の投稿を改訂)

東京から簡単に行ける南の島は思った以上に南の島だった.

伊豆諸島のうち有人のもので最南端となるのは青ヶ島で,その次が八丈島となる.青ヶ島へは八丈島を経由しないと行けないため,簡単にアクセスできる一次離島としてはこの八丈島が南端となる.

ANAでひとっ飛び.

ひょうたん型をした島の狭い平地のど真ん中には空港が居座っており,空港がいかに重要であるかを思わせる.バスの少ないこの島ではレンタカーがメインとなる.おそらく,原付で走るには少々広すぎるだろう.手続きをしていると予約をしていないグループがやってきたが,すでに満車だったようだ.

八丈富士

八丈島でおそらくいちばんの名所が八丈富士になるだろう.きれいな裾野が広がっている.中腹までは車で行くことができ,半分ほどを徒歩で登る.中腹には牧場があり,多くはないが牛が飼われている.街と空港が眼下に広がり,タイミングが合えば離着陸する飛行機を見ることができる.

八丈富士の中腹にある牧場では明日葉ソフトクリームを食べることができる.抹茶より草っぽい.

八丈富士はそれほど高い山ではないが,やや急な坂が続く.晴れていないと単調でつまらない.登り始めは完全に霧に包まれていた.火口を一周するお鉢めぐりの道に着くと舗装がなくなり,草に覆われた岩場を歩くことになる.風が気持ち良い.火口は絶壁に囲われ,周囲から孤立している.もっとも,降りる道もあるようではあったが.八丈小島が見えると,こちらも本州から遠く離れた小島にいることを強く実感する.

お鉢に着いてから山頂まではほとんど草に覆われた道を歩く.植物の色合いが本州と異なっている.雲がかかったり晴れたりを繰り返した.
お鉢めぐりでは断崖絶壁の上を歩く.火口の中では生態系が違ったりするのだろうか.
晴れると八丈小島がきれいに見える.海の色が濃い.

夕日

八丈島には名のある景勝地が幾つかあるが,特に大坂夕照が気に入った.こちらも八丈小島がよりいっそう夕日を印象的にしていた.

景勝地「大坂夕照」からの眺め.
西側の海岸から見た夕暮れ時の八丈小島.島は島から眺めると違った見え方をする.
西側の海沿いにある塾.八丈島に学習塾は一つだろうか.塾といえば,ここなのかもしれない.夕日が切ない.

食事

寿司屋のおしゃべりな大将が名前を貼り付けてくれた.
町役場の隣の明日葉そば.天ぷらが美味しい.

温泉

みはらし温泉ではこのような景色を見ながら入浴できる.

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