◎魚の釣り方の続き | ワークショップを選ぶ理由
◯ 習い事を選ぶとき。どんなことが決め手になりますか?
ものづくりを選ぶみなさんは、こどもたちがまず好きかどうか?を基準に考える方も多いようです。
その他には
◎感性を育てたい
◎発想力を育てたい
◎世界を広げて欲しい
◎独創性を伸ばしたい
◎こどもといっしょに楽しみたい
◎色々なおともだちとの出会いを体験して欲しいなど
お母さんたちの参加理由は、様々ですが以上のような方が多いようです。
私たちは、こどもたちの経験値を上げるための提案をしたいと思っています。特に『暮らしを味わう』体験をいつも考えています。
だから、将来。
芸術の道に進むための場所では無いです。
みなさんの中には、こどもたちの将来を考えて習い事を選ぶ方多いですよね。(中には、純粋にこどもたちと楽しみたいという方もいらっしゃいます。)
最近。生き方って教えられないかもしれない。って思います。それは、自分が若いということもあるけれど。自分と違う人の生き方を教えるのは、難しいと思うからです。
とはいえ、こどもたちに心地がいい環境を用意したいと思うのが親御心なのかもしれないと思います。
◯ 2択だけでいいの?
魚を与えるか?魚の釣り方を教えるか?という話ってありますよね。
これも、もしかするとそろそろ更新する考え方なのかもしれないと思うのは、時代の変化もあるし、やっぱりこどもたちと過ごしていると気づくことが多いからです。
どうしてかというと。
いつまでも魚が釣れるか?わからないです。
ワークショップをしていると、いくつもの場面に出会います。
◎使いたい色が無いときどうする?とか。
◎大きなところを塗るとき大きな筆で塗るだけが答えなのか?とか。
◎隣に何色を塗るのか?とか。
◎思っていることをどう言葉にしたらいいのだろう?
◎あれ、鳥の羽ってどんなんだったっけ?とか
◯ ものづくりをしていく過程で出て来る課題や、謎。
そして、ときには、迷いが生まれます。
そのとき。どうやって解決していくか?いつもこどもたちは、考える経験を重ねることができます。
ワークショップでものづくりの手法を選ぶのは、そんな理由からです。
同じ課題でも、集まったなかまと解決方法が違うこともあるし。それをお互いに受け入れることのオモシロさがあります。
◯ 失敗するチャンスも含めて魅力
成功も失敗も蓄積していくことで、丈夫になっていく私が出来上がっていくように思います。失敗をしていないと。失敗するのが怖くなります。
そんな風に自分の課題を見つけることだけでも大きな経験値です。
その課題のための色々な選択や工夫を試してみることができたら、なおのこと価値があります。
欲張りすぎずに、ちいさな経験を積み重ねていくことって、こどもの頃こそ貴重な機会に思います。
というように。
感性を育てる意識が高いものづくりも、実はいくつもの生きる力を育む経験があります。
◯ こどもたちの問いに大人は応えられる?
ワークショップは、答えのない問いを経験することのできる時間です。
そして、これは私たち大人にとっても貴重な機会を与えてくれます。
こどもたちの見つける問いは、思い込みの社会問題とは違う、肌感覚のものです。
だからこそ。大人が答えるのだって簡単じゃないと思います。それは、私たちも豊かになるための手がかりになりそうです。
こどもたちの経験値を増やしませんか?その体験の一つにワークショップを選んで頂けたら嬉しいなぁと思います。