青空も月夜も
大空に広がる青空をひとり占めしたくて
今日も私は彷徨う
ある人が私に教えてくれた
「空を捕まえたければ、空が休んでる場所に行きなさい」と
くる日もくる日も、探し続け彷徨い歩いた
ある日、山奥の静かな場所に辿り着いた
ここには、空が足元にあった
青空の次は、月夜もひとり占めしたくなった
青空のあった街を超え、山を越え
さきの、先の、その先に
あなたは月夜を捕まえて私を待っていてくれた
Photo by Marino Mato Text by Kotobanokikaku 2020
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