にわかが語るよ
世の中に蔓延るにわかの存在。
私もその1人だろう。
だが!!にわかとして語らせてもらう。
「プロレス」について
4年ほど前からプロレスという特殊の中の特殊なものを見続けて、私なりに面白さを見出した。
試合内容、選手、展開、団体、ユニット、いろんな着眼点がある中で、選手にフォーカスを当ててにわかに語ろうと思う。
YTR
好きな選手として紹介するのは、新日本プロレス所属の矢野通選手だ。
敏腕プロデューサー、世紀の大泥棒、登別市観光大使、YouTuber、飲食店経営者、さまざまな肩書きを持つ男だ。
プロレスを見る前は、マッチョたちが殴って蹴って飛ぶものだと思っていたが、矢野通選手は全くの別物だった。
黒髪天パーの色白わがままボディの人が、相手の髪を掴んで引き倒す、相手の頭をはたく、コーナーパットを外す(めちゃめちゃ早い)、コーナーパットで殴る、テーピングで相手の足を縛る、大声で喋りながら試合をする、金的、金的、金的、金的、キンテキ、きんてき、きん、、、、
私の勝手なプロレスに対しての想像を180度ひっくり返した。
いわば、おじさんにギャップ萌え?したのだ。
プロレスの技といえば、かっこいいカタカナだったり、いかつい漢字を使うイメージだったが、矢野選手の場合は、酒豪ということもあり、「鬼殺し」「裏霞」「赤霧」などお酒の名前ばかりだ。
しかもそれらの技を見たことはほとんどない。
なぜなら前述の通り、技の名前をつけようのない攻撃ばかりしているからだ。
大学時代にはアマチュアレスリングで日本一になった実力を持ち、多くのベルトを巻いているすごい選手だ。
時折みせるレスリングの動きには、見た目から想像できないほどの力を発揮する。
試合開始前に控え室で帰りの準備をするほどせっかちな性格でも有名であり、試合を短時間で終わらせようとする。
先日は東京から数時間バスに揺られ試合時間は18秒で決着をつけたのだ。(負け)
華麗な?金的からの丸め込みで試合を決め、選手、解説、会場の人さえもあっけに取られているうちにリングを後にする。
金的祭りと実況されるほど、華麗?に決めて勝利をもぎ取るのだ。
ここにこそプロレスラーとしてエンターテイメントを届ける姿がかっこよく見える。
見たことない人は是非とも時間があってもなくても試合を見てほしい。
入場から退場まで見ても15分もないですから。
初めて見る人のイメージをぶっ壊す試合しますから。