【都市の経済構造を考えてみる!Ⅱ】(第1回)「シーズン1を振り返ってみた!」
この秋頃まで、2年弱くらいの期間をかけまして、都市の経済構造について考えておりました。気づきがあった回もありましたし、統計とニラメッコしている時間が長い割に気づきが少なかった回もありました。
・【都市の経済構造を考えてみる!】(第101回)「トヨタの有価証券報告書から広域企業の本社について考えてみた!(9)(広域企業)」
https://note.com/areaia/n/n7f03d29f500f
第101回を一旦の区切りとしまして、それから早いものであっという間に3か月ほど経過しましての今日この頃でございます。その後も、お風呂に浸かっているときや、電車で車窓を眺めているときなど、頭の中には都市の経済構造がありまして、また、文章で残しつつその続きを考えていきたいな、と思うようになりました。
ひとまず、シーズンⅠで、岩手県、宮城県、東京都、愛知県の産業連関表を見て回っておりましたので、シーズンⅡでは、その他の道府県などの産業連関表をみてまわろうかと考えておるところでございます。今回は、その1回目としまして、シーズンⅠの振り返りをしておこうと思っとります。
〇 都市の経済収支(=流入ー流出)
シーズンⅠでは、議論の出発点としまして、都市圏全体をひとつの組織に見立てまして、都市への流入は多い方が良くて、都市からの流出は少ない方が良いよねとしまして、産業連関表の移輸出と移輸入あたりを中心に確認しており、産業連関表の移輸出入に含まれない都市への経済流入や都市からの経済流出をその他の統計などから探しておりました。
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