私だって1ミリの世界で戦っている
ワールドカップ、アルゼンチンの優勝で幕を閉じました。決勝、凄い試合でしたね。ぶっちゃけ4年周期のにわかサッカーファンな私ですので具体的に何が凄かったかは説明出来ないんですが。今回のワールドカップ、日本代表の2回のジャイアントキリングには興奮&感動させて頂きました。
中でもやはり印象に残ったのが「三笘の1ミリ」。あのスペインからの逆転ゴールのアシスト、本当にギリギリでの折り返し、例の上空からの写真の格好良さなどなど強烈なインパクトを残してくれました。
そんな1ミリの世界で戦った日本代表のメンバーですが、私だって日々1ミリの世界で戦っています。相手はゴールポスト…ならぬ郵便ポスト。
はい、急にスケールの小さな話になりました。
何の話かというと私が普段利用しているPayPayフリマ(とヤフオク)のゆうパケットポストでの話です。
PayPayフリマは送料は完全に出品者持ちで、送料は上のようになっています。他にもおまかせ配送なんてものもありますがほぼ利用する機会はないので割愛します。ここで注目して欲しいのが日本郵便です。
ゆうパケット(ポスト)というのがあり、送料175円です。普通のゆうパケットやゆうパケットポスト(専用箱)は3cmの制限があったり窓口発送だったり意外と箱が高かったりするので私はこの二つは基本使いませんしオススメもしません。使うのはシール一枚約5円でポスト投函できるゆうパケットポスト(シール)のみです。
このゆうパケットポスト(シール)、3辺合計60cm以内(長辺34cm以内)、重さ2kg以内で郵便ポストに投函可能なものという条件です。
長さと重さは簡単に測れますが、問題は郵便ポストに投函可能なものという項目。では一体郵便ポストに投函可能なサイズとはどんなものでしょう?
「郵便ポスト 投函口サイズ」で検索すると多くの郵便ポストは幅25cm×厚さ4cmという情報が出てきます。私の最寄り郵便ポストもこのサイズです。幅25cmはまぁ別にそれほど問題にならないので置いておくとして、問題なのは厚さ4cmです。この4cm、正しく言うと4cmと数ミリ。つまり4cmより少し厚いものが入るわけです。
細かいことを…と思われる方もいると思いますが、フリマアプリの出品者でゆうパケットポスト経験のある方には多分共感して頂けると思います。この数ミリが重要なんです。
メルカリやラクマの事情は知りませんのでPayPayフリマのみの事情で話しますが、PayPayフリマは出品のときに配送業者として日本郵便かヤマト運輸かを選ばなくてはなりません。商品購入後に変更することは原則できません。
で、出品するわけですがこの段階で選んだのは配送業者のみ。配送方法は未定です。PayPayフリマの商品を見ても配送方法まで書いてある出品者は少ないです(補償の問題もありますので私はきちんと書いています)。
出品者・配送料負担が原則のPayPayフリマでは、おそらくどの出品者もどの配送方法で送るかを決めてから出品しているはずです。で日本郵便の送料ですが、ゆうパケットポスト180円(175円+シール代5円)で送れなかった場合の次の選択肢はゆうパック60サイス700円になります。高額商品ならそれでもいいでしょうが700円以下で出品している商品だと当然赤字です。
少しでも高く売りたいけど競合相手より価格設定を低くしないと売れない…利益はできるだけ削りたくないので削るのは配送料。意地でもゆうパケットポストで出したいわけです。投函なので他の基本窓口提出の送り方よりも超手軽で簡単、しかもポストは何処にでもあるしいいことしかありません。
で、結局4.何ミリなら入るのかということになります。一度正確なポストのサイズを測ろうとメジャー片手に最寄りのポストに挑んだことがありましたが、特殊な形状なので測り辛い上に周りの目も気になったのでロクに測れず撤退。ミリ単位の正確な値は出せませんでした。
しかし低額商品は事前に確実に郵便ポストに通ることが確信できないと怖くて出品できません。そこでまず私が取った方法は「他の荷を出すときに仮梱包した出品予定物も持っていき通るかどうか試す」という単純なもの。割と怪しい行動なのでこの方法を使う時はあまり人のいないような時間帯が望ましいです。下の画像は角2の封筒にA5判コミックを三冊重ねたもの。厚さ4.5mm。プチプチやダンボールで巻いてはいないので遊びはありません。
案の定通りませんでした。このコミック、全6巻ですが現在の相場的は送込1000円で売れるかどうか。これが通れば下のような配置の梱包で全6巻ゆうパケットポスト(180円)で送れ、売値1000円でも差額820円。
ところが僅か数ミリ厚かったせいでポストに入らず、日本郵便で次に安くこれを送れるのはゆうパック60サイズの(700円)しかありません。差額たったの300円。しかもここから手数料まで引かれるんですから…
そんなわけで少しでも送料を安くしたい、窓口まで行くのは面倒なのでポスト投函で済ませたいという思惑の元、日々1mm単位での荷の圧縮を試み郵便ポストと戦っているわけです。
でも4mmを微妙に超える荷を出品の度にいちいちポストまで持っていって通るか試すのは非常に面倒です。そこで思い浮かんだのがコレ。
100均で売ってる厚さ1cm~3cmまでを図れる発送用厚さ測定定規という品です。昔まだヤマトメール便が健在でゆうメール、シール登場前のゆうパケットなどを併用して使っていた時代はこの手のアイテムを重宝していましたが、ゆうパケットポスト(シール)を使うようになってからは無用の長物。
これをヒントにこんなものを作りました。
まぁ要は厚さを4m超まで図れるようにしただけですけど。
でもコレのミソは厚さが可変式ということ。
厚めの台紙にまず4.5~5cm程度の厚さと適当な幅の切れ込みを入れます。そして同じ外幅の細い台紙をクリップ止めしてやります。そして上記のポスト実験でギリ通った仮荷を挟みその高さで固定。これで仮想ポスト投函口の完成です。ちなみにウチのコレは厚さ4.2mmです。
あほくさ…と思うことなかれ。バカバカしいようで実はコレ、メチャクチャ役に立ってます。コレのおかげでかなり出品作業捗ってます。
この青い相棒と共にせっせと断捨離出品作業、1ミリの戦いは続くのです。
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