これでは楽しめない②
楽しみたい、楽しんでほしい娯楽も悪用はダメなお話。
占い師や霊能者、偽カルト宗教となると洗脳やマインドコントロール…のイメージもありますよね。
そんな限定的な場面のみではなく、家庭環境やブラック企業、交友関係でも発生することもある。
霊能者はー!カルト宗教はー!とあまり言い過ぎると…
「そんなの興味もないし相手にすることがないから無関係!」
と他人事になりがち。
実際にはどんなものかを例にしてみます。
雑な例えです。
(作家志望ではないので非常に雑!)
悪質な自称霊能者がいた場合
(例1)
※Aさんは実在しない人物であり、架空のお話です。
Aさんは占い好き。
過去の恋愛では何度か浮気される事があった。
たまに彼氏と連絡がつかないことがあり、理由を直接聞く事があっても違うんじゃないかと疑ってしまう。
その都度、占いを繰り返す。
浮気していないという占い結果が出ると安心する。
同じ地域に口コミで霊視がよく当たると言われている自称霊能者がいた。
初めての霊視鑑定。
イメージとは違い、優しいフレンドリーな対応。
これまでの浮気された過去もピッタリ。
「この人が本物だ!」
自称霊能者を特別視するようになる。
住んでいる地域も同じで何度かスーパーで見かけるようになったことをきっかけに仲良くなりプライベートな付き合いまでに。
鑑定中しか会わないという線引きはなくなった。
プライベートでも会う回数が増え、行動についてあれこれ言われるようになる。
「〜しないと不運になる」「〜の原因はカルマのせい」「〜さんとは縁を切りなさい」
Aさんは自称霊能者の言いなりで操り人形のようになっていく。
行動の幅は狭く、これまでの交友関係も全て断ち、彼氏とも別れ、自称霊能者しか関わる事がなくなった。
そしてAさんは行方不明に。
次の例も実在しない架空のお話です。
(例2)
占い好きのCさん。
さまざまな占い(風水や手相、四柱推命やタロット等)をバイキング料理のように楽しんでいました。
不思議とそれぞれの占いで同じような結果になる事があった。
それに感動をし、さらにのめり込むようになる。
あるとき、なるべく避けたかった辛口占い師にあたってしまう。
凄く嫌な気持ちになった。
自分の全てを否定された気持ちになった。
その後、しばらく辛口占い師の言葉が頭から離れない。
「〜しないと不幸になる。」「カルマが〜してはいけない」
Cさんはその通りにしたら良い事があった気がした。そして当たる。
嫌だと思っていた辛口占い師なのに…
次の占いでは辛口でも少し穏やかにみえた。
辛口占い師をリピートするようなった。
Cさんは他の占い師に鑑定をお願いしてもしっくりこなくなってしまい、だんだんと…
「(辛口占い師)〜と鑑定結果が違う。おかしい!」
と言うようにもなった。
それからは辛口占い師以外の事は信用できず怒りっぽくもなり別人のようになってしまった。
Cさんはもう自分の姿がわからなく、なぜか情緒不安定になる。
占いの目的もわからなくなって生きる目標も何かわからなくなった。
ここまでになるとエンタメの一線を越えて楽しめない。
あることをきっかけにおかしい状況に気がついたときには、その業界全体が敵に見えて怒りでいっぱいになることも。
この怒りは、出口に向かうために必要なことだと思う。
楽しめない、楽しめない〜
線引きは必要。
こういう話題もしますがアンチではありません。