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愛着障害への対応方法⑩

前回までの続きです。

愛着障害のある子どもたちの中では、生活リズムが不安定だったり、見通しがもてなかったりすることで、情緒が乱れやすいケースもあります。

そのため、家庭と連携を図りながら、生活リズムを安定させたり、学校生活では見通しがもてるようにしたりすることが大切です。

具体的には、朝起きる時間、朝食を食べる時間、学校に行く時間、宿題をする時間、お風呂に入る時間、寝る時間など、本人が見通しをもって安定して過ごすことができるようなスケジューリングをすることです。

また、学校では着替える時間、授業の準備をする時間、授業の流れを固定化するなどです。

加えて、スケジュール化するだけでなく、次の活動の「予告」をすることも大事です。

特に最初の頃は、スケジュールを覚えられないため、次に何があるのかをこまめに予告することが必要です。

実際に予告したり、実践したりしながら、場合によってはキッチリ決められていることからストレスを感じる時間帯があるかもしれません。

その場合は、本人と対話しながら適宜、軌道修正していきます。

本人が落ち着いて、安全・安心な生活が送れるように、規則正しいリズムを整えていくことが大事です。

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