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RB大宮アルディージャとは。

『さあ 、はじめようか。快進撃を。』
このキャッチフレーズで幕を開けたRB大宮アルディージャというクラブは可能性の光を見いだしそうな移籍市場を過ごした。
昨シーズンから見る今年のスタイルと、新戦力がどう重なるのか個人的な考え、まとめを残しておこうと思う。
また、他クラブの情報・状況に関してだが今回は考えずRB大宮アルディージャ軸での話になる事を留意してほしい。


歩み寄り融合したクラブプロパティの変更


まず全ファンサポーターが気にしていたクラブプロパティの変更ではあるが当初の報道通り「大宮アルディージャ」という名前を残した。サポ的には「RB大宮だろう」という声も多く、私もそのように思っていた。しかし、クラブプロパティ発表の場にあったのは「RB大宮アルディージャ」だった。
レッドブルグループもオーナーが亡くなり転換後の状況。恐らくファンと戦うことを重きに置きたいという考えもあったのかもしれない。これまでのクラブの歴史を塗り替え新たなクラブとして始動するより既存のファンを残しつつも、レッドブルグループとしてのアイデンティティを残しながら、元のクラブのアイデンティティを尊重することで従来の大宮アルディージャファンとレッドブルグループファンそしてエナジードリンクファンや別競技例えばF1や海外サッカーのRBライプツィヒなどからのファンを融合をしたい考えがあったのではと考察する。また、これから買収をする際に「RB大宮アルディージャ」の事例を伝えることでグループ化するための良い交渉手段にもなるのではないかと考えた。

RB大宮アルディージャとしての変化


話がだいぶ逸れたが大きな変更点は
- エンブレム、ロゴの変化
- チーム名の追加
- クラブカラーの追加
が発表され我々ファンサポーターは別の意味で驚かされ、マリオ・ゴメスの言葉「レッドブルは怖い存在ではない」という言葉通りの結果になった。

そして、先日ユニフォームの発表されこれもまた大宮アルディージャのDNAとレッドブルのDNAを融合させ過去を見てもトップクラスのユニフォームとなった。

- メインカラーのネイビーにオレンジのDNAを絡み合わせような演出でクラブカラーの成り立ちを表現。しかもそのオレンジは西口つまり大宮駅から通り東口を抜け参道へ氷川神社を抜けNACK5スタジアム大宮へと向かいユニフォームと合わさる。まるでファンサポーター我々とレッドブルの融合のようにも感じた。

- オレンジやネイビーのカラーは大宮アルディージャ伝説のユニフォームであるチェック柄を細かくして採用

- 背番号は283(つばさ)で背中に翼を授ける表現。

- メインネイビー化により最後の砦であるGKにオレンジ採用

- スポンサーにレッドブル追加と従来から支えてくださるNTT東日本、武蔵野銀行、富士薬品、しまむら、武蔵コーポレーションでこれまで築き上げたスポンサー様との関わりも継続
個人的には100点に近いユニフォーム(&演出)で大変満足しています。

選手構成


長澤徹への信頼

さて、早々に決まったのが監督の契約更新。レッドブル首脳陣は大宮の練習を見てレッドブルのフィロソフィーと長澤徹監督のフィロソフィーが合致していることを確認しすぐさまにも契約更新オファーを出すように原フットボール本部長(現社長)に直訴したようだ。
このフィロソフィー、哲学という意味だがレッドブルが特に重視しているものだと考えている。

攻守にアグレッシブであること、インテンシティが高いこと、高い集中力をもってハードワークすること、観ている人たちを熱狂させること

レッドブルグループ マリオ・ゴメス氏のコメントより

これはマリオ・ゴメスが話した一部だ。そして、これは偶然のことであるらしいが長澤徹監督のサッカーの考え方はレッドブルのそれに近い。
昨シーズンの大宮の練習はミニゲームが始まれば休憩する暇など無かった。ボールが出てもすぐボールが配球されてゲームが再開され、ゴールが決まっても喜ぶ暇も悔しがる暇もない。まるでサッカーゲームのようにゴールキーパーから開始されてしまいトランジションの連続であった。
ピッチ幅と高さも短く密集地帯を作り、大外ゾーンは廃止、原則から外れても良いとはするが基本はツータッチ以内で素早くボールを回してゴールを前進する様子は一時期のナーゲルスマンを彷彿とさせた。
少し外れるがこの原則から外れても良いと言うのはその展開が素晴らしければ外され、選手が指摘する様子もなかった。
指摘をする暇があれば動け、転がされてもファールと叫ぶ前に身体はボールを追いかける集団になっていったのもこういう所からも来ているのだろう。

確立されたフィロソフィーと現実的な補強案

その為RB大宮は上記に書いたフィロソフィーを前提に選手獲得の選考基準をした。また、山本スポーツダイレクターの話によれば膨大なデータを持っているレッドブルと相談をして決めておりフィロソフィーを土台とし、その上に成り立つ長澤徹イズムに合い獲得可能性が現実的なラインを選定してきたのだろう。
今回の加入選手で多かったのは京都サンガFCで長澤徹監督を師と仰ぐ選手、豊川雄太と谷内田哲平の2人だ。
彼らの移籍してきた理由を「信頼できる監督とコーチが居たから」という単純明快な理由を話している。
ここで大体の人が長澤徹絡みで彼が仮に居なくなった際に、使われなくなるまたは新しい監督に合わなくなる、結論として監督が変われば継続できないというレッテルを貼る人たちも少なくはないだろう。
だが、個人的な見方は違う。
それはグループフィロソフィーに合う選手をそもそも選んでいるということだ。獲得可能にするために長澤徹さんが居るからという理由が大きく、しかし前提としてレッドブルグループに参加出来るというメリットはかなり大きなもの。
しかし、まだRB大宮はJ2。J1クラスの選手を引っ張るにはレッドブルグループと言う理由だけではまだ足りない。だからこその長澤徹の路線を使ったが正しい。
そしてレッドブルグループは当初からブラジル人選手に注目をしていたという報道がされていた。J1クラブからの引き抜きは難しかったが昇格クラブという実質J1クラブへのオファーを実現させた。

プロジェクトとそれを実現できるバック

正直なところ「なぜ大宮に?なぜ個人残留?」というところはあるが、それもまたフィロソフィーとクラブのプロジェクトだ。
ここ数年あらゆる意味で移籍市場の話題を掻っ攫うクラブがいる。イングランド1部プレミアリーグの名門クラブであるチェルシーだ。彼らの選手獲得に関して賛否はかなり大きく分かれているのは確かではある。
なぜ、クラブがこの直近のシーズンで苦しんでいるチェルシーへの移籍を決断するのか。
もちろん札束アタックをしているのは言うまでもないエンソとカイセドだけで400億円近いお金をかけている。
ただ、本人が行きたいと言わなければ交渉は成立しない。彼らは口を揃えてこういう「クラブのプロジェクトに賛同した」個人的に今のRB大宮の大きな強いところの一つともいえる。
そして予算規模から可能性が高いことは言うまでもない。ファビアン・ゴンザレスの移籍の際もその「プロジェクト」という言葉を聞けた、安光将作も「野心」の言葉が聞けた。
余談ではあるがチェルシーに関しては子供の頃からの憧れのクラブというのも1つ移籍の理由にしている選手も見受けられる。私より少し上の代の方から言えばチェルシーブランドは通用しないが私たちより下の代はチェルシーブランドが大きい。
プラスチッククラブと揶揄する方々がドイツなどに多いと聞く。レッドブルグループを新興とする方々もいる。
しかし僕は今度31になるが、レッドブルグループは強豪…少なくとも巨大なグループという認識があるし、今回名前を挙げたチェルシーがアブラモビッチにより買い取られたのは2003年。つまりは2003年以降に生まれた方々は強いチェルシーしかほぼ見れておらず憧れのクラブの1つだ。
そして我が軍にはめれば2005年レッドブルザルツブルクが誕生した。そう、市原吏音世代はレッドブルサッカーが当たり前に存在するということだ。
その10年後にはライプツィヒが旋風を巻き起こすシーズンとなり、これからの若手日本人選手にとっても身近な強大なグローバルグループのプロジェクトに参加できるのだ。
それがJ1にいれば23歳以下を中心に獲得をして時代を築く未来は見えるのではないだろうか。

忘れてはならない育成型循環クラブとしての大宮アルディージャ

またレッドブルグループの考えとは別に大宮のこれまでの継続である循環型クラブの事を忘れてはいけない。
大宮の下部組織は実力者が増えてきており大宮アルディージャの選手として昇格できなくとも大学を経由し別クラブで契約を勝ち取る選手が増えた。
今の選手で代表的な所で言うとキャプテンの石川俊輝やJ3ベストイレブンの浦上仁騎がそれにあたる。
大宮は今シーズンより元キャプテンでレジェンド選手である菊地光将をレノファ山口FCよりスカウトとして獲得した。
これもまた循環のように感じるが、これでディフェンスセンスのある選手を菊地が、オフェンスセンスのある選手を橋本早十が見ることごでき「大宮アルディージャに恩があるホームグロウン選手」の獲得のクオリティを高くする事ができる。
レッドブルにはない大宮アルディージャ下部組織にいた選手(なんとジュニアユースのみだった選手なども含めて)のリストからどこに進学し大学・高校で活躍しているかをチェックしているのだという。声をかけられた選手は覚えてくれたことに喜ぶだろうし大きなモチベーションに繋がる。
やはり、今シーズンの福井や中山は「大宮に恩を返したい」と考え契約に踏み切るケースだった。
大宮アルディージャの下部組織は選手として育てるだけでなくヒトを育てることも考えられている。それがその選手として、それだけでなく人ととしての育成をする。
結果的に大宮に戻りたくなる1つの要因になるのだろう。

RB大宮アルディージャの戦術的期待


攻守にアグレッシブであること、インテンシティが高いこと、高い集中力をもってハードワークすること、観ている人たちを熱狂させること

レッドブルグループ マリオ・ゴメス氏のコメントより

第1節から最終節の第38節まで、すべてのゲーム、襲いかかります。

RB大宮アルディージャ監督 長澤徹監督コメントより

この2つが今シーズンのRB大宮の戦い方を考えるフィロソフィー。
昨シーズンに関してからの継続も考えながら考察をしていきたいと思う。
まずは昨シーズン4231→3322→3421と選手のコンディションや怪我を考慮して姿を変えていった。なので共通概念としてシステムは当てにならなずコレというものはないと思われる。

昨年のまとめ

ただ戦い方に関しては共通性が上げられるものとしては
①ハイプレス、つかないマンツーマンと広告塔の設定
②シュートブロックの仕方とゴールキーパーとの設定
③中はやらせず外へ運ばせる動き
④フリーロール選手の設定、空いたスペースを誰が埋め誰がまた作られたスペースを埋めるか
⑤まず考えるのは自陣ゴールから遠ざけること、裏抜けを積極的に狙う
⑥素早いトランジション。ゲームの流れを止めるな。転ばされてもすぐ起き上がれ。
⑦ボールサイドへのオーバーロードで攻め上がり即時奪還、チェンジサイドでの展開、逆大外にフィニッシャーの配置。
個人的にまとめるとこのような形が昨シーズンの長澤大宮であった。特に戦う姿勢、いや闘う姿勢を貫いたのは言うまでもない。
しかし、後半の失速がかなり気がかりのポイントではあった。ここの分析に関しては私の仕事の影響でしっかりとした事は言えないので申し訳ない。個人的に感じたのは戦術を作っていたというよりは選手個人の原則を整えたシーズンだったのではないかと感じた。その為昨年戦力は長澤徹流の原則を備えた上に本場のレッドブルで仕入れた戦術を浸透させる事が出来る。

コーチをも育成し上に上がる準備

コーチ陣にはレッドブルグループからの派遣は無かった。
これは長澤徹への信頼を見て取れるが、レッドブルグループ本部より様々アドバイスや分析が届きそこから改善し一戦一戦戦っていき最終的には信頼できるクラブになっていくと思う。
また、昨シーズンは大々的な介入が無かったと聞く、ただ今シーズンからはレッドブルの介入はあるものと考えてはいる、なにせクロップは2月に来るであろうし昨シーズンも実験的に導入されていた。
今シーズンは更に活発的になる。ただそれは上から「あれしろ、こうしろ」ではなく手を取り合い「どうすれば良くなるか」を話し合い成長していく、つまりコーチ陣の成長も促しながら全体で一歩一歩上がっていくという考えになるだろう。
指示をひたすらでは「考えない」仕組みづくりになるし、「即決」は出来ない。
クラブとして同じフィロソフィーを得るには考える力が必要になる。
レッドブルのこの考え方は未来の財産になると考えているし、今後長い目をみて非常に楽しみである。

個人的な予想

ここはあくまでも個人的な予想ではあるので、おもしろ半分で聞いていただきたい内容だ。
昨シーズンの戦い方とレッドブルフィロソフィーを組み合わせる事が今シーズンの大きな目標になるだろう。

①自陣でボールを持たない積極的に前で闘う姿勢
基本的な流れは継続であろう。その為GKからのビルドアップは恐らく前方へのロングボールが主体となるだろう。昨シーズン中盤から終盤の流れをするのではないかと思う。昨年の大宮でいう裏抜けサンデー作戦だが杉本健勇のポストなども使えるだろうし、豊川の裏抜けもありプランは多く用意しやすそうだ。
なので恐らく旧大宮が目指したポゼッションの戦い方である繋ぐに関しては後方からのビルドアップでは採用されにくくなりそうではある。

②ボールサイドのオーバーロードで刈り取り、速攻を中心にフィニッシュ
昨シーズンの密集型での攻撃的にボールを刈り取る動きはそのままにフィニッシュまでの時間短縮を上乗せさせると予想する。レッドブルの戦い方ランゲラック十八番である8秒以内でのフィニッシュを採用をするかもしれない。奪い状況に応じて全選手で畳み掛け得点をものにする。状況というのはリスクを負っていくのかどうかとよく徹さんが言うアレだ。
ボール非保持の際、中央に選手を絞ってスペースを消していく。そして

③広告塔の設定ありきでのハイプレス
襲いかかるという表現はボールを奪いきる+人数をかけ勇気を持ってペナルティエリアに人数をかけろを意味すると思っている。そちらの方が観ている人たちは熱狂させられる。
そのためハイプレスはもちろん継続。ボール非保持の動きはこれになる可能性は高い。前線選手が中央にまずは出させずサイドへボールを運ばせるプレスをかける。サイドの選手はサイドへボールが流れたらアタックしていき逃げ場を無くすイメージ。泉や下口がこれを行い、その後のスペースを村上、浦上のCBが埋めていく事をしていた。
広告塔というのはあえてマークを外しその選手に注目させる戦術だ。しかし、広告が気になり商品を買ってしまうように、その選手にボールが入ればアタックを仕掛ける。疑似マンマークと言うべきか、わざと罠を張るようなものだ。昨年の大宮はサイドの選手に設定しWBが下がり5バックになってもアタックできるようにしていた。

④フィニッシュは得意な大外とペナ内での攻撃向上
昨季の大宮はサイドからのクロスを大外から内に入った選手が最後まで走りきりゴールを決めたシーンが多く見られた印象がある。
今季は安光の加入でそのフィニッシュが逆サイドでも増えそうな予感を感じる。また中央では豊川のフィニッシュが効くようになりサンデーもそこから学ぶことも多くあり全体の競争が豊かになる。
また内に入って仕事ができるカプリーニも昨年の大宮に足りなかったピースの1つといえる。
記憶ではあるがSBが大外になる右とSMFが大外になる左という印象がありそこを当てはめるとどこからのフィニッシュもパターンとして見えてくるのではないだろうか。

予想フォーメーションとスターティングメンバー

個人的な予想は昨季序盤で使っていた442/4231の選択肢だ。外国人枠は相手クラブに応じて変更していき、後半ブースター要員で出される可能性が高い。

-フォワード
フォワードは文句無しでこの2人。溜めと流動的な動きで違いを作る杉本健勇に、フィニッシュワークと前線からの絶え間ないプレスを仕掛ける豊川雄太だろう。横並びにするかシャドーにするかは分からないが個人的にはシャドーにて。彼らのサブには同タイプの杉本健勇→ラッソ、豊川雄太→サンデーと代わりになり2トップでも破壊力があるし谷内田をトップ下に使う選択肢もある。

-サイドハーフ
右にカプリーニ、左に泉を選択。右のカプリーニ派中央寄りでのプレー、大外を空ける思惑。またクロスに関しては逆足ということもあり必然的に内側に流れそうではある。彼のバックアッパーに藤井一志、中野克哉が控える。
泉に関してはカプリーニとは逆で内に切り込む事も可能であり大外でクロスの選択肢も可能。サイドバックのタイプとの兼ね合いで大外に陣取るか。バックアッパーがやや心もとないのは気がかりだが安光が上に上がり、下口の投入も考えられる。
-ボランチ
ここは非常に熾烈なスタメン争いが行われそうな予感がする。大宮の心臓ともいえる存在になった小島と攻撃で違いの作れる谷内田がスタメンに入るか。
小島の対人守備能力が元々出来ていたがかなり上がり守備でも違いが見せられる選手に。そこに谷内田の攻撃が加わればさらに面白くなりそうだが小島がハーフスペースを突いた時の守備はどうなるか注目。
バックアッパーにはアルトゥールシルバ、石川俊輝、和田拓也など錚々たる顔ぶれ。クローザーとしての起用で和田と石川の投入も増えるかもしれない。

-サイドバック
正直難しい、後半戦調子を上げた関口と茂木の一騎打ちになりそうだ。どちらも得点能力がある大外フィニッシャーとしては持って来い。コンディション次第ではどちらもあり得るし下口の選択肢もある。大外でのクロスなどをするため内側に入り切り込むカプリーニと相性が良い。
左は大外より内側でのフィニッシャーで安光になるように思える。下口に関してはポジショニングや理解度は高水準、キック精度も当人は苦手まだまだと言うが精度は上がってきており個々のスタメン争いも楽しみなところ。どちらもインバーテッドできるタイプなので泉と相性がいい。

-センターバック
まず市原吏音は確定で入るだろう。戦術理解度ディフェンスラインをまとめる統率、ロングフィードでの展開力視野含めて高水準でできる。文句無し。
相方を務めるのは同じく高水準に対人守備やカバーリングが持ち味のガブリエウになるだろう。
また市原吏音はU20代表招集があるためガブリエウの相方には浦上がチョイスとして上がるか。ここに村上、福井、濱田などがどう試合に絡むかも今シーズンの見どころではある。

-ゴールキーパー
間違いなく笠原になるだろう。昨シーズンディフェンスとの連係は見事でスーパーセーブを演出した。また、練習してきたロングフィードの質がかなり向上しノープレッシャーであればピンポイントに選手を当てることができるようになり足元の技術も水準が上がってきた。カップ戦はターンオーバーを取りそうなので加藤、志村、坪井誰が勝ち取るのか、どのような競争になるか楽しみだ。

読めない今季のJ2 


正直な話、今季はかなり充実したオフシーズンではあったことは間違いないが他クラブの動向はかなり積極的であり、選手の質だけで見れば近年稀に見る群雄割拠感を感じこの上にあるJ1が雲の上ようにも感じてしまった。
しかし、RB大宮としては選手の獲得こそ少ないが補強ポイントとしては的確中の的確な内容であり、「とりあえず能力がある選手を連れてきた」ではなく「フィロソフィーに合い現監督の使い方に合う選手を連れてきた」という大前提がある。(自分がよく見ていた頃の大宮は前者型なきもした。)
個人的にはそこに可能性を感じ、1ファンとして謎の自信を持っている。
選手の質が100%全てに作用するわけではないし、今後夏の市場においてブーストをかけられる余裕もあるだろう。J3の大宮が出来て、J2のレッドブルが親会社のRB大宮がしないわけがないだろう。
とはいえ楽観はしていない個人的にはPO圏内が正直着地になるのでは?と感じている。というのもやはり後半のあの失速具合が怖いのだ。続投に踏み切ったのは理解できるし間違いではないと思うが、しっかりと昇格、優勝のあのタイミングでの失速具合を追求して改善できるように、キャンプから戦術という伸びしろを増やして欲しい。


以上、個人的視点での内容のため異論は認める。
素人目の記事のため的外れなことやファンタジー要素が高い記事で8500字を越える文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。
開幕まで残り1カ月楽しみで仕方ないです。

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ヒリー | フットボール レビュアー
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