稚拙な富の法則

「お金」の事を考える時に、ふと思い出すことがある。
何かの番組で見たことで、うろ覚えなのだが、ざっくり説明すると、以下のようになる。

ぶたさんがおにぎり屋さん、猫さんがドーナツ屋さんをやっている。どちらも一つ100円。
まず猫さんが、ぶたさんからおにぎりを買おうと思って、ぶたさんに100円を出して、おにぎりをもらって食べた。
次にぶたさんが、猫さんからドーナツを買おうと100円を出して、ドーナツをもらって食べた。
次の日もその次の日も、 ぶたさんと猫さんはその100円を交換し合って、お腹を満たし続けた、という話だ。

私はこれを見たときに、すごく衝撃を受けた。
えええっ!???と混乱した。
二人合わせて、
その場に100円しかないのに、
二人はその何十倍もの物が手に入っている。
すごい。

これは何だろうと。

スピリチュアルでよく、お金が欲しいなら、循環が大切という言葉をよく見る。
もしかしたら、それってこのことなのかも知れない、と今日思った。
気持ちの話だ。

もし最初に猫さんが、「100円しか持ってないから、その100円は貯めとこう」と思ったら、100円は00円のままだ。
ものにはならず、二人は飢えてしまう。
ぶたさんが100円を貰っても、 そのお金でドーナツを買うのを躊躇したらどうだろう。
「猫さんがもうおにぎりを買わなかったらどうしよう、それなら貯めとこう」と思ってしまったら、そこで循環は止まってしまう。
※貯金が悪いよ、という話ではないです。念のため。

お金が循環するというのは、お金はなくならないということを信じていることなのかもと思った。
お金が循環するというのは、人を信頼していることなのかも、と思った。

また、猫さんやぶたさんが「これは、作るのがすごい大変で嫌だったから、150円にしよう」としたら、この循環は止まる。
そう考えると、お互いに好きな仕事をしているということも、すごく大事な気がする(これについてはまた違うところで書くかも)。

ところで、このお話の中ではぶたさんとねこさん、二人しか登場人物が出ていないが、これは日常生活の中で普通に起こっていることのような気がする。
お金を回していくことで、みんなが豊かさを受け取れる。
そうじゃなかったら、一部の金持ち以外、とっくに飢えてるのではないだろうか。

二人の世界を外から見ると、お金は、「猫さんのもの」「豚さんのもの」と区分されているようには見えない。
まるで、猫さんとぶたさん、二人のもののような感じがする。

そう考えるとお金が循環する考え方というのは、お金はみんなのもの。
というマインドなのかもしれない。

私にも、あの人にももたらされて、永遠に豊かになれるもの。

それでみんなお腹いっぱいになる。


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