現代における第0次聖杯戦争開幕(有料あり)

202×年夏、日本の首都、東京にある人間(ひと)を乗せた新幹線が駅のホームにやって来る。

新幹線の扉が開くとアタッシュケースを持った私服姿の男性が出て来る。

???「よっと…ここが東京か」

東京駅の建物を抜け、広場にやって来るとトライフォンを取り出し、ある人物と連絡を取り始める。

???「おーい、聴こえるか〜」

???「あーはいはい…聴こえるよ…」

???「そっちは、どうなんだ?」

???「君が着く30分前にはもう、ホテルにインしてる…後は、父上の親衛隊達と合流して君と合流…この場所におけるみんなの行動を確認する」

???「了解」

???「それで?みんなにはちゃんと伝えたの?」

???「俺的には伝えたさ。読んでるかどうかはさておきだがな。それで?俺は、これから何をするんだ?」

???「話した通りだよ…5つのある場所に向かい闇の王の刻印(令呪)を刻むこととこの地を守護しているある3箇所に向かい、祈祷すること…でも、間違えてはいけないのは祈祷する順番と時間帯…良いね?」

???「わかってる」

???「それじゃ、僕は、これから先に待機している父上の親衛隊達と合流して話をしておくからそっちは、そっちで活動拠点の確保をして行動してね」

???「それは、わかったんだが…やっぱり、旅行費として落としてくれないんだよな…」

???「無理」

???「なんでだよ」

???「てか、もう、君は、僕達の組織の人じゃ無くなったし…」

???「あんなに頑張ってたのにか?」

???「ふぅ…そもそも父上から出すなって、命令が出てるし…」

???「くそぅす…別に遊びに来た訳じゃないんだからよ」

???「それ以上言うんだったら理の件を破棄するけど?」

???「ひでぇ〜それでも人間(ひと)か」

???「とりあえずは、君と同じだよ…泊まる宿が決まったら連絡を入れてね」

???「わかった」

そう言って通信を終わると男性は、周りを見まわし始める。

???「さてと…まずは、身辺調査と宿の確保だな。まずは、秋葉原でも行くか」

男性は、東京駅の写真を取り、SNSにアップすると駅内に戻り、東京メトロを利用して秋葉原に向かうのだった。

電車の中では多くの人達が椅子に座ってスマホを操作していたり、立ちながらでも操作している中、この男性は、音楽を聴いていた。

そして、目的地に到着すると宿探しを兼ねた身辺調査を開始する。

最初に立ち寄ったのは不動産屋でここ周辺の家賃や物件の状況を確認する。

しばらく店員と色々話した後、宿を探しに向かう。

宿を探すために何軒か周り、場所を決めるとホテルの従業員に荷物を預け、最低限の装備で再び秋葉原の街中へと歩いて行くのだった。

無事に宿の確保を済ませ、別行動をしていた一輝達に連絡を取ると別のあるホテルで落ち合い最終確認を始める。

???「良いか、声優には手を出すな。俺が全ての決着を着ける。みんなは、その他の方を頼む」

最終確認を終えたみんなは、それぞれの目的を果たしに行動を開始する。

ある者は、講談社へ。ある者は、集英社へ。ある者は、角川へ。そして、ある者達は、経団連へと駒を進める。

話し合いが終わるとモスバーガーで朝食兼昼食を済ませる。

尚、注文を間違えた模様…しかし、美味しかった。

食事を済ませると東京の名所でもある渋谷、新宿、原宿等を歩き始める。

その周りではその人間(ひと)の身の安全を確保するために大勢の人達が見守っていた。

そして、しばらく歩き回ると一旦、宿に戻り、預けていたアタッシュケースを持って部屋に入る。

部屋の中でしばらくある作業をして、合流した人に電話をすると夜の部の服装に着替えて今度は、夜の街に身を投じて行くのだった。

そして、日が暮れかけた頃、その人は、東京メトロを使い、とある場所に向かっていた。

???「まさか、俺があの場所に向かうとはな」

???「これも貴方様の運命です」

その人の側に現れたのは桜色、水色、暁色、白色の4色を織り合わした着物を着た黒長髪の女性が静かに現れる。

その髪には簪が付けられていた。

???「起きたか。身体の方は?」

???「問題ありません、主よ」

???「それにしては顔色が良くなさそうだが?」

???「気のせいです。それで、今からどこへ?」

???「シンフォギアの世界で雅樹達が乗り込み占拠した場所さ」

???「あの場所ですね」

???「特殊例外呪詛の聖宝具 四季か。日本の四季の叡智(ちから)を惜しみなく注ぎ、ある職人の手によって織られた4つの羽衣から誕生した聖宝具…存在は、教会の極秘ファイルから知ってたが、本当に存在してたとはな」

???「そして、あの神社で主と出会い、貴方様のサーヴァントとして契約した」

???「幾度と無く助けられて来たもんな」

電車がある駅に到着するとその人は、電車を降りてあの場所に向かうのだった。

そして、外に出て、ある場所にやって来るとそこには1台のパトカーが門の前に止まっていて、その近くに立っていた私服姿の男性と合流する。

???「よっ、待たせたな」

???「無事に歩けている様だね…」

???「まぁな。ここか」

???「うん…」

2人がそれがある方向を向くとそこには右側には参議院、左側には衆議院と書かれた柱があり、真ん中は、鉄の門で閉じられていた。

???「いつ見ても恐ろしいですね…まるで闇の巨城の様です」

???「この日本と言う国を腐らせ、中華人民共和国や大韓民国、北朝鮮の奴らに媚びへつらい、日本人を殺し、脱税は勿論のこと。納税は、個人の自由とか頭おかしい奴らがいる所だからな」

???「でも、それを選んだのはお前らだからね…」

???「ほっとけ、どうせ救えない奴らだ。そんな奴らを助けても今は、意味がない」

???「そうだね…それで、そっちは、どう?」

???「見ての通りさ」

???「お久しぶりです、アーカイル家よ」

???「やぁ、久しぶり…どう、彼と契約してみて」

???「凄まじい限りです。私がどれだけ叡智(ちから)を使おうとも減ることはおろかどんどん増していくばかりでした」

???「彼の存在は、もはや自然そのものだからね…彼の心が壊れない限りほぼ供給し続ける…まさに永久機関だよ」

???「所で、そっちのサーヴァントは?」

???「寝てる…使うことないからね」

???「そっか、それじゃ、俺は、トー横に行って現地調査して来る」

???「僕は、引き続き、みんなと連携を取りながら攻めて行くよ」

???「頼む」

そう言うと2人は、別れてそれぞれの場所に向かうのだった。

そして、やることを終えたその人は、部屋に戻り、風呂を済ませ、コンビニで買って来たお握りなどを食べて報告書を作成してどこかに送信すると音楽を聴きならゆっくりと眠るのだった。

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