彼女、お借りします。(サイバーネオン編)最終話「未来へ」

〜前回までのあらすじ〜

洗脳されていた千鶴達を救出したジン達は、異次元化した闇とこの騒動の元凶であるヤプールと共に元の世界に戻って来る。

状況が不利だと勘付いたヤプールは、異次元世界に逃げようとゲートの中に入るとジンが後を追いかけ、その後を麻美と2つの白い光が追いかける。

異次元世界に逃げようとするヤプールの前に心の光の巨人ウルトラマンに変身した爺やにその行く手を阻まれる。

そして、ジンが闇の楔を使い、ヤプールの動きを封じるとジンが持つ、自然の領域へと誘う。

その後を追いかけて来た麻美は、爺やにジンとヤプールがいる自然の領域へのゲートを開けてもらい、案内すると麻美の背中を見送るのだった。

自然の領域の中に入った麻美は、ジンの側に駆け寄ると今まで守ってくれていた2つの光の正体を知る。

ジンは、麻美にあるペンダントを手渡すと麻美にそのペンダントに願いを込めてXCと叫ぶんだと指示を送る。

そして、麻美がジンの指示通りに叫ぶと麻美の姿からシンフォギアのキャラクター立花 響の姿に変わり、その2つの光が響の身体の中に入って行くと聖詠が始まり、シンフォギアのNL(ネクストレベル)の姿、シンフォニックギア(心響武装)の姿となる。

今、ここに自然界の掟である決して交わることが無いと言われている光であるシンフォニックギアと闇である闇の王の心が交わる。

ジン「行くぜ、碧、ニーチェ、アシュ!みんなに見せてやるんだ、俺達の人としての心を!」

響「うんっ!行くよ、アシュ、ニーチェ!」

ニーチェ「うん!」

アシュ「やってやる!」

ヤプール「ええい!貴様らまとてめ異次元の彼方に葬り去ってやる!」

自然の領域の中と元の世界での最後の戦いが今、幕を開ける。

〜本編の始まり〜

元の世界では異次元化した闇、機械獣族パーシバレルの前にそれぞれの武器を持った一輝、鋼、美歌、彰、アルトリア、唯、穂香、まゆみ、瑠奈、冴、クロア、アリス、パープルハート、セレナが立ち塞がり、救出した千鶴達をなのは、フェイト、はやて、工場チームのみんなが護っていた。

パーシバレル「グガガガガァ゛ーーー!!!」

鋼「完全に理性を失っているね」

彰「こうなりゃもう人間でもなんでもねぇ、ただの殺戮兵器だ」

穂香「凄い殺気…」

冴「これが欲望の果てに異次元化してしまった人間の末路の姿…」

アルトリア「たとえ、相手がどんな奴だろうが」

アリス「私達の心は、自然と共にあります」

一輝「自然より勝る力は…ないから!」

美歌「さぁ、行くわよ、みんな!これが最後の戦いよ!」

その詞でみんなの心が1つになると工場チームの2人がD.Nと心・D.Nの2つの紋章が入った大旗を掲げる。

その時の天には北斗7星が輝いていた。

戦闘開始!

一輝「早速だけど…ごめん、少しだけ時間を稼いでくれるかい…」

アルトリア「わかった、アリス!」

アリス「はい!」

アルトリアとアリスが剣を構えながらパーシバレルに向かって走って行くとパーシバレルは、アルトリアとアリスに向かって右手を向けると指先から黒紫色の光線が放たれる。

クロア「やらせません」

クロアが2人の前に黒錠を飛ばし、地面に突き刺さるとその光線を防ぎ、アルトリアとアリスは、地面に突き刺さった黒錠を踏み台にして空高く飛び上がる。

アルトリア「行くぞ!」

アリス「はい!」

アルトリアとアリスは、自分の足元に小さな魔法陣を出現させ、その魔法陣を蹴り、パーシバレルに向かって斬りかかる。

アルトリア・アリス『はぁーっ!』

パーシバレルの近くで2人の剣が振り下ろされるも何かに遮られる。

アルトリア・アリス『くっ…』

攻撃を弾かれた2人は、空中で体勢を立て直し、地面に降り立とうとする途中でその後ろから黒錠を踏み台にしてガンブレードを両手に握った冴が現れる。

冴「風よ!」

冴は、自分の身体に風を纏うと身体を横向きに回転させ、遠心力を使い、パーシバレルに攻撃を仕掛ける。

冴「でやぁー!」

しかし、アルトリアとアリスと同じ何かに攻撃を遮られてしまう。

冴「まだっ!」

冴は、ガンブレードに付いている銃爪を引くと赤い粉塵が舞うと同時に冴は、アルトリアに抱えられ、ゆっくり地面に着地する。

アルトリア「大丈夫か、冴」

冴「はい、でも…いってぇー!両手がビリビリする…」

その3人に向かってパーシバレルが左手に拳を作り、殴り掛かろうとした時、遠くから4発のロケットランチャーの弾が飛んで来る。

それに気が付いたパーシバレルは、攻撃を中断して拳を作った左手で撃ち落とす。

その隙を狙ってアルトリア達は、パーシバレルとの距離を取る。

唯「穂香は、奴の背後に回りつつ索敵!まゆみは、奴の攻撃を避けつつ、迎撃!瑠奈は、グレネードで奴を錯乱させながらコアの把握を!」

穂香・まゆみ・瑠奈『了解!』

連想武装した穂香達は、唯から指示された任務を遂行する。

穂香「こっちよ!」

穂果は、空中から改良された3連ガトリング砲を両手に持ち、パーシバレルと距離を取りつつ、背後に周りながら攻撃を仕掛ける。

穂香「アペール、索敵をお願い!」

アペール「了解、索敵を開始します」

まゆみも空中から2連装のロケットランチャー砲を両手に持ち、パーシバレルとの距離を取りつつ、正面から攻撃を仕掛ける。

まゆみ「どこ見てるの?貴方の相手は、こっち!」

時折、パーシバレルの口から黒紫色の炎弾が飛んで来るもホバリングを上手く利用し、回避する。

まゆみ「イルミナ、誘導をお願い!」

イルミナ「了解」

まゆみが狙い撃ちにされるのを防ぐために瑠奈がパーシバレルに攻撃を仕掛けながらまゆみの援護に入る。

瑠奈「やらせないんだから」

瑠奈も空中から2連装のグレネードランチャー砲を両手に持ち、パーシバレルの足元にグレネードを着弾させ、爆煙を発生させ、パーシバレルの視界を遮る。

瑠奈「ウルエヴァ、奴のコアを探って」

ウルエヴァ「了解」

そして、3人がパーシバレルの身動きを封じていると唯は、持っていたマグナムの弾倉にある銃弾をセットする。

唯「雅樹さんから貰ったこの強化型対闇迎撃弾…話によると異次元化した奴にも適応されると聞いているが果たしてだな」

唯は、マグナムを両手で構え、銃口をパーシバレルに向ける。

唯「っ!」

唯がマグナムの銃爪を引くと爆音と共にパーシバレルに向かって弾丸が発射されるもその反動で唯の身体が後ろに持っていかれ、地面に倒れる。

弾丸は、狙いを定めていた軌道を外れるもパーシバレルが纏っているフィールドに直撃し、フィールドを貫通するとパーシバレルの右肩を擦れる。

擦れた場所からは紫色の血が流れていた。

痛みを感じたパーシバレルは、激怒し、攻撃がさらに激化する。

唯「な…なんて…反動…衝撃緩和バリアジャケットを着けてなかったら骨が砕けていたかもしれないな…」

地面に倒れた唯の傍に美歌がやって来ると手を差し伸べる。

美歌「唯、大丈夫?」

唯「あぁ…なんとかな…」

そう言うと唯は、差し伸べられた美歌の手を握り、地面から立ち上がる。

美歌「ここは、下がりましょ」

そう言うと唯は、美歌に支えられながら後退するのだった。

セレナ「凄い威力…」

パープルハート「それだけじゃない。あの異次元フィールドを最も簡単に貫通させるなんて…まるで魔弾そのものね」

アリス「ネプテューヌとセレナは、私と共に奴の後方に回る」

セレナ「はい!」

彰「一輝、奴のコアは、まだ見つからないのか」

一輝「そんなこと言うんだったら彰が代わりに戦ってあげれば?」

彰「じゃあ、誰があのフィールドを破壊するんだ」

鋼「冴ちゃんに任せたら」

彰「任せられるかよ。ジンの弟子にそんな危険なことさせられるか」

美歌「だからと言ってセレナちゃんにさせる訳にもいかないもんね」

一輝「まぁ、僕達は、いつでも動ける様に待つ…それだけだよ」

みんなは、パーシバレルに攻撃を仕掛けつつも反撃の時を伺っていた。

そして、索敵とコアの位置を探して数分後、みんなに連絡が入る。

多田家の通信士「こちら、アクセリオン。対象となっている闇の詳細とコアの位置が判明しました。EMP(電磁パルス)で送ります」

みんなが着けているトライフォンにその情報が送られるとみんなの脳内に送り込まれる。

一輝「パーシバレル…」

鋼「異次元化したことによって皮膚が異常活性化して並大抵の銃弾及び剣などは、皆無だね」

美歌「唯に渡したあの弾丸は、フィールドを貫き、おまけにその皮膚に傷を負わせたっと」

一輝「奴のコアは、全部で3ヶ所…心臓部に右背中…そして、左脚…だね」

彰「まぁ、サンプルは、充分採れたな…さてと…一気に蹴り付けるか。行くぞ、ビリオン」

ビリオン「ああ」

一輝「みんな、聴こえるかい…おそらく、コアの同時破壊が必要とされる相手だよ。今から彰が奴が纏っている異次元フィールドを破壊するからその間にそれぞれのコアの破壊を」

みんな『了解!』

その光景をなのは達は、その目に焼き付けていた。

なのは「みんな、頑張れ」

フェイト「私達も戦えれば…」

はやて「でも、どうして戦わせてくれへんのやろうか」

唯「人が多過ぎるとかえって戦場を混乱させてしまう恐れがあるからだ」

なのは「唯さん」

唯「ジンのことを考えたらそのくらいは読める。あとは、何かイレギュラーがあった時にそれにも対応出来るのも目的だろ」

フェイト「相変わらず先のことまで考えて行動しているんだね」

唯「でも、それが出来るのはみんながいてジンのことを信用して想ってくれているからそこ出来ること」

はやて「現実世界でもそうなれたらええのに」

唯「それが出来たら苦労してないだろう。来るぞ、真極星の王の名を持ち、古龍種最高位に君臨する龍族の長、ビリオンズ・ドラゴンの叡智(ちから)を受け継いだ奴の攻撃が」

彰は、左手にザンバルドを握り、右手に母親のお守りから姿を変えたディソードを握る。

彰「汝は、我、我は、汝!」

そう言うと彰は、その2つの刃を自分の心臓部に向け、何の躊躇いもなく突き刺すと血が噴き出すと同時に彰の全身が灼色の業火の渦に包まれる。

そして、しばらくしてその渦を振り払われると中から灼紅色の龍鎧を全身に身に纏った彰が現れる。

彰「まったく…これになる度に自分の心臓に突き刺さないといけないのはどうにかならないのか?」

ビリオン「そう言うでない、彰よ。この姿になるには純潔なる血清が必要だ」

彰「その代わりジンとほぼ同じ領域の叡智(ちから)を手に入れられるがな。奴のフィールドを破壊する。アルトリア、みんな、下がれ!」

その声と同時に前線で戦っていたアルトリア達が安全圏へと避難すると彰は、思いっきり息を吸い込み、パーシバレルに向かって咆哮する。

その波動がパーシバレルの異次元フィールドに直撃するといきなりの大爆発を起こす。

瑠奈「凄い威力…」

冴「計画通り!」

セレナ「どう言うことですか?」

アルトリア「あの時の粉塵だな」

冴「ああ、私があの時、パーシバレルのフィールドにある振動数によって反応する黒紅の粉塵を吹きかけていたと言うこと」

パープルハート「黒紅の粉塵って…確か雅樹さんの…」

穂香「パーシバレルのフィールドの消滅を確認!再生不可能!」

〜D.N本部作戦司令室〜

雅樹「勝ったな」

彩華「ええ」

雄介「……………」

信也「まぁ、これぐらいは、当然さ」

誠「あとは、ジンと碧さんの方だね」

烈司「なぁに、あの2人なら心配は、いらねぇよ」

その映像を雅樹に彩華、雄介に信也、誠に烈司や多田家の人達が見守っていた。

〜彼女、お借りします。の世界〜

一輝「みんな、パーシバレルのコアに一斉攻撃を開始して!」

アルトリア「冴!クロア!」

冴「オーロラよ…忌まわしき人間の欲望に終止符を!」

クロア「黒錠よ、哀れな穢れし魂を闇に還しなさい!」

アリス「ネプテューヌ!セレナ!」

パープルハート「もう、これ以上、罪を重ねないで!」

セレナ「本来あるべき居場所に還りなさい!」

穂花「まゆみ!瑠奈!」

まゆみ「行くよ、イルミナ!」

イルミナ「武装展開」

瑠奈「ウルエヴァ!」

ウルエヴァ「終わらせましょう」

みんなは、それぞれの武器を展開すると光を集め、その光を解き放つり

アルトリア「エクスカリバー!」

冴「光闇の一撃!」

クロア「漆黒の断罪!」

アリス「クロスセイバー!」

パープルハート「エターナルシュート!」

セレナ「獄炎爆裂波!」

穂香・まゆみ・瑠奈『トライアングル・エレクトリックバスター!!!』

アルトリアと冴、クロアが放つ光達は、パーシバレルの心臓部にあるコアへ飛んで行き、アリスとパープルハート、セレナが放つ光達は、右背中のコアへ飛んで行く。

そして、穂香とまゆみ、瑠奈が1つとなって放たれた光は、左脚にあるコアへと飛んで行く。

それぞれの光がコアに直撃すると一瞬にしてコアを破壊し、パーシバレルは、奇声をあげながら身体が黒く染まり、全身が溶けて行くのだった。

鋼「欲望に溺れた心は、やがで自分の身を滅ぼす薬になる」

一輝「君にはその死に様が相応しいよ…」

そして、原型を止めることなく完全に溶けると最後は、黒灰になって消えて行くのだった。

アルトリア「終わったな」

一輝「あとは…ジンさんの方だね」

〜自然の領域〜

そこには未だ睨み合って動かないヤプールとジンと碧の姿があった。

ジン「どうした、かかって来い」

ヤプール「(おのれ…)」

響「ジンさん」

ジン「まだ動くな、碧。相手が次に何をしてくるのかを読み取るんだ」

響「わかった」

ジン「来ないなら…俺から行くぜ!」

ジンは、両腕を動かし、自分の前に13星座と北斗7星を描くと白金色の魔法陣が出現する。

ジン「天自性然!」

その声と同時に右手の甲に源罪の叡智(ちから)を出現させ、左手の甲に自然の刻印を出現させると魔法陣が勝手に動き出し、ジンを通過する。

ジン「我は、汝。汝は、我!」

通過した魔法陣が消えるとジンの背中からは右側に3つの漆黒の大翼が現れ、左側には3つの白金の大翼が現れると右眼は、黒紫色に染まり、左眼は、白金色に染まる。

ジン「自然よ、我が身体と心と魂は、貴方と共にある」

自然「守護聖人よ、己が信じた人生(みち)を進むが良い」

ジン「行くぜ!」

ジンは、右手に黒紫色の炎と左手に白金色の光を宿すとヤプールに向かって走って行く。

それを見たヤプールは、異次元の壁を自分の周りに出現させると走って来るジンに向かって投げ飛ばす。

ジン「はあぁ!」

ジンは、飛んで来る壁を次々と殴り、粉々に粉砕する。

そして、最後に飛んで来る壁を破壊するとその後ろから十字架を象った杭を振り上げたヤプールの姿があった。

ヤプール「死ね、闇の王!」

響「そりゃ!」

ジンの後方の空から右足を前に突き出しながら飛んで来ていた響の足がヤプールの顔面に蹴りを入れる。

蹴られたヤプールは、そのまま遠くの方まで飛ばされるのだった。

ジン「ナイス、碧!」

響「ジンさんの戦い方は、あの戦いで知ってるから」

ジン「そうか」

ヤプール「お、俺の顔に…!よくも!!!」

その声と同時にヤプールの真下に黒赤色の魔法陣が出現すると身体が赤と黒の無数の手に包まれる。

ジン「おいおい、顔を蹴られたぐらいでそんなに怒るか、普通」

その中から現れたのは全身に黒赤色の鎧を纏い、その鎧から黒紫色の炎が吹き出しているヤプールの姿があった。

ニーチェ「凄い殺意…」

アシュベル「奴自体が人間の怨念そのものになったみたいだ」

響「感じる…とても冷たくて、残酷な気配を感じる…この世界にいてはいけない存在だって」

ジン「碧、ここにいろ」

響「でも…」

ジン「良いから」

ヤプール「闇の王!!!」

ジン「四季」

ジンがその名を呼ぶとジンの隣に四季が現れる。

四季「お呼びですか、マスター」

ジン「少し叡智(ちから)を貸してくれ」

四季「マスターがお望みであれば」

四季の全身が白金色の光に包まれると4つの光の球体に分裂し、その光の形が刀、剣、槍、斧に変わり、具現化してジンの周りを浮遊する。

ジン「まずは、奴の心力を低下させる」

ジンは、刀を手に取り、ヤプールに向かって走って行くと残りの3つは、後を追いかける。

ヤプール「消えろ!!!」

それを見たヤプールは、右手に何かを溜め、ジンに向かって放つとジンは、刀で眼には見えない何かを斬り裂く。

ジン「残念だったな。俺には見えるんだよ!」

ジンは、左手に槍を握るとヤプールに向かって投げ飛ばすもヤプールは、槍を弾き返し、地面に突き刺さる。

ヤプール「小賢しい!」

ジン「もう一丁!」

今度は、斧を手に取るとヤプールに向かって投げ飛ばすも同じ様に弾き返され、さらに残りの剣を投げ、持っていた刀も投げるも同じ様に弾き返され、地面に突き刺さる。

ヤプール「何をやろうとも!!」

ジン「貰った!」

ジンは、背中に付いている2つの大翼からそれぞれの羽根を1枚ずつ取り、呪文を唱えるとヤプールの足下に突き刺す。

ジン「天輪!」

ヤプール「なに!?」

ジンがそう叫ぶと地面に突き刺さった武器達から桃色、水色、暁色、白色の光の柱が現れると4つの光の柱が1つとなり、ヤプールを包み込む。

ヤプール「な、なんだ、これは!う、うぉー!」

光の柱が消えるとヤプールが纏っていた鎧が消えていた。

ヤプール「よ、鎧が…」

ジン「さすが四季の叡智(ちから)…凄まじい…俺の心力をごっそりと…持って行ったか…」

地面に突き刺さった武器達が勝手に動き出し、白い光の球体になり、心臓部を抑えながら苦しんでいるジンの隣にやって来ると1つになり、中から四季が現れる。

四季「マスター」

ジン「なぁに…これぐらいで倒れる…俺じゃないさ」

ヤプール「貴様…何をした…」

ジン「お前の闇の心力を俺の闇の心力で相殺したんだ…これであの叡智(ちから)は、2度と使えない」

ヤプール「まさか俺達異次元人の科学技術を解読したのか」

ジン「いや…解読は、出来てない…解読出来ていない部分を俺の自然の叡智(ちから)で補ったんだ」

ヤプール「ならば、貴様の心力は、残りわずかだ」

ジン「ああ、知ってる…だが、貴様の切り札を破壊出来たことは…何よりも大きい!あとは、俺の戦友(とも)がお前を倒してくれる」

ジンの前にニーチェの白い翼を広げた響が舞い降りる。

響「私が相手になる」

ヤプール「小賢しい、ただの金稼ぎしか出来ない道具の分際で。貴様は、散々、そいつの人としての心を裏切って来ただろ。散々、辛い現実から目を背けて来て、逃げて来た奴が何を今更気取っている。そんな奴が俺に勝てる訳ない!」

響「確かにそうだよ。貴方の言う通りかもしれない…だとしても!私は、ここにいる!立花 響…いや、八武崎 碧と言う1人の存在は、ここにある限り!まだ、歌えるッ!踏ん張れるッ!戦えるッ!」

ジン「行けー碧ー!お前の人としての心を奴にみんなに見せてやれ!」

響「シーンフォーニックギアー!!!」

その詞と同時に響の纏うギアが白金色に染まって行く。

ヤプール「ま、まさか!こいつも白金の騎士だと言うのか!」

響「終わらせるんだ、悲しみしか生まないこんな世界を!」

ヤプール「認めない…断じて認めない!」

ヤプールが地面を蹴り、飛び上がる。

響「逃がさない!」

響は、白金の大翼を広げて、ヤプールを追いかける。

ジン「見えるか、四季」

四季「ええ、マスターが描く「未来図」が見えます」

ジン「ああ、こんな世界が…未来があっても良いだろう。そして、これが真なる「共存」を示すんだ」

ヤプールは、追いかけて来る響の方を向くと右手に黒赤色の光を宿し、響に向かって光線を放つ。

それを見た響は、避けることなく大翼を使い、その光線を受け止めるも前に進んで行く。

響「こんなのッ!」

ヤプール「滅びろ、白金の騎士!」

ヤプールは、光線の威力を上げると響は、少しずつ後ろに下がって行く。

響「す、凄い…力…」

ニーチェ「主人、大丈夫だよ。主人なら出来る」

響「そうだよね、ニーチェ。はあぁーーー!!」

響は、腰部と脚部に着いている小型のブースターを起動させると排出部分から白金色の粒子が舞い上がり、白金の大翼に吸収されて行く。

そして、それを吸収した大翼は、さらに白金色に輝き始め、受け止めている光線を無力化して行くと前進を始める。

ヤプール「な、なんて…叡智(ちから)だ…俺の心力を遥かに越えると言うのか」

響「この翼は、私1人じゃない」

ヤプール「なに…」

響「この翼は、今まで私を支えて来てくれた大勢の人達、共に戦って来てくれた人達、そして、ニーチェやアシュベル、ジンさん達の想いで出来た心の翼ッ!」

ヤプール「笑わせるな!所詮、自分の意思で生きていけない人形如きが利いた風な口を叩くな!お前らがどれだけ綺麗事を並べようとも!何も変わらない!」

ジン「だから、俺がいるんだよ!」

ヤプール「テレパシーか」

響「ジンさん」

ジン「なんで、俺が闇の王になったと思う?全ては、このためさ。闇の王降臨する刻、世界は、破壊される。白金の騎士降臨する刻、世界は、再生される。この詞の本当の意味を俺は、知っている。変わるか変わらないか…そんなのやってみないとわからないだろうが!」

ヤプール「まだ、そんな戯言をほざくか、闇の王!貴様とて幾度と無くその眼でその心で感じて来ただろうに!」

ジン「ああ、そうだ。だからだよ、見て来た、心で感じて来た、経験もして来た…とても残酷だったさ。でもな、俺は、それを破壊する叡智(ちから)がある!そして、忘れなかった、D.Nのみんなから託された想い!託された未来!そして、託された人としての心を!現実は、そう上手くは、行かないさ。だから、俺は、声優に…シナリオライターになった!」

ヤプール「結局は、貴様も現実から…」

ジン「違うなッ!俺は、ここにいる!そして、みんなの人権を個を人としての心を救う為にアーカイル家の試練を乗り越えて聖人になった。お前らがなんと言おうとも俺のこの心に刻んで来た大勢の人達から受けて来た人としての心は、生き続ける!たとえ、俺の身体が消えたとしても自然の中で生き続け、未来永劫受け継がれて行く!」

ヤプール「目に見えないものを誰が信じる!」

ジン「だから、詞が文字があるんだろうが。俺がなぜ、詞を大切にするか。それは、詞は、自然が人間(ひと)だけに与えた特権で人としての心を伝える為にあるものだとな」

響「ジンさんの詞には血が流れている。あの時に言っていたこの詞の意味がわかった気がする」

ジン「負けるかよ…人としての心を最後まで信じなかった…裏切った奴らなんかに…俺が負ける訳ないんだよ!」

ジンは、左手に白金色の光を宿すと響に向かってその光を投げる。

ジン「受け取れ、碧!俺の人としての心を!」

その光が響の全身を包み込むとブースターの勢いがさらに上がり、ヤプールに近付いて行く。

ヤプール「ちっ…」

攻撃を中止したヤプールは、自分の前にあるバリアを展開する。

大翼で光線を振り払った響は、その勢いを止めることなく右手に拳を作り、右腕を前に突き出したままヤプールに向かって飛んで行く。

その拳とバリアが衝突すると領域を揺るがす程の衝撃波が発生する。

ジン「奴め、まだゼットンバリアを出せる心力を…」

ヤプール「このバリアは、相手の心力を急激に低下させる神経毒を含ませている。触れれば触れただけ貴様は、弱くなる」

響「それなら、一瞬だけなら大丈夫だよね。行くよ、アシュ!」

アシュベル「見せてやるにゃ、主人」

響・アシュベル『心猫爆裂弾拳!(アシュベルラッシュパンチ!)』

響「おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃ!!!」

アシュベル「にゃにゃにゃにゃにゃにゃ!!!」

響は、ヤプールが展開したバリアに対して両手に拳を作り、光速で殴り続ける。

ヤプール「無駄だと言ってる!」

アシュベル「無駄かどうかは!」

響「やってみないと!」

響・アシュベル『わからないッ!』

ヤプールがしばらくその攻撃を見ているとある異変に気が付く。

ヤプール「おかしい…神経毒は、確かに回っているはずなのに衰える所か上がっている…まさか、あの時、闇の王が与えたあの光!」

ジン「気付くのが遅かった様だな。そうだ、俺が碧に与えたのは神経毒を無力化させる浄化の光。お前がゼットンバリアを使って来ることぐらいお見通しだ」

そして、ある1撃でバリアに亀裂が入る。

ヤプール「バリアが!破られる!?」

響「まだまだッ!」

その亀裂がどんどん広範囲に広がって行く。

その刻は、訪れる。

左手の拳がバリアを捉えると同時にバリアが粉々に砕け散り、ヤプールの間合いに入る。

ヤプールが逃げようと試みるもヤプールの左頬には既に響の右手の拳がいた。

アシュベル「いっけー!」

響「おっりゃー!」

拳がヤプールの左頬を捉えるとヤプールを地面に叩き付け、砂埃が舞い上がる。

ヤプールが纏っていたヘルムが半壊し、そこから黒紫色のコアが現れる。

ヤプール「お、俺の…」

響「これで!最後だぁーー!!」

そう叫んだ響が右手を広げ、その中に白金色の光が集まるとスリッパに姿を変え、強く握りしめる。

響・ニーチェ・アシュベル『八武崎家秘奥義!スリッパ叩きッ!』

響は、白金の大翼を羽ばたかせ、ヤプールに向かって飛んで行き、頭部にあるコアをスリッパで思いっきり殴るとヤプールのコアを破壊する。

ヤプール「んなアホなー!」

殴った後、響は、ヤプールと距離を置くとヤプールに背中を向ける。

響・ニーチェ・アシュベル『これがあたし達の心の武装(ギア)だッ!』

ジン「良かったな、ヤプール」

ヤプール「良くあるか!スリッパで倒される俺の身にもなれー!ぐあーーー!!」

そう言うとヤプールは、大爆発して黒い霧になって消えて行くのだった。

四季「マスター」

ジン「ああ、後は、俺がやる」

そう言うと四季は、ゆっくりとその姿を消すとジンは、響の側に歩み寄り、話しかける。

ジン「碧」

響「ジンさん」

ジン「よくやったな、碧、ニーチェ、アシュ」

そこには3つの笑顔が夜空を彩る花火の様に浮かんでいた。

そして、ジンは、漆黒の大翼を雄々しく広げると3人を優しく包み込み、しばらくの間、優しく抱きしめるのだった。

ジン「碧」

響「ジンさん」

アシュベル「おい、いつまで主人に触れてんだよ、変態!」

響の身体の中から白い光の球体が飛び出し、猫の姿に変わるとジンの右頬に猫パンチを喰らわせる。

ジン「網干(あぼし)っ!」

殴られたジンは、地面に倒れると響の前にアシュベルが着地する。

アシュベル「まったく…」

響「ああ、ジンさん」

ジン「あーもう、可愛くねぇの。よっと」

ジンが立ち上がると自然の領域が揺れ始める。

響「なに…」

ジン「どうやら終わりの時が近付いているみたいだな」

響「こんなに楽しいのに…」

ジン「仕方ないさ。この世界は、あくまでも俺が勝手に作り出した世界…誰からも認められ、否定され、求められていない世界だ」

響「嫌だ…」

ジン「碧…」

響「嫌だ!嫌だ!折角…折角、ジンさんが書いてくれた世界なのに…誰も求めてないなんて…嫌だ!」

その時の響の眼からは、暖かな雫が頬を伝い、流れていた。

その雫が落ちてアシュベルの頭に当たるとアシュベルは、響の顔を見る。

アシュベル「主人…」

ジン「碧、俺は、知っている。あの時からずっと…とても心優しい女の子だと言う事を。だから、周りのみんなは、そんな優しい碧に現実を見せようとしなかった。それは、みんなの優しさ…でも、その優しさは、偽りだと言う事を。俺は、それを担うために碧の前に現れた。そして、頼まれている、みんなを頼むと」

響「その…そのみんなの中に…あたしも…」

ジン「ああ、いるさ。さぁ、行こう、ここは、もう持たない」

ジンは、響に左手を差し伸べる。

響「うん、ほら、アシュ、おいで」

響は、ジンが差し伸べた手を繋ぎ、アシュベルを左腕で抱える。

ジン「さぁ、帰ろう、みんなの所へ」

そう言うと2人は、白金の光と漆黒の光に包まれ、自然の領域から脱出するのだった。

〜彼女、お借りします。の世界〜

パーシバレルとの戦いが終わったみんなは、ジンと麻美の帰りを待っていた。

なのは「ジンさん、大丈夫かな」

アルトリア「心配は、いらない」

唯「あいつは、いつも他人に心配をかけさせてはコロッとした顔で帰って来る奴だ」

フェイト「アルトリアさんも唯さんもジンさんのこと。よく知ってるんですね」

アルトリア「いや、そうじゃない。ただ、あいつの戦い方を知っているからだ」

はやて「戦い方?」

美歌「ええ、隊長の戦い方、それは…」

鋼「あっ、帰って来たよ」

みんなが鋼が見ている方を見るとそこから黒紫色の巨大な魔法陣が出現し、その中から漆黒の大翼を広げたジンと白金の大翼を広げた響の姿があった。

一輝「あれは…白金の騎士…そう…自然が認めたんだね…」

彰「また、1人大切な存在が出来た…と言うことか…」

2人が地面にゆっくり降り立つとみんなが2人の所に集まって来る。

冴「ジン!」

ジン「冴、おっと…」

冴は、ジンの胸に飛び込むとジンは、優しく冴を包み込む。

ジン「冴…」

冴「無茶ばかりするなよ…話を聞いた時…私…」

その姿を見てジンは、冴の頭を優しく撫でる。

クロア「お父様」

ジン「クロア、すまなかったな」

クロア「このことは、後でお母様にしっかりと報告させて頂きますのでご覚悟くださいませ」

ジン「そんなに悪いことしてないだろうてw」

ネプテューヌ「ピーシェちゃん!」

ネプテューヌは、響の胸に飛び込む。

響「わわっ!」

ネプテューヌ「もう、心配してたんだよ」

響「ネプテューヌさん」

セレナ「響さん」

響「セレナちゃん」

セレナ「無事で良かったです」

響「ただいま、みんな!」

アリス「お帰りなさいデス」

それを見ていた工場長は、工場チームのみんなにある指令を出すと工場チームのみんなは、白い光の球体になって天へと舞い上がって行くのだった。

響の身体の中から白い光の球体が飛び出し、アシュベルも白い光の球体に姿を変えるとジンの身体の中に入って行くのだった。

それと同時に響の姿が麻美の姿に戻る。

麻美「姿が…」

ジン「この世界で俺達のやるべきことは終わった。俺達は、それぞれの世界へ帰る」

その言葉を聞いた一輝は、自分の背後にゲートを出現させる。

アルトリア「ジン、先に行く」

唯「戻ったら始末書が待ってるからな」

ゲートにアルトリアと唯が先に入るとその後を追う様に穂香、まゆみ、瑠奈の3人が入って行く。

クロア「冴」

冴「ああ、それじゃな、ジン」

ネプテューヌ「今度は、向こうでたくさんお話ししようネプ」

麻美「うん」

セレナ「彰さん」

彰「後でマリアの奴に言っておく」

アリス「行くぞ」

クロアと冴がゲートの中に入り、その後に続いてアリス、ネプテューヌにセレナがゲートに入って行く。

なのは「麻美さんだね」

麻美「は、はい!」

なのは「どうだった、ジンさんと一緒にいて」

麻美「ええっと…まだ、なんとも…」

はやて「ジンさんは、本当に大切にしてくれてる。ちょっと偏りがあるけどなぁ〜」

フェイト「立花」

麻美「翼さん」

フェイト「こいつと共にいることはおそらく私達が思っている以上に苦労すると思っている。だが、それは、こいつの優しさの裏返しだ。私に話してくれていることと立花に話していることは、かなり違う」

麻美「それって…」

ジン「当たり前だ。フェイトと麻美の歳の差を考えたら自然とそうなるだろ」

フェイト「だからと言って…」

ジン「間違えるなよ。俺は、基本は、お前達の敵だ。なぜかは、お前達の心に聞けば良いだろう。でも、ずっと味方が無いようにずっと敵も無い。困った時には手を差し伸べ、助け合い、支え合う。護りたいものが一緒ならそのために共に戦うそれが俺達D.Nと言う組織の人としての心だ。ただし、それは、俺達だけのことであって他は、知らんがな」

リンディ「こちら、時空管理局のリンディです。なのはちゃん、フェイトちゃん、はやてちゃん、そろそろ帰還を」

一輝「ジンさん…そろそろ…」

フェイト「わかりました」

ジン「わかった。それじゃな、ゆかり、奈々、佳奈」

なのは「うん!またね、ジンさん」

はやて「うちらの世界にまた遊びに来てな〜」

フェイト「ジン」

ジン「あとは、任せろ。奈々達は、やるべきことをやるんだ」

フェイト「うん」

そう言うとなのは達は、ゲートの中に入って行くのだった。

彰「それじゃな」

墨「ええ」

美歌「まっ、これが私達なの」

千鶴「なんか、厳しいけどとても暖かいです」

鋼「それじゃ、またね」

みに「はい、ありがとうございました」

一輝「………道を踏み外さない様にね…詩織…メックヴァラヌスと言えど元は、闇の力…邪な心で使わない様にね」

瑠夏「はい、一輝さん」

ジン「それじゃな、碧」

麻美「もう、会えないのかな」

ジン「さぁな、碧が心の中で俺の名を呼ぶなら俺は、いつでも現れるさ。ニーチェとアシュの心は、俺が責任を持って墓場まで持って行くから心配するな」

麻美「うん!」

ジン達は、千鶴達に背中を見せる。

ジン「確かに借りたぜ。みんなの彼女をな。これが本当の彼女、お借りします。だな。あはははw」

そう言い残すとジンは、ゲートの中に入って行くのだった。

一輝「なに言ってんの…この馬鹿…面白くないし…」

そう言いながらも一輝もゲートに入って行くのだった。

鋼「ジンさんが楽しそうで良かった」

美歌「はぁ…本当に余計なこと言うんだらか…頭が痛いわ…」

彰「けっ、付き合ってられっか」

美歌達もゲートの中に入って行くとゲートがゆっくり閉じるのだった。

麻美「ジンさん」

千鶴「麻美」

麻美「うん、戻ろっか」

彼女達は、いつもの平和な世界へと戻って行くのだった。

〜ここからは、現実世界へ移行します〜

ジン「よっと…」

ジン達も元の世界に帰って来るのだった。

美歌「終わったわね」

鋼「今回も楽しい旅だったね」

彰「それじゃ、俺は、帰るからな」

ジン「ああ、ありがとうな」

そう言うと美歌と鋼、彰の3人は、部屋から出て行くのだった。

一輝「ジンさん…」

ジン「これで良いんだ…これが今の俺が碧に出来ることだからな」

一輝「………」

ジン「なぁ、一輝、あっちの世界にあった拠点は?」

一輝「とりあえず…拠点として置いてる…」

ジン「そうか、それじゃ、一輝、俺達も…」

一輝「はい、これ」

一輝は、ジンにある1枚のA4の紙を手渡す。

ジン「なんだ、これ?」

一輝「なにって、請求書…ちゃんと払ってね」

ジン「マジで?」

一輝「嘘、嫌いでしょ?人件費及び版権料…あと、各部署に対する光熱費に通信費…ステージの材料費に飲食費諸々含めて2億8593万8500円(税込)、よろしくね」

ジン「こんなの…払えるかー!」

一輝「宝くじ当てたら良いだけだよ…まぁ、アニメを作るのにもこんなにかかる訳で…さぁ、これからも頑張って働いてもらおうか、ジンさん」

ジン「理不尽だー!!!」

彼女、お借りします。(サイバーネオン編)終わり。

ヤプール「これで勝ったと思うなよ、闇の王…異次元人は、何度でも蘇る。人間と言う愚かな生命体がこの世に存在する限りな…それは、闇と同じ様にな。ふふふ、あはははは!」

to be continued…

〜キャスト〜
・D.N、心・D.Nより
仲村 ジン(CV:仲村ジン)
多田 一輝(CV:???)
三島 鋼(CV:???)
華奈井 美歌(CV:???)
高島 彰(CV:???)
多田 雅樹(CV:???)
多田 彩華(CV:???)
小野 雄介(CV:???)
源 信也(CV:???)
宇都宮 誠(CV:???)
神城 烈司(CV:???)
爺や(CV:???)
工藤 穂香(CV:???)
芦原 まゆみ(CV:???)
九重 瑠奈(CV:???)
アペール(CV:???)
イルミナ(CV:???)
ウルエヴァ(CV:???)
仲村 冴(CV:???)
クロア・クロニクル(CV:???)
ハザード(CV:???)
迅龍(CV:???)
カオス(CV:???)
鋼斬鳥(CV:???)
アリエス(CV:???)
レルク(CV:???)
ビリオンズ・ドラゴン(CV:???)
ニーチェ(CV:???)
アシュベル(CV:???)
四季(CV:???)
多田家の人達(CV:???)
工場チームの人達(CV:???)


・彼女、お借りします。より
一ノ瀬 千鶴(CV:雨宮 天)
更科 瑠夏又は寺島 詩織(CV:東山 奈央)
七海 麻美又は立花 響(CV:悠木 碧)
桜沢墨(CV:高橋 李依)
八重森みに(CV:芹澤 優)

・魔法少女リリカルなのはより
高町なのは(CV:田村 ゆかり)
フェイト・テスタロッサ又は風鳴翼(CV:水樹 奈々)
八神はやて(CV:植田 佳奈)
リンディ・ハラオウン(CV:久川 綾)
リインフォースⅡ(CV:ゆかな)

・Fateより
アルトリア・ペンドラゴン(CV:川澄 綾子)

・マブラヴより
篁 唯(CV:中原 麻衣)

・SAO(ソード・アート・オンライン)より
アリス・シンセシス・サーティ(CV:茅野 愛衣)

・超次元ゲイムネプテューヌより
ネプテューヌ又はパープルハート(CV:田中 理恵)

・戦姫絶唱シンフォギアより
セレナ・カデンツヴァイナ・イヴ(CV:堀江 由衣)

・闇、冥界、異次元人、その他より
異次元闇人ヤプール(CV:???)
タナトス(CV:???)
パーシバレル(CV:???)
冥界の住人
異次元人
闇の住人
母親(CV:???)
子供(CV:???)
観客達(CV:???)

〜執筆者からのコメント〜

まず、これを読んでくれた読者のみんなに感謝の意を示したい。ありがとう。尚、この物語は、入り口からこの最終話までの全6話で構成されている。途中から入った人は、そちらも合わせて読んで欲しい。さて、最初の方に示してある様に他社のキャラや名前が多く登場していることやある楽曲を使用している。これらは、全てD.Nが許可を得ており、交渉も締結している。俺がD.Nから離れる時も現D.Nの長である多田雅樹から権限を譲渡されているため使用している。これを読んでくれたみんなにはきっと楽しんで貰えたかと感じてる。これだけが心・物語ではなくこれからも物語は、様々な形で続いて行く。自己満足、私利私欲で書いた訳ではない。これもとある遠い日の約束を守るために書いた。そして、あることも含めてな。さて、次は、どんな物語が待っているだろうな。

Thank you for Reading!

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